【募集馬検討】DMMバヌーシー2023年募集馬全頭分析! ~リリーオブザヴァレーの22~

レインオンザデューンの22

血統

ドゥラメンテ産駒の牡馬の勝ち上がり率は50%と非常に高い数字です。

母父フランケルとの組み合わせは3頭中2頭が勝ち上がりとサンプル不足ですが悪くない数字です。

母父ガリレオ系に拡大しても9頭サンプルで56％勝ち上がりですからこの配合は好相性と言える組み合わせだと思います。

募集馬コメントにもあったレヴァンジルや、母父ガリレオ系からはルガルも出ています。

重賞馬は出ていないものの中央で複数勝利している馬が同じ組み合わせから複数出ているのは頼もしいですね。

晩成傾向のあるエアグルーヴ牝系のドゥラメンテ。産駒をある程度早く仕上げるために母系との配合でヌレイエフとサドラーの相似インブリードで引き締めるのはかなり有効だと思っています。

血統評論家の望田氏もブログでこれを記載していましたね。

さらに本馬は母父フランケルですからデインヒルーダンジグを母系に持ち早熟性を高めています。

配合としてはかなり理想系に近いですね。

気になるのは母の繁殖成績でしょうか？

初仔しか走っていませんが、ハービンジャー産駒の半兄は中央で2戦2桁着順ののち名古屋に転出。

名古屋でも現在1勝もできておらず掲示板がやったというレベルですからこれは少し心配です。

一つ上の半姉は自分の牧場の生産馬ロジャーバローズをつけていて、その翌年にドゥラメンテを何故つけています。

この理由は正直あまり見えてきません。

種付け料や方向性も全然違うけど…という疑問は残るもののきょうだい馬たちとは種牡馬の格は違うのでここは目を瞑らざるを得ないポイントなのかなと思います。

この母にしては値段が高いなと思いますが、DMMですし回収云々気にしても仕方ないですから、大目に見ましょう。

二代母からは海外馬ですが大物も出ていますし完全に枯れているファミリーではないと思います。

馬体歩様

サイズは460キロ越えですから、しっかりとしたものがあります。

胸も深いですし、いい感じのサイズですね。

480-90キロくらいで出走できればまさに理想的なサイズだと言えると思います。

2週間で30キロ以上増えているようで急に増えすぎだろ…とは思いますがこれはプラスに捉えましょう。

動画撮影時は424キロなので馬体は薄く見えますが、後ろ脚のストライドは広く踏み込みはいい感じですね。

もう少しキビキビしてスピード感のある歩きが本当はタイプではありますが、全体的に減点は少ない歩きに見えますし、ドゥラメンテ産駒は歩きがあまり良く見えない馬が多いのでその中ではかなりいい方なのではないかと思います。

柔らかさはしっかりと感じますね。

飛節ブレも少なめに見えますしドゥラメンテ産駒にしては完成度が高く見える1頭です。

本当は少し成長を見守りたいところですが厩舎も厩舎なのですぐ満口になりそうな気がしていて、それだと難しいなぁと思ったりしています。

出資候補には入ってくる1頭ですが、あともう1パンチ足りないという印象でしょうか？

厩舎

天下の矢作厩舎です。

厩舎勝ち上がり率は51%で、リーディング毎年上位争いをしています。

矢作厩舎は上位馬が多いため力が足りない馬だとなかなか序列的に出走機会に恵まれないことがあるため、勝ち上がれるか微妙なラインの馬にとっては苦しい境遇になることもあるので注意が必要です。

重賞を目指すのでレベルであればこれほど頼れる厩舎はないと思います。

海外遠征志向が強いので、国内に専念して欲しいという方は注意が必要です。

DMMではラヴズオンリーユーや筆者の出資馬であるミスティックロアなどを管理しています。

育成のシュウジデイファームは矢作厩舎管理馬が複数使っているステーブルなので、矢作厩舎とのコネクションが強いところなのでしょう。

チャンピオンヒルズもそうですが、矢作先生は著書でも外厩との連携はとても重視しているようで信頼のおけるところにだけ、馬を預けたいとしていました。

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