執筆者:ふーた
展開や戦績の分析による予想を得意とするライター。2022年9月11日に行われたセントウルステークスでは人気馬ながら勝利したメイケイエールを本命に。仕上がりの甘さを指摘し評価を下げたソングラインは5着だった。
印
◎10オールパルフェ
○8クルゼイロドスル
▲2ダノンタッチダウン
×4トーセントラム
注目馬分析
◎10オールパルフェ
本命は逃げが予想されるこの馬にした。
大外枠に入ってしまったが、メンバー構成上、テンの速い馬がおらず楽にハナをとれる事が予想される。
この馬はスタートがものすごく速いわけではなく二の足を使ってハナをとるタイプなのでむしろ外枠の方が好都合だろう。
前走の未勝利戦では4コーナーで並ばれるが、直線でもう一回脚を使い後続を2馬身突き放しての競馬は圧巻だった。
新馬戦こそ、新馬世代で注目株のノッキングポイントに敗れてしまったが、後続にはしっかりと着差をつけての勝利である。
ノッキングポイントがサウジアラビアRCで4着に敗れた事により、この馬の強さが不安視されるが、サウジアラビアRCは圧倒的に前残りの展開であり、後ろから差してきた馬は軒並み崩れたため問題ないと考える。
デイリー杯の過去10年の逃げ馬の複勝率は40%とまずまずの成績を残していることも強調材料だ。
また、過去10年間で上がり3位以内の馬が30頭中25頭馬券になっているが、本馬は逃げ馬ながら前走では上がり2位の脚を使っており、心配はなさそうである。
やや人気しているので、ショーモンやフォーサイドナインに目標にされた場合、前が総崩れの可能性はあるが、新馬も差し馬有利の展開の中、逃げ粘る競馬もできている。
頭までとはいわずとも馬券の軸にはもってこいの馬である。
○8クルゼイロドスル
対抗は今年デビューした注目の種牡馬・ファインニードル産駒のこの馬にした。
新馬戦こそアルテミスSで1倍台の1番人気に支持された有力馬のリバティアイランドに負けてしまったが、これは相手が悪すぎた。
内容としても先行してしっかりと上がり3位の末脚を支えており好内容だった。
前走の未勝利戦もスタートで少し出遅れたものの、終始外外を回すロスの多い競馬をしながらも早めに抜け出したアサクサヴィーナスを捉え切ったのは素晴らしい内容である。
今回のデイリー杯は阪神の外回りコースで行われるため最後の直線が広くこの馬の末脚を十分に活かせる舞台である。
前走、直線で鞭かに反応してか、少し左によれてしまった点は少し不安が残るが、今回も外外を回す競馬が予想されるため多少のよれは大丈夫だろう。
今回のメンバーはハイレベル戦を勝ち上がってきた馬がおらず、本命評価したオールパルフェとこの馬が唯一重賞で成績を残している馬と対峙してきている。
能力上位には間違いない。
▲2ダノンタッチダウン
▲はこの馬にした。
前走の新馬戦では前有利のスローの展開の中、大外から差し切ったのはお見事だった。
2・3着馬も未勝利戦で好成績を残しており、そこまで弱いという印象はない中での勝利は流石良血統と言わざるを得ない。
今回もスローペースになり、直線でヨーイドンの競馬になれば突き抜けそうな印象は持っている。
今回初めての阪神での競馬となるが、兄弟にマイルCS3着馬の実績を持つダノンザキッドや阪急杯2着の実績を持つミッキーブリランテがおり、問題はなさそうである。
ただ今回は朝日杯orホープフルへのステップといった印象が強く、馬体を見ても仕上がり切ってはいないように感じる。
そういった中でどこまでやれるのかこの馬の真価が試されるレースとなりそうだ。
買い目
単勝8
ワイド8−10
10は軸最適の◎で差される可能性もある。安定感は10だが、8に差される気もして単勝は8に。
ライター:ふーた
20歳から競馬を始め、学生時代はライタージェイと夜な夜な競馬新聞と睨めっこする日々を送る。ギャンブルよりも競馬予想が好きで、自分が馬券を買わない日でも予想は行う競馬通。コロナ前の日本ダービーでは、徹夜で並んでいる姿が某スポーツ紙に写真付きで掲載された。
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