今回は募集馬見学ツアーに関しての記事になります。
よろしくお願いします!
はじめに
自分は昨年が初めてのツアー参加だったのですが、ツアーに関しての情報をあまり良く知らないまま臨んでしまった為後悔した点がいくつかありました。
今回、読者の方からツアーに関する記事を書いて欲しい!というリクエストがあり、「あ、確かに自分もこういう記事あったら嬉しかったな」と感じた為、今回記事を書かせていただきます。
自分が昨年行ったのはシルク・キャロットの2クラブの募集馬見学ツアーですので、それ以外のクラブとは若干違う点が所々出てきてしまうかもしれませんが、大まかな流れは同じだと思います。その点はご了承ください。
是非最後までご覧いただければと思います。
持ち物と必要な準備
持ち物に関しては、
・飲み物
・携帯、モバイルバッテリー
・レインコート(雨天時のみ)
・虫除けスプレー
これで十分です。
自分はカタログに気付いたことを書き込みまくるアナログな人間なのでカタログは必須アイテムなのですが、デジタルカタログを見て携帯のメモ帳にメモるようなタイプの方でしたら募集馬カタログは必須ではないかもしれません。
また、水分補給に関してはしっかり考えるべきです。
シルク・キャロットのツアーでは500mlの水(昨年はいろはす)を渡されるのですが、特にシルクの場合は時期が7月下旬の為、猛暑が予想されます。
熱中症対策を考えると、人によっては500ml一本では足りない方も多いと思うので、その場合適宜準備をしていた方がいいと思います。
携帯は当然ですよね。ここで注意して欲しいのは、充電対策をしておくことです。
ツアーは約7時間の長丁場となります。あっという間に充電が切れる、なんてことも…。
モバイルバッテリーを準備しておくなどの対策をしておきましょう。(昨年これで自分は痛い目を見ました…)
また、雨が降ったとき用にレインコートを準備しておきましょう。
傘はさせないので少しでも天気予報があやしければ準備したほうが良さそうです。
虫除けスプレーも時期によってはあった方が良いです。アブなどがいたりもするので、不安な方は準備しましょう。
また、地元の方以外だと宿泊用に大掛かりな荷物を持ってきている方も多いと思いますが、駅のコインロッカーなどに荷物を預ける必要はないかなと思います。
というのも、荷物はバスのトランクに入れることができるからです。
ツアー終了まで取り出すことができませんが、それ以外の荷物も自分の座席に置いておくことができます。
なので、バスから降りる際は荷物をバスに置いておき、貴重品とカタログや飲み物だけを持って行動するようなスタイルになるので、コインロッカーに荷物を預けることは不要なのです。
コインロッカーに預けるお金や、探す時間が勿体無いので、最初から預けないで臨みましょう。
ここで、喫煙者の方に悲報です。
昔は喫煙所があったようですが、昨年見学時に喫煙所がありませんでした。
時代の流れなのかもしれません。
ツアーは約7時間の長丁場である為、ツアー開始前に「もうタバコ吸いたくない…」と思うくらい、必ず「吸い溜め」をするようにしましょう。笑
全体の流れ&立ち回り方
1日のタイムスケジュール
バスに乗車し、各イヤリング毎にまとめられて募集馬が集められており、その数箇所をまわります。
参考までに昨年のシルクのタイムスケジュールは以下の通りです。
13:10-14:10 ノーザンファームYearling Y5&Y6:牡馬23頭
14:20-14:55 ノーザンファームYearling Y3:牡馬8頭
15:10-16:20 ノーザンファームYearling Y11&Y12:牝馬31頭
イヤリング毎なので8頭の回もあれば、30-40頭くらいいる回もあります。(勿論時間はそれに応じて違います。)
途中昼食会を挟み、17時に新千歳空港に帰ってくる、みたいなイメージです。
因みに私は昨年が初のツアーで、昼食会は経験したことがないのですが、
私のフォロワーさんに教えていただいた情報によるとこのようなもののようです。
↑写真はフォロワーさん提供
席は特に決まっておらず、前から詰めて座るような形のようです。
レストランでグリーンチャンネルが流れるようなので、週末なら一時競馬観戦も楽しめます。
昼食だとちょうど新馬戦くらいの時間ですかね?
