ゴルシ産駒を研究してやまない、エムイシです。
今回はゴルシ産駒の最新版ニックス情報についてお届けしていきます、募集馬検討やPOGなどにお役立てください。
はじめに
最近(半年くらい)ゴルシをサボっていたので、改めてゴルシ産駒からニックスを見直します。
今回は短め、コンパクトな内容でお届けします。
ある程度サンプル数が揃っている場合は、獲得賞金順や重賞馬一覧を見ればいいです。
少なくとも爆発力のある血統構成は見えてきます。
ニックス要素
1,ロージズインメイ
当然すぎるので省略。
2,マイネプリテンダー牝系
獲得賞金1位2位独占のマイネプリテンダー牝系。
岡田一族の紡いできた歴史がゴルシで完成するのがエモい。
基本的に好相性の血統ばかり連なっているので、活躍するのは必然。
3,メイショウ関係(三嶋牧場生産)
牡馬のゴルシと言えばメイショウタバル・メイショウブレゲですが、ゴールデンスナップも母メイショウ。
なおこの3頭は全て三嶋牧場生産で、三嶋牧場らしいアメリカ要素もある万能血統。岡田血統とは違うアプローチであるが、これも実にゴルシ向き。
あと、育成能力なのか、繁殖の質の格の違いなのかわからないですが、社台グループ生産も頭数の割に成績がエグい。
4,母父80年代的な米国血統
現代の米国血統は筋肉過多のムキムキパワーに寄り過ぎているため、ゴルシと相性が悪い。
逆に、80年代的な米国血統はパワーの中にも柔軟性や軽さ、欧州の影響を受けた馬が多いので、それがゴルシとよく合う。
・カコイシーズー(86年産)→父アリダー(75年産)
・ブライアンズタイム(85年産)
・フレンチデピュティ(92年産)
・ロージズインメイ(00年産)→父デビルヒズデュー(89年産)
分かりづらいと思うんですが、最近のノーザンとかが輸入したキラキラしたストームキャットやアンブライドルズソングとかの最新米国血統じゃない、ちょっと古い血統です。
5,母父欧州ステイヤー
米国血統は、スピード×スタミナがうまく噛み合えばオープンクラスまで行ける。
一方で母父欧州ステイヤーは、獲得上位20頭にはいないが、中位の馬になると大量に出てくる。
スタミナを更に強化して荒れた福島2600mなどゴルシらしい能力を強化する(が、福島2600mの上級条件は無いのでオープンまで行けない)。
・オペラハウス(KG6&QES 2400m)
・ルールオブロー(英セントレジャー 2900m)
・コンデュイット(英セントレジャー 2900m)
・ダルシャーン(仏ダービー 2400m)
あとは母父ではないけどニックスなのが
・ニジンスキー(英ダービー・凱旋門賞)
80年代的米国に繋がる血統を持っている欧州スタミナ馬。
6、母父日本馬の場合
最近は母父日本馬の活躍馬も増えてきました。
・ゴールデンスナップ(タニノギムレット)
・ヴェローチェオロ (タイキシャトル)
・カヨウネンカ (ゼンノエルシド)
・エリダヌス (ダノンシャンティ)
ただこれらも、ある程度1~5で説明がつきます。
・ゴールデンスナップ(タニノギムレット)
▶ブライアンズタイム系
・ヴェローチェオロ(タイキシャトル)
▶ロージズインメイと同系統+ニジンスキー
・カヨウネンカ(ゼンノエルシド)
▶ニジンスキー系
・エリダヌス(ダノンシャンティ)
▶ダルシャーン持ち
まとめ
結構わかりやすいゴールドシップ産駒。
小難しい血統論は省いて、簡単なゴルシ産駒チェックのお手軽ハンドブック的な形で作りました。
ご活用ください。
M石土井
ゴルシ産駒研究者
一口馬主を京都サラブレッド、YGG、広尾、DMM、ノルマンディーなどで楽しんでいる、ゴルシ産駒研究者。noteにてゴルシ産駒にまつわる投稿を行っている。血統分析に重きを置くスタイルで、代表出資馬はドライスタウトやグランベルナデット。ゴールドシップ産駒ではオルノアやブルーローズシップなどに出資している。
No responses yet