💡 競馬AI指標(SP値)の見方
本データベースにおける「SP(スピード・パフォーマンス)値」とは、競走馬がレースで発揮した走破時計や対戦相手との着差をもとに、馬場の偏りやペース配分、クラスの格などを高度に補正・数値化した当サイト独自の指標です。
これにより、異なる時期や競馬場でのパフォーマンスを同一基準で公平に比較・評価することが可能となります。
このスコアは偏差値ではなく、「全体の中で上位何パーセントに位置するか」を示す相対的な指標(パーセンタイルスコア)です(最大値は100p)。
50pを中央競馬の平均とし、数値が高いほど優秀であることを示します。
例えば S+ (98p〜100p) であれば、集計対象となった全競走馬の中でもトップ2%に入る傑出した能力であることを意味します。
🔥 総合能力評価


アドマイヤムーンの総合評価は、全種牡馬のなかで中堅クラスに位置するD(54p)、基礎能力もD(51p)という評価に留まっています。しかし、注目すべきは配合相手となる繁殖牝馬の質を示す繁殖CPIがF(36p)という、かなり厳しい環境からスタートしている点です。恵まれた環境ではないにもかかわらず、芝短距離適性ではA(80p)という驚異的なスプリント適性を産駒に伝えることに成功しています。
距離適性は明確に短距離に特化しており、芝マイルまではC(65p)と踏みとどまるものの、芝中距離はD(50p)、クラシック距離はF(39p)、長距離はF(24p)と、距離が延びるにつれて明確にパフォーマンスを落とします。ダート適性はさらに厳しく、ダ短距離のF(23p)を筆頭に、マイルや中距離は最低ランクのG評価に沈んでおり、完全に「芝のスプリント・マイル戦」に能力を極振りした潔いプロフィールが特徴です。
一方で、産駒が特定のクラスや重賞で大駆けする能力に長けており、生涯重賞出走率はB(71p)と非常に高い水準を誇ります。特殊能力としては、ローカルの小回りコースに抜群の強さを見せ、小倉の芝コースで◎、福島の芝でも◯という特異な適性を示しています。稍重の芝コース(芝稍◯)や、3勝クラスからオープン特別・G3重賞(3勝クラス◯、OP(L)◯、G3◯)において、驚くほどの決定力を発揮する馬を多数送り出しています。
📊 基本スペックと適性
🏆 代表産駒パフォーマンスランキング(Top 5)
・101以上: 超G1級・年度代表馬クラス
・96〜100: トップG1級
・90〜95: G1級
・80〜89: 重賞級(G2・G3)
・75〜79: オープン級
・70〜74: 3勝クラス級
・60〜69: 1勝〜2勝クラス級
※当サイトが独自に算出した競走馬のパフォーマンス値(補正SP)に基づく上位5頭です。
※不良馬場はSP値が高く出る傾向があります。
🎯 馬場・距離適性と馬券のポイント

芝とダートの走破割合は完全に芝に偏っており、芝では非常にハイレベルなスピードを発揮するものの、ダートではパフォーマンスが致命的に低下します。芝コースにおいては稍重馬場(芝稍◯)でも全くスピードが衰えないタフさがあり、やや渋った馬場でも強気に行ける点が強みです。しかし重馬場、不良馬場まで極端に悪化すると適性が下がる傾向にあります。ダートは良馬場(ダ良△)や稍重(ダ稍△)をはじめ、全会場で苦戦を強いられています。

