アズライトムーンとは？

シルクの出資馬アズライトムーンについて今回は紹介させていただきます。

この馬は去年筆者がシルクHCに入会する際に“最優先”を使い、当選した馬です。

筆者は現在一口馬主では400口～2000口のクラブに入会していますが、どの口数であっても出資馬の口数は1口が基本です。

しかし唯一、このアズライトムーンについてはビビッとくるものがあり2口出資しています。

アズライトムーンは池添学厩舎のサトノダイヤモンド産駒の２歳牝馬で、母アズールムーンも元シルク所属馬。

芝のマイル以下を中心に走り中央2勝、Ｇ２兵庫ジュニアグランプリやＧ２フィリーズレビュー等の重賞にも出走しました。

新種牡馬サトノダイヤモンドへの期待

アズライトムーンに出資した大きな理由のひとつは父がサトノダイヤモンドであることです。

この世代が初年度となるサトノダイヤモンド産駒。

種付け数も多く、種牡馬としてのポテンシャルが高いのではないかと評価していて、初年度産駒を狙っていました。

サトノダイヤモンドは

・血統的要素

・馬体的要素

の2つの魅力があると考えます。

血統的要素

サトノダイヤモンドの母が南米のマルペンサです。

ディープインパクトの後継種牡馬は例えばキズナであったり、リアルスティールであったりStorm Catなど米血系のディープとのニックス要素が母系で既に入っている馬が多いですよね。

それ自体は悪いことではありませんが、このニックス米血を母系でクロスさせると、現状あまり産駒成績が良くないように思います。

例えばキズナ産駒でStorm Catクロスを作った産駒は27頭いますが、勝ち上がり率は25.9%。

持っていない産駒は46.3%とかなり差があります。

サトノダイヤモンドは例えばStorm CatであったりAP Indyであったり、ディープインパクトと相性がいい米血の母系をつけてディープとのニックスを再現しやすいのではないか？と思いました。

これは、僕が参考にしているブロガーのシオノゴハンさんも類似した見解を示されています。

一方サトノダイヤモンドはHaloを多く持っているので、ここはあまり要素を持たない母系との組み合わせがいいのではないかと思いました。

馬体的要素

これは若干私見が入りますが、サトノダイヤモンドは現役時代、有馬記念などで何度も直接目にしました。

パドックで周回するサトノダイヤモンドをみて感じたのは

「こんなに美しい馬体の競走馬っているんだなぁ〜」

ということです。

すらっと伸びた腰と抜群の前後のバランス。

この馬以上にプロポーションが美しい競走馬を私は今のところ知りません。

母系にダンジグを持ちますが、体型は完全位ステイヤーのそれですよね。

僕の推し馬はキタサンブラックだったのでサトノダイヤモンドとは何度も直接対決したわけですが、毎度「おっかないな〜強そうだな〜」と心配していたのを覚えています。

そんな抜群の馬体を持って種牡馬入りしたサトノダイヤモンド。

1歳馬の馬体を見ると、特に本馬アズライトムーンもそうですが、父似でサトノダイヤモンドを感じさせる馬体を持つ馬が多く見受けられました。

これは活躍したキタサンブラックの初年度産駒でも言われていたことでした。

実際その馬体の良さからか、初年度のセレクトセールでは1億円を超えるような高額落札馬も複数出ていました。

※現状、新種牡馬の中でも少し遅れをとっていますが、3歳になってよくなる産駒も多いのではないかと思います。アズライトムーンがサトノダイヤモンド産駒の稼ぎ頭になってくれるといいのですが

アズライトムーンの魅力

サトノダイヤモンド産駒はこの世代で複数いましたが、前述したサトノダイヤモンドの良さを受け継いでいるであろう馬体・歩様を最も感じたのがアズライトムーン（当時のアズールムーンの20）でした。

また、血統的要素をみてみると、

・父が多めに持つHaloを母系で持たずミスプロでスピード強化

・ディープと相性のいいAP Indyを持つ

・ディープと相性のいいアンブライドルドを持つ

などのサトノダイヤモンド産駒の中でもかなり理想に近い母系を持っているのではないかと考えました。

特に母母父のSpanish StepsはUnbridled’s Songの全兄弟になりますから、ディープ系との相性は良さそうですよね。

馬体的要素・血統的要素がともに”良い”と自信を持って感じることができたので、この馬は最優先にして複数口申し込んだということになります。

1つ心配なのは、厩舎です。

池添学厩舎は決してリーディング的に悪い厩舎ではありませんが、先輩一口馬主たちによると「見切られると放置ルートに入ってしまう」と聞きます。

しかしここは本馬のポテンシャルを信じ、見切られるようなことはないと願って出資を決めました。

活躍を期待する場所

デビュー前に大きな夢を描けるのが一口馬主の醍醐味だと思います。

執筆時点ではデビュー前かつ、POG取材も多く調教の動きも悪くなさそうなので、少し大きなことを書いておきましょう。

来週は意気消沈しているかもしれませんが（笑）

筆者はノーザン系クラブと非ノーザン系クラブで狙いを明確に変えていて、ノーザン系クラブでは大きなところを目指せそうな馬に出資したいと思って馬を選んでいます。

この馬も芝の中距離馬、2400mまでは持つと思いますので、牝馬3冠競走のルートに乗ってくれるといいなと願って出資しました。

桜花賞とオークスには登録は行っているようです。

デビュー戦は2022年12月18日（日）阪神芝2000m、鞍上はイーガン騎手の予定です。

牡馬との混合レースなのでレベルが高そうで不安ではありますが、まずはデビュー戦でしっかり競馬に参加して1つでもいい着順で無事にレースを終えてくれればいいなと思います。

がんばれ！アズライトムーン！！

ご一緒の皆さん、精一杯日曜日は応援しましょうね！

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