その日ツアーのクラブ馬が出走していたら、迷わず応援馬券を握り締めましょう。笑
トイレは各地に設けられておりますが、前述の通り喫煙所はありません。
各所では各募集馬毎の位置が定められており、まず募集馬周回をした後にその位置に戻ります。
その位置には馬と厩務員さんがおり、その馬を見学。
その馬を触ることもできます。(例外として皮膚病で触れない馬もいますが)
また、厩務員さんに聞きたいことを質問をすれば回答していただけます。
昨年ツアーを経験して私PONが事前準備として必要だと感じたことは2つです。
①見学したい馬を絞り優先度を決める
正直言って1日で募集馬全頭をしっかり見ることは時間的に不可能です。
なので事前に気になる馬を決めておき、その優先順位をなんとなくで良いから決めておきましょう。
ただし、そんなにしっかり「1位、2位、3位…」と決めておく必要はありません。
この○頭は絶対に見る、そしてこの○頭はそれが終わったら見る、更にこの○頭は時間が余ったら見る…みたいな程度で大丈夫です。
そして当日、新千歳空港で点呼が終わると募集馬パンフレットが渡されるので、それを見て更に作戦を練ることをお勧めします。
牧場は広いので、あっち行ったりこっち行ったりだと、時間と体力を消耗します。
できるだけ早く集合場所に着き、早めにパンフレットを戴き計画を練ることがお勧めです。
イメージとしてはディズニーやアウトレットでできるだけ行きたいところに行く為に計画を練るようなイメージです。笑
※裏技として、ツアーを複数日予約して、本当に全頭しっかり見ようとする方もいらっしゃるようです。
参考までに昨年のキャロットツアーにおける自分のパンフレットです。これは赤丸つけているのが見ようとしている馬です。
因みにこの赤丸の数は参考にしないでください、見たい馬が多すぎて全部まわりきれなかった、僕の失敗談です。笑
今年はもう少し絞らないといけないなと痛感したツアーでした。
②優先順位が高い馬の質問を考える
自分の中で特に高評価の馬に関しては、自分の中である程度考えをまとめ、厩務員さんに何を質問するか決めておくことが重要です。
抽選時優先馬候補になるレベルの馬に関しては、ツアーに行く前からしっかり分析し、気になる点をまとめておくこと。
そして、ツアーで確認すること、質問したいことを決めておきましょう。
ツアーが終わってから「あれ、これどうなんだろう…」となっては遅いです。
理想は全ての馬でこうすることではありますが、先入観を持ちすぎるのも良くないと思いますので、私はある程度絞ってしっかり分析することをお勧めします。
ツアーでは何をみる?
ざっくり言ってしまえば、当たり前ですが馬体と歩様です。
そんなのカタログと動画で観れるじゃないか!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、違うんです。
カタログや動画で得ることのできるものって、言ってしまえば「奇跡の一枚」に近いものだと思います。
例えばフォトパドックを100枚撮ったとしたら、そりゃ1番見映えの良い1枚を掲載しますよね。56番目の写真なんて絶対に掲載しません(笑)
なので、ツアーに行く際は一旦カタログや動画の知識を忘れ、しっかりと自分の目で確認することが大事です。
また、ツアーに行く上での特権として、「馬に触れる」というものがあります。
トモは危ないので触れませんが、前脚の筋肉は許可をいただければ触ることができます。
実際に触って、ゴムマリのような筋肉なのか、ガチっとした筋肉なのか、その感触を自分の手で確かめておきましょう。
具体的な馬体の見方や歩様に関しては、こちらの動画で解説しておりますので、宜しければ是非ご覧ください。
どんな質問をすれば良い?
では、どんなことを質問すれば良いのか?
これに関しては、どんな質問をしても良いと思います。
人によっていろんな気になる点があると思うので、適性や性格、予定移動時期など、わからないことはどんどん質問しておきましょう。
そして、現在の馬体重は必ず聞くべきです。
クラブ公式で測尺が発表されてから、ツアーの日まで一般的には数週間ほど時間がありまして、その間にも馬は成長しております。
中にはクラブ公式の発表から30kg近く増えている馬もいるので、これは必ず抑えておきましょう。
しかし、馬体重って正直誰でも質問するんですよね。笑
数値的なデータですし、極端な話自分が聞かなくてもツアーに行った友人に聞いてもらえば解決します。
確かに測尺は絶対に抑えるべき情報ではありますが、それだけではなく「自分がその場にいるからこそ聞ける情報」を厩務員さんから引き出すことが大事です。
自分は某大手人材会社で法人営業をしていた経験があるので、その際の架電や商談におけるノウハウを活用し、「仮説を投げかける」ことを意識しながら質問をしております。
営業時代は事前準備として「3C分析」などをしながら仮説を立て、それを決済者にぶつけながらお客様の情報を引き出しておりました。
馬の分析は「3C分析」程大それたものではないのかもしれませんが、このやり方をツアーでも活用しております。
例えば、
などです。
仮説は多少間違っていても良いんです。大事なのは「正確な仮説を投げかけること」ではなく、「厩務員さんから情報やエピソードを引き出すこと」です。
仮説を投げかけることで、厩務員さんに「あ、この人ちゃんとこの馬のことをしっかり見てきているんだな」と理解してもらうことで、回答にも具体性が生まれます。
ただし注意点があります。
それは、自分の仮説だけをただ延々と話し続けないことです。
何度も言いますが、質問の目的は仮説を話すことではなく、「厩務員さんから情報やエピソードを引き出すこと」です。
長々とした仮説を話していたら、厩務員さんは逆に話す気を無くしてしまうと思います。その点は気をつけ、具体性がありながらもコンパクトな質問を心がけましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今月から募集馬見学ツアー第一弾として、社台サンデーのツアーが始まります。
いよいよ一口馬主のシーズンが始まりますね。
自分はシルク・キャロットの2クラブに入会しているので本格的に活動するのはもう少し先にはなるのですが、
楽しみに待ちたいと思います。
自分も今年はこの2クラブの募集馬見学ツアーに参加する予定ですので、ご一緒の方はよろしくお願い致します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2 Responses
[…] […]
[…] […]