執筆者:ふーた
展開や戦績の分析による予想を得意とするライター。
先日行われたデイリー杯2歳Sではリアルスティール産駒初の重賞制覇を達成したオールパルフェを本命としていた。
今回は2022年12月3日に行われるステイヤーズステークスを予想する。
印
◎1ディアスティマ
○7シルヴァーソニック
▲9ディバインフォース
△13アイアンバローズ
△14エドノフェリーチェ
△6ナムラカミカゼ
展開予想
1枠を引いた1番人気のディアスティマが逃げるややハイペースな展開になると予想する。
昨年の天皇賞春では、1,000mを59.8秒で逃げた実績があるだけに、逃げる実力があるのは確実である。
また1番人気であることからも他馬からの注目の必至。
ディアスティマを追いかけて早めにまくる馬が出て来れば、究極のスタミナ戦になることは間違いない。長距離での実績があるスタミナ馬から狙ってみたい。
各馬総評
◎1ディアスティマ
本命は戦績的に1枚上手のこの馬にした。
前走の京都大賞典では、ハナこそユニコーンライオンに譲ったものの、最終コーナーではユニコーンライオンを早めに追いかけての強気の競馬をみせた。
抜かされた4 頭は全て外から差してきた馬であり、先行馬は下位に沈んでいるところを見るとかなりのスタミナ馬であることが伺える。
今回人気しているアイアンバローズやディバインフォースとも差のない競馬ではあったが、2頭とも後方からレースの流れに乗って差してきただけであり、価値のある競馬をできていたのはこの馬だけだった。
また、前前走の札幌日経オープンでは逃げて、上がり2位の末脚を見せ、天皇賞春ではワールドプレミアやディープボンド、カレンブーケドールやウインマリリンなどGⅠでも勝ち負けする馬と逃げて自分の競馬をした上での6着と実力があることは間違いない。
今回は1番人気に支持されており、目標になることは間違いない。
そこそこのペースを刻んで、得意のスタミナのいるレース展開に持ち込めば間違いなく馬券内にはくいこめるであろう。
○7シルヴァーソニック
対抗は昨年の同レース3着馬のシルヴァーソニックにした。
あまり評価されていない印象があるが馬柱だけで見ると、前走の競争中止を除けば、過去10戦で7回馬券内に入っており、またどの競馬場でも掲示板はほぼ外さないといった堅実な馬である。
重賞に入ってからは速い上がりは使えていないが、安定した先行力で粘り込んだ競馬ができる印象があるだけに単勝は買いづらい印象があるのかもしれないが、馬券には絡めないといけない1頭である。
今回のレースは究極のスタミナ戦になると踏んでいるだけあって、3,000m以上のレースを何度もこなしているこの馬に向いた展開になると予想している。
血統的にもオルフェーブル産駒とタフなレースに強い血統であり不安はあまりない。
鞍上も川田騎手からレーン騎手に乗り替わり、外国人騎手と相性のいいこのレースには好材料である。
休み明けではあるが調教も不安なく乗り込めており問題はない。
叩かれた上澄みがないのは少し不安要素であるが、持ち前の堅実さを生かして、上位に粘り込んで欲しい。
▲9ディバインフォース
昨年の勝ち馬であるこの馬を▲とした。
位置取りに少し難がある馬であるが、直線では確実に伸びてくる末脚を持っているのがこの馬の売りである。
昨年の同レースでは徐々に位置取りを上げていき、最後は他馬を圧倒する末脚だった。
昨年のアイアンバローズが逃げた1,000m通過タイムが1:05.3の超スローペースでも、中位からまとめて差し切ったのはかなり評価ができる。
前走の京都大賞典では最低人気ながらも最後方から伸びない内を縫っての上がり2位での7着はそこまで悪い内容ではない。
また、札幌日経オープンも最高斤量を背負わされながらも上がり最速を叩きだしており、位置取りさえ取れれば問題はない馬である。
ステイヤーズステークス後は鳴かず飛ばずの競馬が続いたが、過去入賞した馬たちを見てもリピーターが多く、またこのレース以外を大敗しても、ここでは上位に食い込めるほどの適性が問われるレースである。
(2020年:アルバート⇦京都大賞典16着からの2着、2018年:モンドインテロ⇦京都大賞典9着からの3着etc..)昨年の勝ち馬を軽視することはできない。
ライター:ふーた
20歳から競馬を始め、学生時代はライタージェイと夜な夜な競馬新聞と睨めっこする日々を送る。ギャンブルよりも競馬予想が好きで、自分が馬券を買わない日でも予想は行う競馬通。コロナ前の日本ダービーでは、徹夜で並んでいる姿が某スポーツ紙に写真付きで掲載された。
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