愛知杯2023予想 by展開予想のふーた

執筆者:ふーた

展開や戦績の分析による予想を得意とするライター。

2022年デイリー杯2歳Sではリアルスティール産駒初の重賞制覇を達成したオールパルフェを本命としていた。

今回は2023年1月14日(土)に行われる愛知杯2023を予想する。

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◎3アートハウス

○11ルージュエヴァイユ

▲8アンドヴァラナウト

△2マリアエレーナ

△1サトノセシル

△10ルビーカサブランカ

穴6ホウオウイクセル

展開予想

 明確な逃げ馬はいないがおそらくアイコンテーラーかビジンが逃げる展開になりそうだ。

アートハウスもテンが速く、内目の枠をひいたので一瞬先頭に立つ可能性もあるが、気性面に難があるため、前に馬を置いてレースをしたいため控えることが予想される。

また、中京2,000mは、前半が上り坂となっていることもあり、行き脚がつきにくい。

よって、ミドル寄りのスローでの展開になりそうだ。

狙いたい馬

 今回はスローペースからのロングスパート勝負になりそうな印象。

前半3Fのタイムが37秒台の展開も想定しうる。

金曜日からの雨の影響もあり、スタミナが問われるレースとなりそうだ。

先行してしぶとくのびて来れる馬、もしくはスローペースの展開でも直線だけで差しきった実績のある馬をねらいたい。




各馬総評

◎3アートハウス

 前々走のローズSでは、今回と同舞台で1:58.5の好時計で完勝しており評価できる。

前走の秋華賞では、前々でレースを進めながらラスト2Fで垂れてしまい5着に終わってしまったが、もともと気性に難がある馬であり、道中力んでしまっていた。

また、速めに逃げ馬を捕まえにいく競馬をしたこともあり、最後まで伸びることができなかった故に、敗因は明確である。

それでも掲示板を確保したのは能力の高さの証拠である。

エリザベス女王杯5着のナミュールとは0.3秒差であり、G Ⅰクラスでも通用する実力があることは見て取れる。

今回は秋華賞から3ヶ月の休養期間を挟み、気持ちもリフレッシュしての参戦であり、条件は整っている。

斤量も秋華賞と変わらず55kgと恵まれた印象である。

愛知杯は関西馬かつ前走阪神競馬場の馬の相性が良い。

レース展開的にも内枠を引いたこともあり、道中揉まれることなくレースを進められそうである。

今回の愛知杯は他にも強力なメンバーが揃っており、厳しいレースになることは否めないが、ローズSのパフォーマンスを出してくれれば馬券内は堅いだろう。

○11ルージュエヴァイユ

 3勝クラスを勝ち上がったばかりだが、昨年のオークスでは、比較的スローな流れを上がり2位の末脚を使い6着と能力は十分である。

しかもオークス時はまだ若駒らしさを見せており、舌を出しながら、最後の直線も左右にフラフラと走っており、まだまだ完成系ではなかった上での6着は見事である。

また、個人的に評価したいのが前々走の山中湖特別である。

このレースは前半の600mが37.4秒、1,000mが1:02秒の超どスローのレースながら、上がり最速の33秒フラットの脚を使いほぼ最後方からの完勝をあげており、レベルの違いを見せつけている。

また、今回はこのレースに似た展開になると予想しているため、期待は十分である。

またこの馬、強烈な上がりが印象的ではあるがスタートが管理悪いというわけではなく前走のユートピアSでは中団からの好位差しでもレースを進められる 点も評価できる。

気になるのは初の輸送と距離延長であるが、距離は2,000mもこなしているので大丈夫だろう。

輸送は馬体重が減っていなければ今回は及第点だろう。当日の馬体重に注目したい。




▲8アンドヴァラナウト

 一昨年のローズS勝ち馬で秋華賞3着馬のこの馬がこの程度の人気なら買わないわけにはいかないだろう。

陣営コメントからも重馬場が苦手としているようだが、ここ最近晴れの天気が多く、今日明日の雨程度ではそこまで馬場は重たくないならないと予想している。

前回のエリザベス女王杯は、17着に敗れてしまったが、これは初の2,200mもあった馬が途中から走る気をなくしてしまっていたので度外視できる内容である。

前々走 の府中牝馬Sでは有馬記念4着のイズジョーノキセキやGⅠ3勝のソダシなどの実力馬と差のない競馬を見せており、能力は高い。

ローズSを勝っているように中京2,000mの長く脚を使える舞台もあっているように思う。

ここ最近はムラっ気のあるレースが続いているようだが、その分、実力馬が妙味のあるオッズにもなっている。

陣営もここを目標に調整してきたとのコメントしており、最終追い切りもビシッと仕上がっているように思う。

人気次第ではもう少し印を下げるかもしれないが、現状なら買いの1頭である。

ライター:ふーた

20歳から競馬を始め、学生時代はライタージェイと夜な夜な競馬新聞と睨めっこする日々を送る。ギャンブルよりも競馬予想が好きで、自分が馬券を買わない日でも予想は行う競馬通。コロナ前の日本ダービーでは、徹夜で並んでいる姿が某スポーツ紙に写真付きで掲載された。

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