ソールオリエンス始動！過去に類を見ない好メンバー

遂に今年の皐月賞馬ソールオリエンスが始動します。
それ以外にも新馬戦でソールオリエンスとクビ差のレーベンスティール、ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデなど、セントライト記念はかなりメンバーが揃ったと思います。

自分としてはこういうメンバーが揃い、如何にも堅そうなレースはあまり馬券のモチベーションが上がりません。
なので小銭だけ馬券を買い、”スポーツ”として現地に観戦しに行くというのが定番なのですが、
予想をしているうちに1頭だけ穴を見つけてしまいまして、それで馬券のモチベーションが急浮上してきました。
今回は本命馬よりも対抗馬の方が個人的には読んで欲しいです。笑

それでは予想に参りましょう！

各馬評価

◎ ソールオリエンス

本命は1番人気濃厚のソールオリエンスです。
前走日本ダービーではクビ差の大接戦も届かず2着。本当に惜しかったと思います。
血統的には3歳春からやれているのが不思議なくらいの晩成血統で、これからもっともっと良くなるはずです。
京成杯や皐月賞では4コーナーで膨れる癖を見せており、中山は2戦2勝ではあるが本質的にはそこまで得意とは言えなそうです。登坂能力は高いと感じるものの、急なコーナーは苦手だと思います。
また、他の馬と違いここで惨敗しても賞金的には菊花賞に出走できる立場です。そして目標はここの先の菊花賞でタスティエーラを倒すことでしょう。

ここは7,8分仕上げで臨んでくる気がしております。
→ただし、この戦績や勝ちっぷり、更には社台ファーム久々の大物牡馬ということで、間違いなく種牡馬入りを意識している馬であるはずです。それ故に戦績にキズは付けたくないだろうし、ある程度格好はつけてくるはずです。
正直このメンバーであっても能力は抜けていると感じており、大崩れする未来があまり思いつかないので、ここは素直に本命とさせていただきます。

◯ コスモサガルマータ

対抗はコスモサガルマータ。
お待たせしました。これが自分の見つけた穴馬です。
前走月岡温泉特別では9ヶ月の休み明けながら差し切り優勝。上がり3F32.7秒と、新潟とはいえ圧倒的な末脚を見せ付けた、強いレースだったと思います。これでキャリア5戦3勝となりました。
3走前の紫菊賞でも、後の京都新聞杯2着馬のダノントルネードを差し切り勝利と、ポテンシャルの高さは相当なものに感じます。
挫跖のため春全休だった馬。その為この秋にかける想いは相当なものでしょう。
ただ、末脚勝負の馬なので、正直ここより神戸新聞杯の方が合っている気もしており、舞台設定は少し適性に逸れると思います。
とはいえ、そのポテンシャルはかなり評価しており、条件戦上がりの馬で買うとしたらこの馬だと感じているので、ここは対抗にさせていただきます。

▲ レーベンスティール

単穴はレーベンスティールです。
前走ラジオNIKKEI賞では上がり最速も0.1秒差の3着。能力は示すものの、勝ちきれませんでした。
前走収得賞金を積めなかったのは陣営にとって誤算だと思います。

正直、「ラジオNIKKEI賞で勝って菊花賞直行」まであったと思っております。
現状だと菊花賞の出走に向けて賞金が怪しいです。トウカイテイオーの血が入る本馬を何が何でも菊花賞に出走させたいはず。故にここは最低でも3着を狙いに行くはずです。
鞍上も菊花賞の時にはもういないモレイラJ。なりふり構わず結果を求めてくるはずです。
→ただし、今開催のモレイラJは今までと比較するとそこまで存在感を見せつけることができていないのは不安材料だと思います。
実は新馬戦でソールオリエンスと闘っており、今回約1年振りの再戦です。昨年は敗れたものの、着差はクビ差。今回は先着できるかどうか。
→正直ソールオリエンスを春激推ししていた理由が「新馬戦が強過ぎたから」。ソールオリエンスを推している以上、レーベンスティールにもほぼ同じような評価をしており、逆転はない、とは言い切ることはできません。
この馬はキャリア5戦全てで上がり最速を記録しております。新馬戦でも上がりはソールオリエンスより速かったです。今開催の中山は開幕週ですらそれなりに差しが決まっていた印象で、馬場は例年よりは味方しそうだと感じております。
正直ソールオリエンスを倒す1番手はこの馬だと思っております。しかし、ソールオリエンスに肉薄できる材料は揃っているものの、逆転できる決定的な「コレ」という材料があまりない点、更にはコスモサガルマータと違いこの馬の強さがある程度競馬ファンにはバレている点を踏まえ、今回は単穴という評価にしました。

