執筆者:ふーた
展開や戦績の分析による予想を得意とするライター。
先日行われたデイリー杯2歳Sではリアルスティール産駒初の重賞制覇を達成したオールパルフェを本命としていた。
今回は2022年11月26日に行われるラジオNIKKEI杯京都2歳Sを予想する。
印
◎6グランヴィノス
○7グリューネグリーン
▲10コスモサガルマータ
△2シュタールヴィント
△8スマラグドス
×4トップナイフ
レース展開展望
ここ最近は出走馬も少なく、比較的落ち着いた展開になることの多いとうレースだが、今回はフルゲートの16頭だてとなる。
それほど、ここを取って暮れの2歳GⅠ、さらにはクラシックを見据えた馬が多く、タフなレースになることが見込まれる。
また、今回はリステッドの萩ステークスを先行して好走したトップナイフやナイトキャッスルが出走してきており、もちろんノーマークに他の馬たちが逃がすとは思えない。
”そこそこのペースで流れる展開”になると予想している。
また、先週のマイルCSからもわかるように、京都競馬場が使用不可の影響でかなり馬場が痛んでおり、スタミナ+瞬発力勝負になっているようにも見える。
注目馬コメント
◎グランヴィノス
圧倒的1番人気の一頭がだがここは逆らえないと見た。
グランヴィノスは、前走の阪神2,000mの新馬戦はスローの流れで先行有利な展開をじっと我慢し、最後の3ハロンだけの競馬にはなったが、騎手のサインに素早く反応し、余裕の手応えで差し切っており、着差以上の内容だった。
2着のセレンディピティと3着のティムールは次走を上がり最速で未勝利勝ちしており、決して弱い相手ではない。
距離もまだまだ伸ばせそうなくらいの余裕を見せており、スタミナ面も問題なさそうである。
先週のマイルCSを勝ったセリフォスの競馬をしてくれれば快勝もあると考える。
また、このレースはノーザンファーム生産馬が強いレース。今回はノーザン生産馬はこの1頭のみ。
この馬だけで十分だろうという思惑も読み取れる。
鞍上の川田騎手も阪神2,000mは得意としており、心配はない。
クラッシックへ向けて負けられない1戦となりそうだ。
○グリューネグリーン
対抗は前走強い競馬を見せたこの馬にした。
未勝利戦こそ、勝ち馬のミッキーカプチーノに直線でキレ負けをする完敗だったが、これは馬がまだ競馬を覚えておらず、ムチにあまり反応していなかったため度外視できる。
また、2,4着馬も次走で未勝利勝ちを収めており、レースレベルも高そうだ。
前走の未勝利戦では、エエヤンが最初の1,000mを57.9秒で逃げたものの、番手で強気に追いかけ、直線で悠にエエヤンを交わすと、後続を突き放し0.4秒差の圧勝だった。
大逃げ馬の番手は最高の位置取りに見えるが、この馬の場合、ラスト6ハロンあたりから追いかけて、ジリジリと長い脚を使っての快勝はスタミナ面を大いに評価できる。
スタートも早く、前目で競馬ができるのもよい。
前目が崩れるようなことがあっても、粘りこみが期待できる1頭である。
キングカメハメハ系もこのレースと相性が良く、騎手も追えるミルコ・デムーロ騎手である。
この馬は案外、軸に最適かもしれない。
▲コスモサガルマータ
▲はかなり迷ったが、紫菊賞の勝ちっぷりを評価し、この馬にした。
紫菊賞では、スローの流れじゃら大外をぶん回し、1 頭だけ格の違う脚を見せつけた。
スタートが速くない馬のため、後方からの競馬になるが、騎手が促してからの加速力はすでに重賞クラスのポテンシャルを秘めていたように思える。
血統構成やこれまでのレースから少し短距離向きかな??という点は否めないが、そこはポテンシャルでカバーできると考えている。
前走阪神外回りからの成績もこのレースは相性が良い。
オープン(リステッド)からのローテーションもこのレースは好材料である。
鞍上もムーア騎手に乗り替わり付け入る隙はないはずである。
後方待機からの豪脚を期待したい。
ライター:ふーた
20歳から競馬を始め、学生時代はライタージェイと夜な夜な競馬新聞と睨めっこする日々を送る。ギャンブルよりも競馬予想が好きで、自分が馬券を買わない日でも予想は行う競馬通。コロナ前の日本ダービーでは、徹夜で並んでいる姿が某スポーツ紙に写真付きで掲載された。
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