【ジャパンカップ2023予想】2強のうちどちらかを軽視!?穴党PONの本命馬は??

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みなさんこんにちは、PONです。
今回はジャパンC2023予想記事を投稿します。予想動画もYouTubeに掲載しますので、そちらもぜひあわせてご覧ください!

前置きは短めに…

ごめんなさい、普段は記事で前置きを拘って書いているのですが、
今週のジャパンCはかなりモチベーションが高く、
文字数がとんでも無いことになるので、今週は前置きを大幅短縮します。
それでは、早速予想に参りましょう!

怪物候補2頭に関する見解

まずは怪物候補、というかほぼ怪物のイクイノックス・リバティアイランドの2頭について、「優劣」をつける必要がある。

イクイノックス

前走天皇賞秋では1.55.2という異次元のレコードで圧勝。しかも展開は後方に向いており、道中3番手で進めたこの馬には全く向いていない中でのこの圧勝劇。文句無しに抜けて強かったと思っている。
現在GⅠを5連勝中。ここを勝てば日本馬のGⅠ連勝記録に並ぶ。更にはここを勝てばドバイシーマクラシックとの合算ボーナスで200万ドルを獲得。今は円安なので、総額は日本円で約8億円、天皇賞の4倍。間違いなく天皇賞時より勝負度合いは高い。
東京芝2400mに関しても、ダービーでは2着に敗れているものの、当時はまだ完成前、更に大外枠だった。そしてイクイノックスはこの1年半で明らかに成長しており、この舞台への適性は抜群と考える。
正直、強さに関しては説明不要。不安要素について考える。
それは、前走のレコード決着の反動。流石にあのウルトラレコード、脚に負担がかからないわけがないと思う。木村哲也調教師も「大丈夫ではない」と明言している。ただ彼はイクイノックスに対するコメントは、求めるものが高すぎる故か常に辛口である為、必要以上に気にする必要はないか。
正直不安要素と言えばそれくらいだと思う。「普通に」走れば勝てるのでは。

リバティアイランド

前走秋華賞では早めに抜け出し、マスクトディーヴァの追撃を振り切り牝馬三冠達成。着差は僅かだったが、川田Jが勝率を上げる為に安全に乗った印象もあり評価が難しい。
ジャパンCの舞台東京2400mはオークスで2着馬ハーパーに6馬身も差をつけ圧勝した舞台。そして今回の斤量はイクイノックスより4kgも軽い54kgで、これは明らかにプラス。

だが、彼女の不安要素は3つある。
①倒してきた相手
正直「そりゃそう」なのだが、これまで倒してきたメンバーにGⅠ馬は1頭もいない。
リバティアイランドが勝った3歳牝馬クラシック三冠のレベルに疑問が残る。確かにエリザベス女王杯は3歳馬ワンスリーとなったが、1,2着は共にそれまで重賞未勝利馬のブレイディヴェーグとルージュエヴァイユだった。そもそもこのレースもレベルが低かったのでは?
更にはそのブレイディヴェーグに勝ったマスクトディーヴァにリバティアイランドは勝っているものの、着差は僅かだしマスクトディーヴァはロスの大きな競馬だった。低レベル疑惑のある3歳牝馬路線において、リバティアイランドは「最終的に」そこまで抜けた存在だったか?

②マイル寄り?
過去のフォトパドックと比較すると、徐々にマイル向きの筋骨隆々な馬体になりつつある気もしている。確かにオークスは圧勝したものの、あのレースは正直2400m適性があまり問われないレース。昨年のナミュールのように、乗り方次第でマイラーでも好走できるレースであり、まだ2400mに適性があると断定することはできない。
正直春の時点ではこの馬は中距離寄りの適性だと考えていたが、フォトパドックなどを観る限り自分の中でそれは揺らぎつつある。

③状態
どうやら秋華賞後牧場に戻ってきてから気が入っていたようで、1週前時点では満足に攻めきれていない印象で、現に調教タイムも遅め。ここから良くなる可能性があるので最終追い切りは見逃せないが、100%の状態に仕上げられるかどうかはまだわからない。
→最終追い切りではタイムを出してきたものの、個人的にはやはりあの1週前が引っかかり、急仕上げ気味だった先週のセリフォスのような臭いがする。

正直イクイノックスとリバティアイランドの能力比較は難しすぎるお題だと思う。それよりも、この2頭が持つ不安要素についてしっかり吟味をする方が的中に近付くと思う。
そう考えた時に、明らかにイクイノックスよりもリバティアイランドの方が気にするべき不安要素が多い。勿論これら全てが杞憂に終わる場合、イクイノックスに勝つ可能性はあると思う。しかし、越えるべきハードルも多いと感じている為、オッズ妙味を加味しても、自分の中では

