今回はマスカレードボールとヴェルテンベルクが挑戦する予定のアスコット競馬場で行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの予想記事を掲載していきます。よろしくお願いします。当日は同時視聴配信をYouTubeチャンネルジェイのG1馬主への道!で実施する予定です、ぜひ遊びにきてくださいね。
レース概要
2026年7月25日(土)
アスコット競馬場5R(英)
キングジョージ6世&クリーンエリザベスステークス
3歳以上,定量(牡セ61kg,牝60kg)
2390m芝・右回り
日本時間23時35分発走(現地時間同日15時35分)
アスコット競馬場は1711年に競馬最初のレース(Her Majesty’s Plate)が行われた競馬界の原点といえる格式ある競馬場です。コースは長い3辺のおむすび形をしています。
6月のロイヤルアスコット開催から7月のキングジョージ・ウィークエンド、8月のシャーガーカップ、10月のチャンピオンズデーまで主要イベントを毎月のように施行しているイギリスの中でも中心的な競馬場です。
1952年にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSが創設。
競馬は全て右回りで実施され1周は約2800m、最終コーナーからゴールまでの直線は長く約500mもあります。
向正面の三角形の頂点付近は“スウィンリーボトム”と呼ばれるコース最低地点。
そこから最高地点のゴールポストまでの高低差は約22.25mと、日本の競馬場では考えられないほどの高低差がある競馬場です。
今回のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(2400m)はゲートからスウィンリーボトムに向かって下り坂が続くため序盤の乗り方が非常に難しいと言われています。400mほど続くカーブを抜けて次の直線に合流すると、束の間の平坦を挟んで残り1200m地点から上り坂に差し掛かる形になります。一部二段階の坂を上る区間もありますが最終コーナーからゴールまで緩やかな上り坂が続く形状になっていて、上り坂区間が非常に長いコースは日本馬には経験がなく、日本馬が挑戦する上では大きな壁になりそうです。
また、このアップダウンが大きいタフなコースを61kgという重い斤量を背負って走らなければいけないところも、日本馬にとっては難しい部分になりそうです。
年齢別に見ると4歳と5歳が3勝ずつ。次いで3歳、6歳の2勝と続き、4歳が連対率、3着内率でも好成績を収めています。
7歳以上の戦績は悪いですが、6歳以下に関しては極端な傾向は見られませんでした。
過去10年傾向を見ると牡馬・セン馬で7勝を挙げています。
牝馬は過去3回勝利しており、3着内率では牡馬を大きく上回っている63%ですから、牝馬でこのレースに向かってくる馬は重視したいところです。
前走ローテではエクリプスステークス、ハードウィックステークスを走った馬がそれぞれ2回勝利しています。
他はプリンスオブウェールズステークスやサンクルー大賞、英ダービーなどヨーロッパの主要レースからの良績が目立っていて、欧州路線のハイレベルレースで活躍してきた馬を中心視するのが定石となりそうです。
調教国別に見ると最も勝利を挙げているのが地元イギリスで7勝。次いでフランスが2勝となっていますが、直近2年はフランス馬が連勝中と勢いがあります。
また、馬券内率を見ると圧倒的にフランス馬がNo1なので、カランダガン、ゴリアットなどのフランス馬は今年も重視したいところです。
逆にアイルランド馬は過去10年で1勝も馬券内率は欧州勢の中では低め。今年の有力馬の一頭であるアイルランドの出走予定馬ベンヴェヌートチェッリーニはどんな結果になるでしょうか?
