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先週のダービー予想で思ったより反響があったので、安田記念も頑張って予想してみようと思います。
よろしくお願いします。
レース概要
東京芝1600mで行われるマイルレース。
リピーターレースが多いことで有名で、今年も出走するシュネルマイスターは一昨年3着、去年2着と2年連続で馬券内にきている。
特に東京1600mで結果を出している馬を最重視するべきレース。かつてはあまり直結しなかったが、直近では阪神1600mでの成績がいい馬も要注目。
マイルレースなのでマイル実績があるのはもちろんだが、その中でも短距離的なスピード能力を持っている馬が活躍している印象。
例えば20年に優勝し21年も2着に入ったグランアレグリアはマイル実績はもちろんだが、高松宮記念2着やのちにスプリンターズSを制覇するなどスプリント能力を示している。
去年の勝ち馬で今年も出走するソングラインも、過去にマイルより長い距離を走ったことはなく、1200〜1600mで出走し活躍している。
逆に中距離適性が高い馬はこの舞台ではパフォーマンスを下げる傾向がある。
例えばアーモンドアイも過去に安田記念は2度挑戦し、2019年は3着、2020年は2着と勝ち切れていない。
馬券内にきているので凡走とまでは言えないが、アーモンドアイの2020年の出走全4レースのうち、唯一の敗戦がこの安田記念となっている。
今年も出走馬の中でも、マイル実績がある馬の中でも
・短距離実績を伴っている馬か?
・中距離寄りだがマイルもこなせるのか?
見極めた上で印をつけていきたい。
過去10年傾向
馬年齢
・3歳【0.0.1.3】
・4歳【5.2.2.26】
・5歳【3.5.3.38】
・6歳【2.2.3.39】
・7歳以上【0.1.1.24】
⇨4歳馬と5歳馬に注目。7歳以上の高齢馬は少しデータ的には厳しいか?
ローテ
・高松宮記念【2.0.1.8】
・ダービー卿CT【2.0.0.8】
・ヴィクトリアM 【1.4.0.10】
・京王杯SC 【1.1.1.24】
・ドバイターフ 【1.1.1.3】
・マイラーズC 【1.0.4.32】
・天皇賞・秋 【1.0.0.0】
・安土城S 【1.0.0.0】
⇨ヴィクトリアM組が連対トップ。高松宮記念などスプリントレースからも複数勝利が出ている。
サンプル少ないがドバイターフも馬券内率高い。今年はこのローテからセリフォスが出走。
東西
・関東【5.7.4.40】
・関西【5.3.6.83】
⇨勝利数は互角も、勝率や複勝率を見ると関東馬に軍配が上がる。
クッション値分析
金曜と土曜の雨でクッション値は9.4以下(水分量多め)になると予想。
この条件の東京芝1600mは複勝率で見ると先行馬が最優勢で、ついで逃げ馬。
中団や後方からの脚質の馬の方が苦戦傾向にある。
しかし先行馬でも、上がり3ハロンが6位以下になると勝率が3.8%まで落ちてしまうので「上がりも使える先行馬」が理想。
血統面で見ると、複勝率が高い種牡馬は
・エピファネイア
・ドゥラメンテ
・スクリーンヒーロー
・キタサンブラック(サンプル少)
などとなっている。
印
◎18ソングライン
○14シュネルマイスター
▲5 ソダシ
△9 シャンパンカラー
☆17ウインカーネリアン
各馬評価
◎18ソングライン
リピーターレースが多いこのレースで、去年優勝馬かつ前走相性がいいヴィクトリアM勝馬のこの馬を本命視する。
5歳馬は成績よく、関東の厩舎所属もプラス。
ヴィクトリアMでは僅差ながら早めに抜け出したソダシを捉えて勝利。
勝負根性と東京マイル適性の高さを見せた。
ソングラインは東京マイルでは…
・未勝利 1着
・NHKマイルC 2着(勝馬シュネルマイスター)
・富士S 1着
・ヴィクトリアM 5着(勝馬ソダシ)
・安田記念 1着
・ヴィクトリアM 1着
と連対を外したのは、去年のヴィクトリアMのみと非常に高い適性を見せている。
ローテは去年と同じで、このレースと相性のいいヴィクトリアMからとなっていて、スポーツ紙報道によると戸崎Jは「去年よりも状態はいい」と発言しているようだ。
