普段はYouTubeチャンネル「PON HORSE CLUB」で毎週主にJRA重賞の予想を動画として配信しておりますが、
今週はドバイの予想をこちらの記事で紹介したいと思います。
実は、そのYouTubeチャンネルでの予想が今絶好調なんです。
中山記念◎ヒシイグアス(4番人気)
弥生賞◎タスティエーラ(2番人気)
金鯱賞◎プログノーシス(1番人気)
スプリングS◎ベラジオオペラ(2番人気)
と、なんと4週連続で本命馬が1着に来ております。
この勢いそのままに、ドバイゴールデンシャヒーンも当てたいと思います!
日本馬の鬼門と海外勢
皆さん、日本馬が1度も勝ったことのないドバイのレースをご存知でしょうか?
ドバイワールドカップ…も鬼門のレースではあるのですが、オールウェザー時代とはいえヴィクトワールピサが1度勝っております。
実は、日本馬が1度も勝ったことないレースが「ドバイゴールデンシャヒーン」なのです。
それだけ鬼門とされているレースであります。
しかし、昔は日本馬は全く歯が立ちませんでしたが、
近年で言うと2019年にマテラスカイが2着、2021,2022年にレッドルゼルが2着と、頂点への距離は徐々に近づいていることは間違いありません。
だからこそこのレースを的中させる為の鍵は、ドバイワールドカップ同様「日本馬の取捨」にあると思います。
今年は日本馬は世界に通用するのでしょうか??
結論を申し上げると、今年日本馬はこのレース、大いにチャンスがあると思います。
と言うのも、今年はアメリカ勢の大将格であるElite Powerが出走して来ないことで、そこまで相手関係が厳しくないからです。
Elite Powerは現在6連勝中のCurlin産駒で、その勢いで昨年のBCスプリントを制しました。
文句無しで現役最強のダートスプリンターだと思います。
しかし、前哨戦であるリヤドダートスプリントを3と1/2馬身で問題なく制したものの、このレースには出走してきませんでした。
なので、今回出走してくるメンバーの中だとアメリカ勢の大将格は4歳牡馬のガナイトだと思われます。
正直,この馬も十分怪物なのですが、前走はリヤドダートスプリントでElite Powerに離された2着でした。
そう考えると、日本馬へのチャンスは広がってきたと思っております。
では、印の発表に参りましょう。
◎レッドルゼル
本命は日本馬、レッドルゼルです!
前走フェブラリーSでは正直展開が向いた面はあるものの、過去2年とは別馬かのような伸びを1600mでも見せ2着に食い込みました。
昨年のフェブラリーS直前のインタビューで川田将雅Jは「1600mは長いと思います。」とはっきりと明言されておりますので、適距離ではないことは間違いありません。
7歳牡馬ながら未だに進化している、強いレッドルゼルを見せつけてくれました。
またこの馬はこのドバイゴールデンシャヒーンで過去2年とも2着に来ていることからも、そのドバイへの適性は抜群です。
そしてドバイゴールデンシャヒーンはリピーターレースであります。
過去にはマインドユアビスケッツが2017,2018年と連覇をしていたり、エックスワイジェットが2016,2018,2019年で2着,2着,1着と来ていることからもそれは頷けると思います。
7歳と高齢であることが心配されるかもしれませんが、このレースは高齢馬でも活躍できるレースで、
昨年の勝ち馬スイッツァランドは8歳馬、2019年の勝ち馬エックスワイジェットは7歳馬です。
前走レモンポップに敗れてはいますが、メイダンのダート1200mはレッドルゼルにとってホームのようなもの。
逆転があってもおかしくないでしょう。
7歳にして成長しているレッドルゼルが、日本馬の悲願を達成してくれることに期待します。
○シーズィーロケット
対抗は穴馬シーズィーロケットにしました。
9歳馬でありますが、前述の通りこのレースは高齢馬でも活躍できるレースなので気にしません。
この馬はGⅠこそ制していないものの、2020年と2022年のBCスプリントで2着に輝いております。
中でも昨年は怪物Elite Powerに対して内で最後まで喰らい付いておりました。
今回アメリカ勢ではリャドダートスプリントでElite Powerの2着だったガナイトが人気するかとは思いますが、
シーズィーロケットもBCスプリントでElite Powerの2着であり、しかも着差はこちらの方が詰まっております。
加えて、この馬には抜群の安定感があります。
キャリア36戦で(12,7,5,12)と、3分の2の確率で馬券圏内に来ております。
また馬券圏外の12回のうち半分以上が若い頃のものであり、
歳をとることでその安定感はより確固たるものになってきている印象もあります。
恐らく人気しないと思いますので、絶対勝つ!とは言いませんが2,3着で面白い馬かと思います。
▲スイッツァランド
単穴はスイッツァランド。
昨年のドバイゴールデンシャヒーンでは日本オッズで13番人気という低評価ながらレッドルゼルに1と3/4馬身をつける鮮やかな勝利を見せて、日本馬の夢を打ち砕きました。
このレース、早めに先頭に立ち、目標にされる競馬ではあったもののそれでも更に伸びて決定的な差をつける非常に強い内容だったと思うし、決して運や展開に恵まれたものだとは思いません。
また、先程申した通りドバイゴールデンシャヒーンはリピーターレースであり、そして高齢馬であっても勝負になるレースでもあります。
前走のドバウィSも10ヶ月振りのレースではあったのですが、問題なく快勝。
状態は昨年とそこまで変わらないものかと思われます。
昨年と比較して今年のメンバーレベルが極端に上がっていることもないでしょうし、このメンバーなら昨年の再現も可能なのではないでしょうか。
☆レモンポップ
特注はレモンポップ。
前走フェブラリーSでは4番手から抜け出し後続を完封。見事GⅠ初制覇を成し遂げました。
個人的にはこのレース、展開は後ろに向いたと思っております。そんな中、4番手から抜け出して勝利したレモンポップは非常に強い内容だったと思います。
この馬はキャリア11戦で(8,3,0,0)と未だに連を外したことが一度もありません。
しかし今回の舞台はキャリア初となる1200m。
そう一筋縄にはいかないと思います。
この馬にとってのベストは1400mであることは多くの方が思っているでしょう。
実際自分もそう思っておりますので、1200mはもしかしたら守備範囲なのかもしれませんが、ベストかと言われると微妙です。
また、実は全8勝全てが東京競馬場であり、他のコースでの実績に乏しいところも気になります。
そういうことを踏まえて今回は評価を下げたいと思いますが、この馬のこれまでの実績や前走フェブラリーSの勝ちっぷりの凄さに敬意を称して、☆という評価にさせていただきます。
印まとめ
◎レッドルゼル
○シーズィーロケット
▲スイッツァランド
☆レモンポップ
PON馬券塾 PON
Youtuber
競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど
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