インゼルTC募集馬を徹底診断!【No.4 テルアケリーの21】

インゼルサラブレッドクラブで募集予定の計20頭を徹底診断

メインライターである牝系研究家のジェンティル、現役馬主ジェイに加えて血統大好きで知られる一口馬主YouTuberのこもこもさんにも加わっていただき、3人の評価をそれぞれ発表します!

※評価はS.A.B.C.Dの5段階です。馬体、歩様に関しては本記事では評価対象としていません。

募集馬プロフィール

牝馬
父 シルバーステート
母父 Tapit
ファミリーNo. F22
価格 9200万円(1口18.4万円)
厩舎 友道厩舎(栗東)
生年月日 21.5.4

牝系研究家ジェンティルの見解

牝系解説

母テルアケリーは米国産馬なので日本での牝祖は母。

6代母Poker Chipを根幹としてファミリーは広がっている。

本馬の5代母Queenpotの一族とその半妹Quarterdeckの一族の2つが枝を広げていて、Queenpotの分岐からはジャックルマロワ賞(G1・芝8F)、ムーンランドロンシャン賞(G1・芝8F)勝ち馬のNorth Jetが出ている。

母は米国産馬ではあるものの元々欧州で広がっていたファミリーだけに芝適性は高い。

また元々スピードのあるファミリーではあったが、母父Tapit、母母父Tabasco Catとここ2代続けてスピードのある種牡馬をつけられていることもあってより強調されているように感じる。

価格を考えれば活力は特筆すべきには至らないが、コンスタントにG1級は輩出しており、一定の評価はできる。

母テルアケリー

母テルアケリーは米国産馬で現役時デルマー・デピュータントS(G1・AW7F)を勝利。

2歳戦からその実力を見せつけた。

本馬は7番仔。

ここまで兄弟は5頭がJRAで出走し3頭が勝ち上がり。

代表産駒はダート中距離で2勝のシティーオブスター(父ハーツクライ)、芝マイルで2勝の現2勝クラスレフトゥバーズ(父ディープインパクト)。

ここ2代にわたってダートのスピード種牡馬がつけられたことがあってか、配合次第ではダートを主戦場にする産駒も輩出している。

ただいずれにせよスピードを武器にする形になっている。

とはいえ母の現役時代の成績を考えれば繁殖成績は少々物足りないか。

まとめ

本馬は父にシルバーステートを迎えました。

シルバーステート×Tapitという組み合わせは出走がありません。

シルバーステートはダートでの勝ち馬もそれなりに輩出していますが、基本的には芝中心。

一時期は産駒に勢いがあったが、勝ち上がり率は30%台と水準級。

本馬の場合はスピードのある牝系で芝ダートどちらでもこなせそうだが、本馬は牝馬なので芝のマイル以下くらいに適性がありそう。

厩舎のイメージと少しアンマッチの血統がどうか。

仕上がりは早いファミリーなので2歳戦からの活躍が期待できます。

評価 C

メインライタージェイの見解

シルバーステート産駒の牝馬です。

父SS系と母父Tapitは勝ち上がり率52%とニックス的な相性の良さです。

ディープインパクト×母父Tapitからはグランアレグリアも出ています。

ディープの後継種牡馬のシルバーステートの種牡馬としてのポテンシャルの高さの1つに、ディープのスーパーニックスであったアンブライドルドやストームキャットなどを含まないことがあると思います。

これを本馬は母系のTapit経由でアンブライドルド、ボトムラインを経由してストームキャットと相性の良い血が散りばめられていて、その配合の良さが際立ちます。

実際、兄妹馬をみてみると、3歳の半姉レフトゥバーズ(父ディープ)はすでに中央で2勝していて、G3共同通信杯にも出走を果たしています。

血統上の懸念を1つ挙げるとすれば、現状シルバーステート産駒は母系にSS系を持ち5代血統ないでクロスを持つ馬の方が好走傾向にある点です。

SS系クロスを持つ馬の勝ち上がり率は37.1%、持たない馬の勝ち上がり率は22.4%とかなりの差があります。

厩舎は友道厩舎です。

厩舎勝ち上がり率は61%とかなり高いですが、預託馬の落札額や募集額も総じて高額馬が多い印象です。

金子氏や近藤氏、大塚氏などの有力個人馬主の預託馬が中心ですが、一口馬主クラブの預託馬ももちろんいます。

しかし、クラブごとの預託馬で厩舎平均以上の勝ち上がり率をマークしているのは、シルク(8頭預託)とG1(3頭預託)のみです。

出走間隔が長いことも影響しているかもしれませんが、リーディングに対して一口馬主の満足度が伴っているか?と言われると肌感覚的には疑問符がつきます。

芝中長距離馬の管理が得意なので、この馬の配合とのマッチングは良さそうです。

キーファーズではドウデュースを管理する厩舎ですから、クラブとの関係性も良好だと思いたいですね。

評価 A

いい馬だと思うが、9200万円一口18.4万円が見合っているかと言われると疑問符、5000万円台だったらS評価だった。

一口馬主YouTuberこもこもの見解

シルバーステート産駒の代表産駒と言えば桜花賞2着のウォーターナビレラが一番に上がると思います。

しかし、シルバーステート産駒は現時点で35頭の勝ち馬が出ていますが、その内牝馬の勝ち馬はわずか10頭しかいません。

これは母方に持っているシルバーホークの影響が強いからであると推測します。

このシルバーホークの影響が強く出るとかなりコルト寄りになる場合が多いです。

(グラスワンダーはこのシルバーホークを父に持ちその後継もコルト気味ですよね)

また現時点で相性が良さそうと思われる血統は、母方に欧州気味の重厚な血統を加えてあげるのが良いのかなと思います。

米国血統を加えてもダート適性に出る産駒があまり見られないことから、個人的にはシルバーステート産駒は「グラスワンダー産駒」に近いイメージで見ています。(あくまでイメージです)

母テルアケリーはAWのG1を制覇した馬。

血統的にも父タピット×母父タバスコキャットという米国色の強い血統。

産駒もダートで勝利を上げている馬がいます。

3/4同血の半姉にレフトゥバーズという重賞でも3番人気になった馬がいますが、この馬はディープインパクト産駒で瞬発力を活かした産駒。

同じディープインパクト型でも、シルバーステートではそこまでの瞬発力は表れないと筆者は思います。

厩舎が友道厩舎なので産駒も芝中距離寄りに出るのでは?と思います。

個人的に価格も高いので評価は低めです。

評価 C

ライタープロフィール

ライター:ジェンティル(貴シンジ)

牝系研究家・競馬ライター

獣医師堀田茂氏に感銘を受け、生物学・遺伝学の観点からサラブレッドの血統を分析。牝系こそがサラブレッドの根幹であると考え、日夜サラブレッドファミリーの研究を行う。個人ブログ『牝系研究者の一口馬主メモ』では月間11万PVを達成。

ライター:ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4000人超え&累計再生200万回超えの元一口馬主YouTuber。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統の配合相性を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、リレーションハート等。

ライター:こもこも

一口馬主系YouTuber

2018年産駒から一口馬主デビュー。
血統をメインに募集額4000万円以下の馬から出資馬を選定するといった、コスパを重視して活動する一口馬主YouTuber。
現在はノルマンディー・DMM・キャロットの3クラブで一口馬主を楽しんでいる。
一口馬主の楽しみをもっと色んな人に知ってもらう為、一口馬主YouTuberとして活動を始める。
関西弁がキツイのはご愛嬌(笑)
代表馬はノルマンディーはバイタルエリア・DMMはバックスクリーン

凱旋門賞同時視聴スペース開催決定!!

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