本日10月1日23時05分から行われる予定の凱旋門賞2023予想記事、当日スペシャルです。
今回は穴馬を全頭解説して取捨を考えて行きます、よろしくお願いします。
はじめに
レースの分析、概要については過去に上部にリンク掲載の記事や、YouTube動画で公開しております。
レースの分析についてご覧になりたい方はぜひそちらをご覧ください。
日本オッズと海外オッズでは、必ず歪みが発生します。
この歪みをうまく活かしながら、馬券を組み立てて行きましょう。
それでは穴馬(日本プール)全頭解説に行ってみましょう。
おすすめ度に応じて★を0〜3で評価しています。
穴馬一覧(想定)
シスファハン
ドイツ馬シスファハン。 この馬はこれまでドイツダービーなど3勝していますが、ドイツダービーは稍重。他の2勝は重馬場での成績で、典型的な道悪巧者パターンの馬だと思います。
凱旋門賞はそこまでスピードが求めらる舞台ではなく、近年のような重馬場開催だった場合には評価を上げたい1頭ですが、今年は天気が良く馬場が良さそうなので適性的にはあまりマッチしていないかなと思います。
これまでデルマーやメイダンなど、スピードが求められるトラックコースでは良績をあげていないところもこの馬の特徴です。
アヤザーク
2頭目アヤザーク。地元フランスの4歳馬です。 この馬も戦績を見ると、重馬場巧者っぽいんですよね。これまで4勝していますが、内訳は不良・重2回・稍重となっています。
また、パリロンシャンの芝2400mで行われたエドヴィル賞(G3)を勝っていることを評価されている方もいらっしゃるかもしれませんが、重馬場開催で勝ち時計2:42:35と相当遅いです。
今年の馬場状態がよくある程度タイムが早くなることが想定される凱旋門賞とは大きく異なるレースであると思います。
地元馬で不気味な存在ではあるものの、この天候であれば狙いにくいかなと思います。
オネスト★
2年連続の凱旋門賞挑戦となりました、オネストです。
ジャパンCにも遠征していたので日本の競馬ファンにも馴染みのある馬なのではないかと思います。
この馬は近走馬柱があまり良くないため、人気を落としていますが、僕は穴馬の中では狙って行きたい1頭だと思います。 というのも、去年の凱旋門賞は不良馬場寄りの重馬場でかなり馬場状態が悪く今年とはかなり求められる適性が異なるためです。
この馬は去年7月のパリ大賞でパリロンシャン芝2400m稍重で勝利しているのですが、この時の勝ち時計は2:27:76とかなり優秀です。
この時クビ差の2着が後述するシムカミルです。
血統的にも父フランケルとスピード豊かな血統ですし母父シーザスターズは凱旋門賞好走馬を数多く輩出するアーバンシー血統。 一発あってもおかしくないと思います。
シムカミル★★
シムカミルは日本オッズでは30倍ほどついていますが現地オッズは10倍台とかなりオッズの乖離があり、旨みを感じる1頭です。
オネストより近走の戦績も安定していますし中穴としては狙いやすい1頭ですね。
この馬は馬場不問系で、重馬場〜良馬場で好走していて、今年の馬場でも十分対応できそうなところが高評価ですね。
特に昨年7月の同舞台レース、パリ大賞は稍重で2:27:76という勝ち時計でオネストのクビ差2着とほぼ差がなく速い時計に対応できるのはプラスだと思います。
大外に入ってしまいましたが今年は20頭フルゲートではなく15頭立てなので十分リカバリーは可能かと思います。
今年のメンバーでは先行争いがそこまで激しくないと思うので、すっと前目のポジションを取れれば十分馬券内に入れる期待値はありそうです。
ベイブリッジ★★
ベイブリッジも日本オッズと現地オッズの乖離が激しい1頭です。
海外オッズでは20倍以下の単勝オッズですが日本では50倍近くついています。
パリロンシャン実績があまりなく、そこが不安視されている可能性もありますが、これまで戦ってきたレースレベルは非常に高いため馬柱の着順以上に実力のある1頭ではないかと思います。
去年のプリンスオブウェールズSではグランドグローリー、シャフリヤール、ロードノースなど強豪を抑えて2着に入っていますし、勝利した英チャンピオンSではバーイードやアダイヤーを下しています。
その辺りの印象が海外では強いのかそこそこ人気を集めていますが日本ではあまり支持されていないようなので紐に入れておいてオッズが跳ねるのを狙うのにはうってつけの1頭だと思います。
パリロンシャン2400m適性は不明ですが、今年のメンバーレベルなら十分通用してもおかしくないと思います。
プラスデュキャルゼル
フォワ賞勝ち馬で地元フランスの4歳牝馬です。
牝馬成績がいい舞台なのでとりあえず牝馬なので抑えておこうという戦法もありだと思います。 若干玄人人気しているというか、複数の予想家がこの馬を推しているような印象があります。細江さんも言ってましたかね。
ただ、前哨戦のフォワ賞の勝ち時計は、稍重馬場ではありましたが今年の前哨戦の中で最も遅く、クビ差で1番人気のイレジンを凌いでの勝利とどこまで評価するかは難しいなと思っています。
というのも、繰り返し言っている通り今年の凱旋門賞は久しぶりに馬場がよく、そこそこスピード能力が求められそうなので時計が早くなる可能性があるためです。
もう少し馬場が重くり時計がかかる馬場になったタイミングで重視したい1頭ですかね。 あまりオッズ的な旨みはない気がします。
フリーウインド★★★
こちらの記事で全体3番手評価にしております。
この馬がこのオッズで買えるのは相当激アツだと思いますが、実は海外よりもこの馬は日本プールの方が人気してしまっているんですよね、なぜなのでしょうか、、、。
推している理由が気になる方は上記のリンクから記事をご覧ください。もちろん無料です。
ざっくりいうと、前走ヨークシャーオークスの内容が評価できますよねという話です。
ミスターハリウッド
海外オッズ100倍台に対して日本オッズは40倍代とあまりオッズの旨みはない1頭ですね。
馬柱が綺麗なためでしょうか?
ドイツ馬なので基本的には道悪、時計がかかる馬場で狙いたいという基本スタンス。
同じドイツ馬なら上位互換かつロンシャン適性を示しているファンタスティックムーンの方から狙いたいところではありますが、ファンタスティックムーンはえらく人気をしているようでして、それなら…とミスターハリウッドの方を検討してみましょう。
確かに良馬場実績はあるので、一見よくは見えるんですが、ドイツの芝はかなりパワー系で良馬場であってもタフネスが求められることが多いです。
そのため今年の凱旋門賞の舞台で素直にこの馬柱を評価して、、、というのは旨みはあまりないかもしれません。
ただ、60~70倍程度のオッズがつくなら、一考の余地があると思います。
今年は前に行く馬が少なめで、この馬は先行脚質の馬。
差しは本来凱旋門賞は決まりにくい舞台であるので、前がゆったりとしたペースになればそのまま前残りというケースは出てきそうな気がします。
おわりに
今年は、抜けた実力馬がおらず混戦模様。穴馬券を狙う人には楽しいレースになりそうですね。
日本馬はスルーセブンシーズが挑戦、オッズの旨みはないですが日本馬の悲願達成に向けて応援して行きたいと思います。
本日21時〜レースまで個人チャンネルで同時視聴LIVEを行いますので、ぜひ遊びにきてくださいね。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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