💡 競馬AI指標(SP値)の見方
本データベースにおける「SP(スピード・パフォーマンス)値」とは、競走馬がレースで発揮した走破時計や対戦相手との着差をもとに、馬場の偏りやペース配分、クラスの格などを高度に補正・数値化した当サイト独自の指標です。
これにより、異なる時期や競馬場でのパフォーマンスを同一基準で公平に比較・評価することが可能となります。
このスコアは偏差値ではなく、「全体の中で上位何パーセントに位置するか」を示す相対的な指標(パーセンタイルスコア)です(最大値は100p)。
50pを中央競馬の平均とし、数値が高いほど優秀であることを示します。
例えば S+ (98p〜100p) であれば、集計対象となった全競走馬の中でもトップ2%に入る傑出した能力であることを意味します。
※本記事の分析データは、2025年末までに中央競馬で行われたレース結果を対象としています。
🔥 総合能力評価


タイムパラドックスの総合評価は E(42p) と控えめなスコアにとどまっています。これは、重賞を賑わせるような一発の大物(上級条件ボーナスを大きく加味した絶対能力)が出にくい傾向を反映したものです。しかし、クラス補正を取り除いた純粋な走破パフォーマンスを示す基礎能力は D(56p) を記録しており、全体のアベレージや下級条件での堅実さは総合評価以上の実力を秘めています。地方交流重賞や中央のオープンクラスで長く渋ぶとく走り続ける「小粒ながら極めて堅実なタイプ」の産駒が多くを占めるのが特徴です。
適性面を詳しく見ると、ダートの短距離から中距離において高い適性を示しており、特にダート短距離は B(79p) と優秀な水準にあります。一方で芝適性は全体的に厳しく、短距離・マイルはともに最低評価の G ランクです。例外的に芝の長距離適性のみ A(84p) という高スコアをマークしていますが、これは極めてサンプル数が少ない限定的な条件下での数値であり、基本は典型的なダート専門種牡馬として捉えるべきです。
また、この種牡馬の最大の武器は、産駒の成績が非常に安定している点にあります。レースごとのパフォーマンスのばらつきを示す「ムラッ気指数(小さいほど安定)」は、176種牡馬中16位に位置する S(91p) を記録。産駒全体の好走のブレの小ささを示す「産駒安定指数」でも、同じく上位20位となる A(89p) と極めて優れた数値を誇っています。大崩れせず自分の走りを確実に発揮できる特性は、馬券検討における信頼度の高さに直結しています。
📊 基本スペックと適性
🏆 代表産駒パフォーマンスランキング(Top 5)
・101以上: 超G1級・年度代表馬クラス
・96〜100: トップG1級
・90〜95: G1級
・80〜89: 重賞級(G2・G3)
・75〜79: オープン級
・70〜74: 3勝クラス級
・60〜69: 1勝〜2勝クラス級
※当サイトが独自に算出した競走馬のパフォーマンス値(補正SP)に基づく上位5頭です。
※不良馬場はSP値が高く出る傾向があります。
🎯 馬場・距離適性と馬券のポイント

ダートにおけるパフォーマンスを精査すると、砂の水分量にかかわらず一貫して安定した力を発揮します。良馬場はもちろん、稍重、重馬場、不良馬場に至るまで、馬場状態を問わず高いレベルでSP値を維持できる強みを持っています。砂を被るタフな状況や泥んこ馬場を苦にしないそのタフネスさは、ダート戦における最大の強みと言えます。

本種牡馬を語る上で絶対に無視できないのが、極めて極端な「性別による能力バイアス」です。性別親和性評価は驚愕の「牡馬優位」を意味する 牡馬S を記録。牡馬のパーセンタイルスコアが D(56p) であるのに対し、牝馬はわずか G(15p) と天と地ほどの開きがあります。この大きな格差は距離別の実績にも色濃く表れており、牡馬はダート短距離で最高評価の S、ダート中距離でも C の高評価を得ているのに対し、牝馬はダートの全距離でDランク以下の低評価に甘んじています。ダート戦での狙撃は牡馬に限定すべきです。
- (買い時・得意条件): 牡馬のダート短距離戦 が鉄板の狙い目です。特に1150m〜1200mでの出走時は、高い連対期待値を誇ります。またコース別では、札幌・新潟・小倉のダート で非常に相性が良く、それぞれで「◯」評価を記録。ローカル場所への遠征時にその驚異的な周回力が冴え渡ります。
- (特徴やバイアス): 叩き上げの血が騒ぐ「使い込み歓迎」のバイアスがあります。休み明けの初戦は非常にパフォーマンスが落ちる傾向がありますが、一叩きされた「2戦目」には勝率・SP値ともに爆発的に上昇します。2戦目評価は S(92p)、3戦目評価は A(80p) となっており、叩き2〜3戦目での単勝回収率は特筆すべき水準に達します。
- (消し時・苦手条件): 芝のレース全般、とりわけ東京・京都・小倉の芝コースは「×」評価であり一切買い要素がありません。また、休み明け初戦(鉄砲)は最低評価の G(4p) であり、60日以上のリフレッシュ明けで出走してきた場合は、人気であっても完全に消し(割り引き)とするのが賢明です。牝馬の産駒も同様にダート戦であっても静観が妥当です。
🐴 年齢別パフォーマンスと一口馬主の視点

年齢別の推移を見ると、本質的な覚醒期は3歳秋以降から5歳に集中しています。2歳戦の時点では牡馬・牝馬ともに完成度が低く、2歳戦のパフォーマンス評価は最低水準の G に甘んじています。しかし3歳時に入ると、牡馬は一気に B 評価、5歳時には A 評価へと大きく上昇します。長く走り続けることで地力がじわじわと強化される、ダート馬らしい見事な持続力を持っています。

一口馬主の投資妙味という観点から見ると、非常に個性的で割り切った出資戦略が必要とされる種牡馬です。まず、産駒のタフネスは異次元のレベルに達しています。勝ち上がり馬の生涯平均出走数は上位5位に入る驚異の S+(98p)。さらに「年間出走ペース(1頭あたりの年間出走数)」は16位となる S(92p)、引退年齢中央値も6.0歳で A(85p) と、「とにかく数多く、高齢まで走り続ける」ことで出資金をコツコツと回収する典型的な「馬主孝行タイプ」です。また、11走〜15走目を走るキャリア後半であってもパフォーマンスの落ち込みが一切見られない「消耗度・後半」評価は驚愕の S+(97p)。酷使されるほど能力が磨かれる驚異的な鉄人ぶりを誇ります。
一方で、長期離脱リスク(故障リスク)は F(23p)(177種牡馬中137位)と高く、脚元の慢性的な弱さや、使い詰めることによる反動から、一度頓挫すると復帰までに相当な時間を要するという明確なマイナス材料も抱えています。早期デビュー率自体は D(53p) と標準的ですが、2歳末勝ち上がり率はわずか9.2%(177種牡馬中151位、評価 G(15p))と非常に低いため、早期の資金回収やクラシックでの大活躍を夢見るような出資には全く向きません。しかし、「牡馬を引き当てれば高確率でダートの頑強な名脇役へと育ち、息長く愛馬の走りを楽しめる」という点においては、一口馬主としての投資価値は確かに存在します。
🧬 配合の傾向(ニックス・アンチニックス)
🔥 好相性(ニックス)
⚠️ 不相性(アンチニックス)
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