性別によるパフォーマンスのバイアスが明確に存在し、牡馬のSPパーセンタイルはE(42p)、牝馬はF(29p)と12ptの開きがあり、総合的には牡馬が優位な種牡馬です。ただし、距離別の適性を見ると面白い現象が確認できます。牡馬は芝短距離(評価B)と芝マイル(評価B)の両方で安定した強さを見せ、マイル重賞でも勝負になる体力を持ちます。これに対し、牝馬はマイル戦(評価E)や中距離(評価F)では大きくパフォーマンスを落とす一方で、芝短距離ではA評価の抜群のスピードを示します。牝馬に関しては「極端な1200mスプリント特化型」として捉えるのが鉄則です。
- (買い時・得意条件): 芝1200mのスプリント戦が最大の主戦場。特に小倉(芝評価◎)や福島(芝評価◯)といったローカルの小回りコース(評価◯)が最もパフォーマンスが跳ね上がる条件です。馬場状態は稍重までなら割引不要。牝馬の1200m戦、牡馬の1400m〜マイル戦は絶好の狙い目となります。
- (特徴やバイアス): 叩き良化型のバイアスが非常に強く、休み明け初戦よりも、使い込んで3戦目以降に大きく成績を伸ばす性質があります。
- (消し時・苦手条件): ダート戦は条件(東京・中山・中京・京都・新潟・福島・小倉などの全ダート)を問わずすべて消し。芝であっても2000m以上の長距離戦は完全に適性外となります。また、中央場所(特に東京・新潟などの長い直線を擁する大回りコース)の芝マイル以上ではキレ負けしやすいため評価を下げるべきです。
🐴 年齢別パフォーマンスと一口馬主の視点

本馬の産駒における成長曲線をロジカルに紐解くと、短距離馬のイメージを覆す極めて興味深い晩成持続型の推移が浮かび上がります。2歳時および3歳期においては、完成度の低さからパフォーマンスはやや頭打ちの傾向を示し、ポテンシャルを発揮しきれないケースが目立ちます。しかし、4歳を迎えると状況は一変し、体質の強化とともにパフォーマンスは安定して高いレベルへと急上昇を遂げます。この優秀なパフォーマンスは5歳、さらには6歳以上の高齢期になっても衰えることなく維持され、息の長い活躍を見せます。特に牡馬は4歳時に本格化し、牝馬にいたっては6歳以上で最も高いパフォーマンスを発揮するというデータが出ており、母系から受け継いだスピードを頑健な体質によってじっくりと開花させる特徴を持っています。

一口馬主の投資妙味という観点から分析すると、本馬は早期回収を狙うタイプではなく、圧倒的な『中長期高稼働』によって出資原価を回収するモデルと言えます。早期デビュー率(2歳7月迄)は23.3%(177頭中99位相当)、2歳末勝ち上がり率は13.7%(177頭中104位相当)と、初期の回収スピードこそやや頭打ちの感は否めません。しかし、ひとたび勝ち上がれば、生涯OP入り率10.5%(177頭中86位相当)という確かな上級クラスへの到達力を誇ります。さらに特筆すべきは、勝馬の平均出走数や年間出走ペースがクラス平均を大きく上回るパフォーマンスを示し、引退年齢中央値も5.8歳と極めて優秀なタフさを備えている点です。繁殖牝馬の質に対して非常に優れたコストパフォーマンスを発揮しており、古馬になってからの豊富な出走回数と特別出走手当の積み上げにより、最終的な回収妙味は極めて優秀な水準に達するでしょう。
一方で、総合評価が低めの並の種牡馬であるゆえに、懸念すべきは「故障・長期離脱リスク」がE(49p)と並以下である点です。これだけタフに数多く使われる産駒たちですが、どうしても使い詰めの反動が出やすく、体質の弱さから一度歯車が狂うと長期休養を余儀なくされる故障リスクが付きまといます。ローテーション的には、休み明けの初戦SP(評価E(40p))や、初戦から2〜5走への上積み(評価G(15p))は極めて低いため、休み明けの鉄砲実績はアテになりません。その代わりに、使い込んでからの「消耗度・前半」(2〜5走目から6〜10走目にかけてのパフォーマンス上昇度)はA(85p)と圧倒的。使いつつ調子を上げ、軌道に乗ったタイミングで本領を発揮する叩き上げの性質を理解しておくことが、馬券でも投資検討でも鍵となります。
🧬 配合の傾向(ニックス・アンチニックス)
🔥 好相性(ニックス)
⚠️ 不相性(アンチニックス)
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