自分は基本的にこの上位評価3頭の馬券をガッツリ買う予定です。この3頭以外の馬は買わないかもしれません。
ただ、もう少し幅を広げたい方向けに、3連系で抑えてもいいと思う馬をこれから2頭紹介します。

☆ キングズレイン

1頭目はキングズレインです。
前走町田特別は復帰戦だったもののしっかり差し切り勝利。
ただし、展開は完全に前残りだったとはいえ、そこまでメンバーが揃っていた訳ではないレースで0.1秒差の勝利は個人的には若干期待外れでした。この馬はもっとやれるはずの馬だと思います。
この馬の強いのはなんと言っても3走前のホープフルSです。前残りの展開の中唯一後方から差してきたのがこのキングズレインです。
この馬も収得賞金が菊花賞出走に向けて怪しく、何が何でも3着以内が欲しい馬だと思います。
ルーラーシップ×母父ディープインパクト、通称「ルーパクト」の代表馬は、菊花賞馬キセキでしょう。更には母タッチングスピーチも3歳秋頃から本格化した馬。故にこの馬も菊花賞を狙っていることは間違い無いと思うし、絶対に優先出走権が欲しいはずです。
中山も例年より差しが決まる馬場になっており、それはこの馬にとって追い風になるはずです。
ただ、今年に入ってからの2戦が共に思った程のインパクトがない点がとても不安です。このレースでパフォーマンスを上げることができるのか、そう考えた時に人気で買うのはどうなのか、と感じた為、今回は☆価にしました。
ただし、ここで権利を取れた場合は菊花賞ではガッツリ買って良い馬だと考えております。菊花賞の舞台適性はかなり高いと考えております。正直この馬にとっては今回の2200mですら短いと思います。なので今回ある一定のパフォーマンスを見せられたら菊花賞では激アツの馬になるとは思いつつ、今回は半信半疑と考えております。

☆ シャザーン

もう1頭はシャザーンです。
前走日本ダービーでは0.4秒差9着。迫ったものの上位争いには参加できませんでした。
関西馬ながら関東のセントライト記念に参戦。恐らく得意の非根幹距離を狙って出走登録をしたと思われます。シャザーン自身も、母のクイーンズリングも非根幹距離の鬼でありました。
この馬も菊花賞に出走するには収得賞金が怪しい馬。ここは3着以内を狙いに来る、
と、当初は思いました。
しかし、友道調教師のコメントを読み考えは一変。
「菊花賞といえば友道厩舎」ではありますが、「中距離がベストと思っているので菊花賞はどうかと思いますが、まずは同じ世代同士のセントライト記念から」とお話ししております。
正直いくら母がクイーンズリングとはいえ、父ロードカナロア。アーモンドアイやサートゥルナーリアなどはいるものの、基本的には3000mは長すぎる気がしております。
よくよく考えたら、これまで菊花賞で好走した友道厩舎の馬はポポカテペトルやエタリオウ、ユーキャンスマイル、ワールドプレミアなど、「距離をもたせた」というよりはある程度長距離への適性や資質があった馬だと気付きました。
そう考えると菊花賞への参戦はあまりイメージが湧かず、勝負度合いは他の賞金が足りない馬よりは薄い、半分お試し感覚での参戦か？と感じております。
ただ、ロードカナロア産駒も母クイーンズリング自身も晩成傾向があるが故、春とはまた違った、強くなったシャザーンを観ることができるかもしれません。距離さえこなせればかなり良い勝負を見せてくれそうと思い、最後の☆とさせていただきます。

印まとめ

◎ ソールオリエンス
◯ コスモサガルマータ
▲ レーベンスティール
☆ キングズレイン
☆ シャザーン

予想のコンセプト

断トツ1番人気ソールオリエンスは説明不要の強さ。叩きとはいえ、ここで大崩れは考えにくい。
レーベンスティールもここで権利を逃したら一大事。
基本的にこのレースは堅め決着と考えているが、1発あるとしたら、春を棒に振ったコスモサガルマータ。
京都2歳Sの敗戦は不可解ではあるものの、勝ったレースはどれも圧巻のパフォーマンス。
ジャイアントキリングを起こす可能性は全然ある

---

---