追い切りもしっかり動けていて、前走の疲れは感じさせない。
本命は同レースで過去に2度馬券内に来ているシュネルマイスターと迷ったが、フォトパドックを見てシュネルマイスターはやや太め感があったので、ソングラインを本命視した。
これまでも男馬相手で勝負になっているし、牝馬も活躍するレースなので性別は心配ないだろう。
キズナ産駒なので雨上がりで水分を含んだ稍重馬場あたりで最も輝くと考える。
天候も追い風になりそうだ。
大外枠に入ったことで人気が下がれば、オッズに旨味もある。
安田記念は極端に外枠が不利という印象はなく、内側のウインカーネリアンとカフェファラオは前に行くと思うので、スムーズにインに入れそう。
大幅に割り引く必要はないだろう。
○14シュネルマイスター
対抗は去年2着馬のシュネルマイスターを指名する。
一昨年も3着で、2年連続馬券内に来ており、2年とも勝ち馬との着差はほとんどない強い競馬をしている。
国内マイル路線の牡馬現役馬では最高峰のレベルの1頭だろう。
5歳馬ということで、年齢的にも活躍傾向に合致しているし、こちらも関東馬。
鞍上はルメール騎手と頼もしい。
去年はわずかに届かなかったが、仮に去年の再現のように本命馬のソングラインが先に抜け出すことになれば、ルメール騎手が再び差し損ねるだろうか?と考え本命視するか迷ったほど。
フォトパドックで馬体がゴリゴリに仕上がっていたら本命にしていたが、緩さが気になった。
ここからしっかり絞れてきて、プラマイゼロ~ややマイナス体重で当日出走してきたら、ほぼ◎と評価は変わらないほどになる。
パドックでの馬体の仕上がりをしっかりと確認したい1頭。
シュネルマイスターの父Kingmanは日本では産駒が少ないが、海外で主にスプリント~マイルで活躍していて、本レースの活躍傾向であるスプリント能力があるマイラーに合致する。
この血統傾向を裏打ちするように、シュネルマイスターの東京マイル成績は…
・NHKマイルC 1着(2着ソングライン)
・安田記念 3着(勝馬ダノンキングリー)
・安田記念 2着(勝馬ソングライン)
と馬券内を外していない。
また、ここで注目したいのが、同舞台でのソングラインとのワンツーフィニッシュが過去に2度あったということ。
ソングラインが来る展開や馬場であればシュネルマイスターも一緒に来る説。
この仮説の元、本命馬のソングラインが馬券内に来るのであればシュネルマイスターも馬券内に来ると考えて馬券を考えていく。
オッズによっては、この2頭のワイド1点勝負でも面白いと思う。
評価を下げるべきパターンとしては、馬体が緩かった時に加えて馬場が極端に悪くなった場合だ。
海外血統馬なので、道悪適性があるのでは?と考えられる方もいらっしゃるかもしれないがこれまで道悪実績はなく、道悪ではないがドバイや香港の遠征の着順を見る限りパワーがいる馬場は合っておらず、スピードが出る良馬場の方が、適性がありそうな印象をうける。
稍重くらいまでは回復してもらいたい。
▲5 ソダシ
5歳馬世代ばかりになるが、3番手評価にはソダシを取り上げる。
ここまでの3頭と、4番手以降には自分の中では一枚壁がある印象。
マイル適性の高さは疑う余地がなく、ダートのフェブラリーSでも3着に来たことからも道悪になってもこなせるため、重馬場~不良馬場になればシュネルマイスターと評価を入れ替えても良いと思う。
ソダシの過去の東京マイルの戦績は…
・アルテミスS 1着
・ヴィクトリアM 1着
・ヴィクトリアM 2着
と3戦して連対を外していない。
前走のヴィクトリアMは早めに抜け出し着差がほとんどない2着で、ソングラインとの能力差はほとんどなかったといえる。
単勝オッズは旨味がないが、弊サイトのレギュラーライターPON氏いわく、連系のオッズはそこまで人気しない傾向もあるようなので、連系で馬券に絡めていくのが面白そう。
阪神のレースにはなるがマイルチャンピオンSでは、シュネルマイスターに先着する3着となっていて、侮れない。
前述した通りヴィクトリアM組はローテ的にも成績がよく、5歳も活躍傾向。
所属は関西になるためそこはやや減点ではあるが、馬の能力や安定感は間違いない。