JRA馬券発売状況
(1) ネット馬券(即PAT・A-PAT)
発売開始時刻:7月25日(土曜)7時00分
発売締切時刻:発走予定時刻2分前
「即PAT会員」および「A-PAT会員」が対象となります。
(2) UMACA(競馬場・ウインズ等)
発売開始時刻:7月25日(土曜)各事業所の発売開始時刻
発売締切時刻:営業終了時刻
放送予定
(1) グリーンチャンネル「2026キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス中継」
7月25日(土)23:00~24:30
※BSグリーンチャンネル(BS234ch)、スカパー!プレミアムサービス/光(CS688ch)、J:COM、eo光テレビで無料放送、グリーンチャンネルWebで無料配信となります。
(2) ラジオNIKKEI第1「2026キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス実況中継」
7月25日(土)23:00~24:00
過去レース回顧
2025年
少頭数の競馬で一団で道中進みましたが前にいた2頭が沈み、一番後ろに構えていたカランダガンが直線で外から差し切る形でした。2着のカルパナも後方から末脚を伸ばしました。
この年は良馬場開催、今年も天気的には良馬場開催が濃厚なので去年とリピートでカランダガンがもう一度、というパターンは十分あるのではないかと思います。
この年で2年連続のフランス馬勝利となりましたがそれまでは圧倒的にイギリス馬優勢でした。
2024年
伏兵だったゴリアットが勝利しました。道中は中団で脚を溜め直線で弾けました。
2着馬には後方に控えていて直線の追い込みにかけたブルーストッキング。
3着馬には先行したレベルスロマンスが入りましたので、前からでも後ろからでもという競馬でした。
ただ直線が長いのでしっかり差しは決まる印象ですね。
2023年
中団に控えたフクムとウエストオーバーが直線で大外に持ち出して抜け出すと、壮絶なデットヒートの末フクムがわずかにウエストオーバーを抑えて勝利となりました。
この年は稍重馬場でしたが結果的には少し外目が伸びているような印象がありましたし、中団からの競馬が良さそうな印象を受けました。
印一覧
◎カランダガン
○ゴリアット
▲カルパナ
▲ミニーホーク
△マスカレードボール
△ベンヴェヌートチェッリーニ
⭐︎ベイシティローラー
⭐︎アルマカム
各馬評価
◎カランダガン
今回の出走馬の中で実績はダントツのNo1馬で、去年の同レース勝ち馬です。
前々走コロネーションCではヘビーな馬場が合わず大敗してしまいましたが、良馬場に戻った前走サンクルー大賞では最後方の大外から素晴らしい末脚を伸ばし、前を行く馬たちを飲み込んで勝利となりました。
今回も硬い良馬場になりそうなので、カランダガンには合いそうですし、直線が長く差しが決まる馬場というのもカランダガンの脚質的にはマッチするのではないかと思います。
マスカレードボールも強い馬ですが、日本遠征したジャパンカップで着差がほとんどなかったとはいえ、カランダガンが勝利しているというパワーバランス。
今回はカランダガンのホームの欧州にマスカレードボールが遠征する形になりますので、高低差や斤量の重さなど日本馬のネックになりそうな要素を考えるとジャパンカップよりもカランダガンとの力の差はより表れるのではないかと考えており、ここは自身の本命です。
今回はカランダガンの相手探しのレースになるかなと思っています。
○ゴリアット
一昨年の覇者ゴリアットを対抗評価とします。
この馬はオーナーがしきりに硬いフラットなスピード馬場で使いたがっているのですが、本領を発揮するのは今回のアスコット競馬場のようなアップダウンがあり少しタフな競馬場でこそだと私は考えています。
というのもここまでの馬柱を見ていただくと、大敗しているのは全てフラットコースor時計がめちゃくちゃ早いコースなので、この馬はそういった舞台はベストではないと思うんですよね。
逆に一昨年の同レース勝利を含めてアスコット競馬場ではこれまで3度走っており全て馬券内。一昨年の勝利前にはシャンティイ大賞⇨ハードウィックS⇨同レースと進んでおり、今年も全く同じローテーションで向かってきています。
着順的にもハードウィックSは1つ落としているものの、一昨年4着と取りこぼしていたシャンティイ大賞を今年は勝ち切って向かってきており状態は悪くなさそうです。
また、馬場状態やペースもあるので単純比較はできませんが、昨年のカランダガンの勝ち時計よりも一昨年のゴリアットの時計の方が優秀ですし勝ち方も派手だったので、あの時の走りを再現できるならこの馬が突き抜ける可能性まであると見ています。
この馬も差し馬なので今回の直線が長く差しが届く舞台は合うのではないかと思います。
▲カルパナ
去年の同レース2着馬です。カランダガンとの差は1馬身差ほどしかありませんでしたし、この馬もかなり強い1頭だと思います。
この馬もアスコット競馬場を得意としていて、去年の同レースだけでなく、アスコット競馬場で行われるチャンピオンフィリー&メアステークスを連覇しており、この距離と競馬場での経験が豊富で結果も安定しているところがストロングポイントです。
ゴリアットとどちらを対抗にするか迷いましたが、馬柱的にこちらの方が人気を集めるだろうと考えゴリアットを優位におきました。人気がこちらの方がないのであればこちらを対抗にしてもいいくらいかもしれません。
脚質的には自在性があり、チャンピオンフィリー&メアステークスを勝利した昨年のレースでは先行していましたし、去年の同レースでは中団後方から末脚を伸ばすこともできていて、ポジションなりに競馬をできる安定感も魅力です。
前走ハードウィックステークスではジアヴェロットと着差のない2着で3着のゴリアットには0.3秒差をつけていますから、前走内容だけを見ればこちらの方がゴリアットより上ですし、ゴリアットとの力関係はそこまで差がないのではないかと考えています。
このレースと相性がいい牝馬ですし必ず抑えておきたい1頭だと思います。
▲ミニーホーク
昨年の凱旋門賞2着馬のミニーホークを3番手タイ評価とします。
去年の凱旋門賞では、ダリズとのデットヒートの末、わずかに破れてしまったものの着差は本当にわずかでしたし、先にミニーホークが抜け出して目標にされた感じもあり、この時点での力の差はそこまでなかったのではないかと思っていますし、それはすなわち欧州2400m路線のトップクラスの実力を持つということだと思います。
前走プリンスオブウェールズSでは、距離は400m今回よりも短いですがしっかりオンブズマンの2着にきており、勝ち馬は強すぎた感がありますが凱旋門賞馬ダリズには先着していますからアスコット競馬場への適性も問題ないのではないでしょうか?