イクイノックス>リバティアイランド

という不等式になってしまう。

では、

①>イクイノックス>②>リバティアイランド>③

残りの馬が①②③どこに該当するか考えてみた。
①②に入る可能性がある馬がいるか考えたところ、
結構沢山思いついてしまった。

そしてその現実可能性が高そうな馬に印を打ち、
この怪物候補には

◎ 2 イクイノックス
無 1 リバティアイランド

という印を打った。
自分の記事やYouTubeを普段からご覧になっている方ならわかると思うが、自分は期待値で印や馬券を組み立てる人間。
自分の予想では1-2の馬連のオッズは2.0倍を切ると考えている。競馬に絶対はないし、自分はこの2頭のワンツーで決まる可能性は50%もないと思う。
なので2頭のワンツーの馬券を買うつもりは毛頭なく、○に逆転候補を置きリバティアイランドには▲以下の印を打とうと考えていた。
ところがこのメンバー、中々に揃っている。2強に目が向きがちだが、他にもとんでもないメンバーが揃っており、逆転候補が複数頭見つかった。故にリバティアイランドまで印を回す余裕がなかった、というような感覚である。
リバティアイランドが弱いとは全く考えていない。

ただ、そんな簡単にワンツーが決まるほど抜けた存在ではなく、濃ゆいメンツであることから、3番人気以下の馬たちに期待をし、リバティアイランドには敬意を称しつつ印からは外した。
では、◎イクイノックス以外の印を発表する。

注目馬評価

○ 17 スターズオンアース

前走ヴィクトリアマイルでは0.1秒差の3着。惜しい競馬だったし、そもそもこの馬にマイルは忙し過ぎた。
前々走大阪杯もハナ差の2着。これもそもそも阪神内回りは適舞台ではなかったし、更には出遅れた上での惜敗なので負けて強しの内容。
春2戦は共に適舞台では無い中で良くやったと思っている。この馬のベストは東京のような広いコース、距離は2000-2400mだと思っている。故に今回はスターズオンアースにとって今年で1番のパフォーマンスが発揮できると考えている。
あとは、このメンバー相手に通用するポテンシャルがあるかどうか。個人的にはこのメンバーでも十分にやれる実力は備えていると感じている。
牝馬三冠全てのレースが強い。不利を受けながら勝ち切った桜花賞。大外枠で着差をつけて差し切ったオークス。怪我明けぶっつけ、本調子では無い上にスタート後不利を受けながら最後は迫った秋華賞。どれも強過ぎて、ベストレースが決められない。
そしてオークス3着、秋華賞2着のナミュールが先日マイルCSを制覇。相手もそこそこ揃っていてのこのパフォーマンスは間違いなく強い。
イクイノックスに先着できる可能性の根拠としては薄すぎるものの、リバティアイランドに関しては実績面でそう大きく見劣らないと思う。リバティアイランドがもしあの秋華賞骨折明けで、更には出遅れていた場合勝ちきれていたか?少なくとも「勝てた」と断言はできないのでは。
よって不等式の①に関してはなんとも言えないが、②に該当する可能性はあると思う。
ただ、爪の不安で天皇賞秋を回避したところが不安材料。今回は手負いの状態で勝てるほど甘いメンバーではない。
しかしこの馬は強く、また17番という枠番も良いと考えている。出遅れ癖がありペースが流れると考えている。故に絶妙なポジション取りが大事な中で、外枠で自由に動けるところはむしろプラス。

▲ 14 ディープボンド

前走京都大賞典では差しの競馬を試したものの差し切れず3着。しかし展開は前に向いており、不利も受けたことを踏まえると負けて強しの3着だったと言えるだろう。
過去2年は凱旋門賞に挑戦していたこともあり、意外にもジャパンCには初参戦。そして東京でのレースはダービー以来3年半ぶり。
ダービーでは0.9秒差の5着と敗れるものの、これは本格化前+コントレイルのラビット的な意味合いもあった可能性があるので参考外で良いレース。
個人的には東京コースは、究極の切れ味勝負にならなければ問題ないと考えている。そしてパンサラッサやタイトルホルダーが引っ張る展開になるとも思うので、ある程度スタミナが求められるレースになるのでは。とにかくスタミナ豊富な馬なので、そのような展開はディープボンドにとって水を得た魚。
2走前の宝塚記念、3走前の天皇賞春ともに後方有利の中先行勢の中で最先着。4走前の阪神大賞典はスロー過ぎてキレ味勝負になってしまった。つまり今年4戦全てにおいて展開に恵まれていない。その中でこの着順におさめているのは強い以外のなにものでも無い。
間違いなく現役トップクラスの中長距離馬だが、決め手が無い為GⅠ制覇にはまだ至っていない。ただ逆に言えば締まった展開になればどんな相手でもある程度の着順でまとめられる能力はある。そして今回は人気がなさそうなら、狙わない手はないのでは。
究極のスタミナ勝負になった場合、不等式の②ぐらいならあって良い馬だと思う。

