G1は3連複フォーメーションで買うことが多く、◎→3頭→5頭のように流していきます。
◎は勝つというより一番3着以内に来る確率が高そうな馬を検討します。
たまに序列がつけられないときは馬連ボックスにしたりもします。
基本的には◎と○か▲の両方が来ないとハズレという買い方ですね。
印
血統派からしたら今年のダービーはとても難しい。
これまではディープインパクト×米国血統の実績馬を買っていればよかったのに、まずディープインパクト産駒がいない。
さらに、キレ重視の競馬からタフで速い「ドゥラメンテ的」競馬にシフト。
そうなると、今年の出走馬も非常に血統バラエティに富み、面白いものの非常に難解。
各馬評価
◎ソールオリエンス
本当は本命にしたくないけど、絶対能力が抜けてるので取り上げざるを得ない。
本命にしたくない理由としては、特にサドラーズウェルズを持った馬はダービーと非常に相性が悪く、サドラーズウェルズ系の母父モチベーターのポテンシャルはタイトルホルダーやステラリアなどを見ても疑いようはないが、やはりタフな条件で活躍している。
ダービーのような直線で爆発させるような乗り方には向かないし、実際に皐月賞でのぶっこ抜きも、重馬場外バイアスだからこそあそこまで突き抜けられたと思われる。
ただ、そういった条件を無視してもあの末脚は衝撃的すぎた。
1番勝ちそうだと思うし、勝てなくても3着以内は硬いのでは。
あとはいつも東スポ競馬さんのフォトパドックを参考にしているのですが、圧倒的に1番出来がいいと感じました。
逆らえません。
○スキルヴィング
キタサンブラック産駒で突き抜ける馬はHaloを刺激した馬。
キタサンブラック産駒で一番突き抜けているのはイクイノックスですが、その母父キングヘイローはHalo≒Drone≒Sir Ivorを持っている。
スキルヴィングは母父アドマイヤベガでサンデーサイレンス(Halo系)。
さらに母父トニービンがかさなっており、まさに東京2400で突き抜ける血統。
また母母母父母クードフォリーはHalo産駒の名牝。
イクイノックスまでとは言わないが、十分キタサンブラックで突き抜ける素地は持っている。
青葉賞馬はダービーを勝てないジンクスがあるが、本馬の母父シンボリクリスエスやゼンノロブロイのように、本当に強い青葉賞馬は2着には来ている。
ジンクスが破れなくとも馬券内という観点からは十分に期待できるし、圧倒的好成績を上げる1枠ということもあり対抗に。
ちなみに、自信『が』ありますと言ったそうですが本当ですかね?
▲1ファントムシーフ
こちらも血統的には中々チョイスしにくい。
ハービンジャーはブラストワンピースやディアドラなど排出したものの、東京2400G1での実績はない。
また血統面でもダンジリ=プロミシングリードの2×2と言える意欲的な配合であるが、ダンジリを強化してダービーに向く馬になるかと言えばNO。
血統表の半分をダンジリが占め、さらにダービーと真逆の方向性のサドラーズウェルズを持ち、サンデーもキンカメも持たない。
それに加えてテン乗りと、字面だけを見れば速攻で切ってしまいたくなるが、そもそも今年はディープインパクト産駒がおらず、ここまでのトライアルや世代重賞を見てもレースの質自体に変化を感じる。
逆に、共同通信杯に勝ち、皐月賞上がり2位の3着、更にダービー男の武豊騎乗と聞けばむしろ大本命にしたくなる。
フォトパドックではハービンジャー感が強く出てきているが、走りは豪快かつ伸びやかで夢を託してしまいたくなる。
この馬が勝てば日本競馬の大転換点と思うが果たして。
▲2トップナイフ
こちらもワンスウエド牝系にダンジグ系種牡馬と聞くと買いたくはない(笑)
ただブラッシングブルーム4×4らしい素晴らしい粘っこさを持っている。
いずれも2着ではあるもののホープフルSでも弥生賞でも直線で後続が押し寄せてきて「かわされた」と思った瞬間からグググッと伸びていくさまはテイエムオペラオーを彷彿とさせる。
直線が伸びてその味が生きるタイプではないものの、明らかにこんな低い人気(執筆当時10番人気 50倍)ではない。
・リステッド勝ち
・ホープフルSと弥生賞2着
・皐月賞は全くタイミングが合わず最後方からの競馬になってしまったが上がり2位でレースをまとめる
オッズとの乖離が一番大きいこの馬を穴候補で入れたい。
以下は対抗候補で、当日のパドックや馬体重などで上下させます。
△1タスティエーラ
皐月賞はこの馬が勝ったレースだった。ただ1頭訳の分からない馬がいただけで…
血統構成的には、いかにも中山や非根幹が向きそうな構成ではあるが世代屈指の実力は持っているし、他馬もそこまでダービー的な血統をしている馬も少ない。
ファントムシーフやトップナイフが来るようなレースになればタスティエーラも来る。
▲と入れかえ候補
△2ドゥラエレーデ
ディープキンカメ亡き後の日本競馬のど本流はドゥラメンテ。
UAEダービー2着だからダート馬ということもなく、むしろドバイやアメリカのダートで勝ち負けするには日本の芝適性がある方が対抗しうる。
母方はHaloの影響も強く、伸びやかというよりは機動力出来な足さばきなので東京はどうかも、ドゥラメンテの爆発力は抑えて損はない。
☆シャザーン
フォトパドックではつい手が止まってしまった出来。
☆ハーツコンチェルト
ここまでダービー向き血統という馬がいなかったが、一番ダービー的なのはこの馬。
ハーツクライ×アメリカスピード牝馬はドウデュースと同じく。
☆シーズンリッチ
毎日杯の勝ち方も悪くなく、血統構成もハーツコンチェルトにドゥラメンテを配合したようなダービー的配合。
ただね…鞍上が…鞍上が違えば▲くらいに評価していた。。。
☆入れかえ候補
フリームファクシ
メタルスピード
サトノグランツ
オッズ的にもついているため、様子を見ながら入れ替えたり点数が増えることを承知で加えたりするかも。
M石土井
ゴルシ産駒研究者
一口馬主を京都サラブレッド、YGG、広尾、DMM、ノルマンディーなどで楽しんでいる、ゴルシ産駒研究者。noteにてゴルシ産駒にまつわる投稿を行っている。血統分析に重きを置くスタイルで、代表出資馬はドライスタウトやグランベルナデット。ゴールドシップ産駒ではオルノアやブルーローズシップなどに出資している。
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