本レースと相性がいい牝馬での出走馬になりますし、有力な1頭だと思います。
アイルランド馬の戦績が良くないところは気がかりですが、本馬はスピードが求められるフランスでも戦績を残していますし、アスコット競馬場への適性もすでに示しているので過度に気にしなくてもいいかなと思っているところです。
△マスカレードボール
日本の現在の芝中距離馬の中で最もハイレベルな馬の1頭だと思います。ジャパンカップでカランダガンと差のない競馬をしたのは立派ですが、それがアウェーに変わった時にどうなるのかな?というのが率直な印象です。
とはいえ勝算がなければここには持っていかないと思いますし、陣営も何か考えがあるのだと思いますが私の考えではアスコット競馬場で日本馬が活躍する難易度は非常に高いと考えていて、また重い斤量もネックになるので相当な力量差か展開の助けないと厳しいと思います。
例年メンバーレベルの高いレースではありますが特に今年はメンバーが揃っている印象で上位勢は非常に強敵なので、力を出しきれてもどこまでこのコースで通用するか?という部分だと思いますので、どうしても馬券的には4番手あたりの評価になってしまいます。日本馬応援オッズで歪みが出てしまいますしね。
馬場は悪化しなさそうで硬い良馬場で競馬ができそうなのは本馬にとっては大きなプラスだと思います。
差しが決まる競馬場なのもこの馬にとっては追い風ですね、友人の節約大全こまちさんの出資馬なので頑張って欲しいなとはもちろん思っています。当日ライブ配信では応援しようと思います!
△ベンヴェヌートチェッリーニ
底を見せていない6戦4勝の3歳牡馬です。
不良馬場のレースでは取りこぼしもありましたが、前走良馬場で比較的時計も早かった愛ダービーを勝ち切っており、世代トップクラスの実力を示しています。中団から末脚を伸ばす走りは今回の舞台にもマッチしそうな気がします。
アスコット競馬場で出走するのは初めてですし、アイルランド馬の戦績はそこまでここまで良くないので舞台適性が未知数な不安はありますのでこの評価にとどめました。
こういった馬は馬券的に人気になりがちな印象があるので紐で押さえておく程度にしたいなと思っているところです。
⭐︎ベイシティローラー
前走コロネーションCでカランダガンを含めた有力馬を倒して金星を上げた1頭です。
ただこのレースは馬場が悪く時計がかかっており、その前にG1を制覇したバイエルン大賞の時も重馬場での勝利だったので本馬は重馬場専用機的な馬というか、馬場が渋らないとなかなか難しい1頭なのではないかと思っています。
陣営もあまりにも馬場が硬ければ(良馬場なら)回避すると発言しているようですし、今回の天気予報だと回避する可能性もあるのではないかと思っています。いずれにしても今回凡走したとしても馬場が渋ったタイミングで馬券発売レースに出てきたら評価は一変させるべき1頭だと思います。
⭐︎アルマカム
ミニーホークが2着、ダリズが3着だったプリンスオブウェールズSで4着だったのが本馬です。
ミニーホークとは着差はそこまで大きくないですし、展開次第で逆転する可能性も十分あると見ています。
去年のアスコット開催の英チャンピオンSでも強豪の間に割って入り3着を確保しています。
この時の勝ち馬がカランダガン、2着馬がオンブズマン、4着馬はドラクロワですからメンツは非常に強いです。
このメンバーに割って入れるほどアスコット競馬場への適性は一定示しているので、あとは距離を伸ばしてどうかですね。伏兵としては面白い1頭だと思います。








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