5番ゲートは複勝率が高いゾーンで、不安要素は少ない。
乗り替わりとなるが、鞍上川田Jは今の日本で最高峰の騎手、大きな懸念点にはならないと考える。
△9 シャンパンカラー
3歳世代はあまり活躍傾向ではないが、NHKマイルC勝馬で東京マイル実績があるこの馬は抑えておきたい。
キャリア5戦だが、そのうち3戦は東京マイルで走っていて、すべて勝利している。
NHKマイルCでは出遅れながら勝利しているので、今回普通のスタートが切れれば馬券内に突っ込んでくる可能性は十分ありそう。
馬場は稍重だったので、稍重まではこなせるのは証明済み。
血統背景的には重馬場でもパフォーマンスを大きく落とすタイプではないように見える。
そして血統的にこの馬の特筆すべき点は、父がドゥラメンテだということ。
ドゥラメンテ産駒の東京芝マイルのクッション値9.4以下の複勝率は40%を超えている。
最近乗りに乗っている社台F×ドゥラメンテ産駒で、ノーマークにするのは怖い。
3歳馬が不振傾向というデータを皆見ているのか、3歳世代のマイル戦のレベルに懐疑的なのかは不明だが現状そこまで人気しておらず中穴扱い。
15倍以上の単勝オッズがつくのであれば、是非相手には入れておきたい。
5枠9番はいい枠に入ったと思う。
☆17ウインカーネリアン
穴馬として取り上げるのはウインカーネリアン。
この馬はクッション値予想で穴馬に指名する。
まず外枠に入ってしまったのは痛いが、クッション値9.4以下の東京芝1,600mで逃げ~先行脚質の成績がいい舞台なので逃げ残りに期待。
関屋記念を勝利したときには、2番手追走しながら上がり2位の脚を使い勝利。
今回クッション値予想ではまさに、このような「上がりが使える先行馬」が求められていて本馬はズバリ当てはまる。
さらに同条件のスクリーンヒーロー産駒の複勝率が40%を超えていて非常に優秀。
不気味な1頭。
唯一の東京マイル出走となった今年の東京新聞杯では、好タイムで今回出走するナミュールをわずかにではあるが抑えて勝利している点も頼もしい。
軽視した有力馬
セリフォスは有力馬の1頭だが、東京マイル成績は、NHKマイルC4着、安田記念4着、富士S1着と安定して掲示板内にきているが上位馬と比べると1枚落ちる印象。また、全てこれまで良馬場を走っていて唯一パワー系だったドバイターフでは5着に沈んでいることから、雨上がりのパワー系馬場になった時にこの馬にとってベストな環境ではないように思う。
ジャックドールは大阪杯勝ち馬で実力は間違いないがこれまで2000m以外の距離を走ったことがない。
父モーリスなのでマイルはこなせるかもしれないが、中距離寄りになるため今回の好走傾向とは異なるため軽視する。ただ、早い上がりが使える逃げ・先行馬で脚質はあっているので不気味な存在ではある。
![](https://sarala6.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_5555-1024x957.png)
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
2 Responses
[…] 皆さんこんにちは。PONです。 今回は安田記念の予想を発表したいと思います。 是非最後までご覧ください。 ↑牝馬4頭解説動画です、ぜひご覧ください!チャンネル登録と高評価よろしくお願いします! 【安田記念2023予想】過去データ&馬場分析で浮かび上がった注目馬と危険な人気馬は? byぷりくま競馬チャンネルくまお 【安田記念2023予想】海外馬主がガチ予想!ソダシを脅かすのはこの馬だ! […]
[…] みなさん、はじめまして! ぷりくま競馬チャンネルの「くまお」です。僕は、普段YouTubeで予想動画を公開していますが、今回ご縁があって「サララボ」さんで記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。 ↑ぷりくま競馬チャンネルの安田記念予想動画です、高評価とチャンネル登録をお願いします! 【安田記念2023予想】海外馬主がガチ予想!ソダシを脅かすのはこの馬だ! […]