☆ 3 タイトルホルダー

前走オールカマーでは0.2秒差の2着。敗れはしたがこのレース実は超ハイレベル戦であり、競走中止後の復帰戦、勝ち馬ローシャムパークより1キロ重い斤量、そして目標は先ということでそこまで仕上げていなかったことを踏まえて十分評価できるレースだったと思う。
東京は東スポ杯2着とダービー6着。一見苦手そうではあるが、古馬になってからは1度も走っていない。要は本格化前であり、実際のところ東京がダメかどうかはまだわからないと思う。ベストが阪神なのは間違いないとは思いつつも、東京もそこまでダメな印象はない。
すっかり忘れがちだが全て阪神とはいえGⅠ3勝馬、昨年春においては現役最強馬とまで言われていた馬。枯れたとも思っていないし、そのポテンシャルは錆びついていないはず。
ただ、絶好調時のタイトルホルダーは確かにめちゃくちゃ強かったものの、その際に倒した相手はエフフォーリア、ディープボンド、ヒシイグアスなど。勿論これも素晴らしい実績ではあるが、言ってしまえばこの馬たちは全部イクイノックスも倒している。イクイノックスとの逆転を考えるエビデンスにはならない。
全盛期に戻っていればこのメンバーにおいても間違いなく上位。GⅠ勝利数で言ったらイクイノックス、リバティアイランドの次。どこまで良い時まで戻っているかどうか考えた上でこの馬の取捨を判断したい。

☆ 5 ドウデュース

前走天皇賞秋では武豊Jの負傷による急遽の乗り替わりもあり1.4秒差の7着に敗れる。先日ナミュールが同様の展開で藤岡康太Jに乗り替わりながらGⅠ初制覇を遂げたものの、あれは例外過ぎる。
本来なら急遽の乗り替わりは大幅割引であり、しかもドウデュースはデビューから1度も鞍上が変わらなかった馬。
更には先行勢に厳しい展開(勝ち馬は化け物過ぎて例外)だった点も含めて、流石に参考外で良いはず。
武豊Jは結局間に合わず、今回も戸崎Jが騎乗。武豊Jでない点は勿論割引ではあるが、当日ではなく1週間前から戸崎Jが準備できるという点は見逃せず、そこまで大幅割引ではないと考えている。
また、上位人気の中で最も「前走からの伸び代」がある馬なのがこの馬だと考えている。戸崎Jが準備できるという点だけでなく、前走最後無理をさせなかったことでダメージが少ない、叩きと割り切れたという点も含めて伸び代があると感じている。現に天皇賞秋の後1番早く調教を再開できたのはこのドウデュースで、天皇賞秋の3日後にはもうプール調教を再開していた。
本来ならダービーでイクイノックスに先着したこともあり、天皇賞秋では「圧倒的2番人気」になっていたはずの馬。だが天皇賞秋では無印、軽視した。
なぜ軽視したかというと、いま強いかどうか、「謎」が多い馬であったから。
結局、当日の急遽の乗り替わりにより謎が謎のまま終わってしまった。
そして今回はドウデュースを「重視」する。
理由は、自分の中でのドウデュースの評価があまり変わっていない(乗り替わり分若干マイナスではあるが)中で、オッズが明らかに下がることが濃厚だから。
勿論馬体がマイル〜2000m寄りになっている可能性があったり、実は東京向きではない可能性があったり、ダービー時からほとんど成長していない可能性があったり…それは間違いない。だが、それはあくまで「可能性」でしかなく、人気になっているならその可能性は気にする必要があるものの、人気が落ちるなら多少は目を瞑っても良いのでは?


(ドウデュースに関する不安要素は天皇賞秋の動画で散々話したのでそちらをご覧ください)

印まとめ

◎ 2 イクイノックス
○ 17 スターズオンアース
▲ 14 ディープボンド
☆ 3 タイトルホルダー
☆ 5 ドウデュース

予想のコンセプト

正直このレベルに来てもイクイノックスが抜けていると思う。
リバティアイランドも抜けている可能性はあるが、抜けていない可能性や適舞台でない可能性もある。
ならばその間隙を突きたい。
実績見劣らないスターズオンアース、状態面のドウデュース、スタミナ決着のディープボンド&タイトルホルダー。
リバティアイランドを抑えても良いが、来なかった場合大的中の馬券を組みたい。
そこは個人の判断にお任せします。


PON馬券塾 PON

Youtuber

競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど


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