トゥルーフェアリーオークスへの道

トゥルーフェアリーは、2024年3月1日のバラナ競馬場の４Ｒ、未勝利＋1勝C混合レースの芝1590ｍに出走しました。

休み明け初戦となり、休養直前のレースではリズモア競馬場で初勝利を挙げていました。

トゥルーは、この勝利を受け、3月30日のＧ１ヴァイナリースタッドＳの出走を現在目指すことが表明されており、ここで好走できた場合は4月のＧ１オーストラリアンオークスに出走する予定です。

一口馬主出資馬も含めてＧ１レースに出資馬や共有馬が出走する予定がでることは初めてのことで、とても興奮しています。

しかし、ヴァイナリースタッドＳやオーストラリアンオークス出走のためには賞金が必要で、叩きとして使った今回のレースと、この後予定されているグラフトン競馬場の未勝利＋1勝Ｃのレースで賞金を加算する必要があります。

なんとか、Ｇ１レース出走を果たしてほしいので、叩きレースではありますが今回のレースも無事に、しかしなんとかいい着順で回ってきてほしいと願ったところです。

レース結果は？

トゥルーは毎回末脚を炸裂させる差し脚質の馬で、直線が短い地元バラナ競馬場はあまり合わないような印象がありました。

また、ゲートが苦手で出遅れが多かったので、なんとか今回は五分のスタートを切ってほしいと願っていたところです。

いざ、レースが始まると今回トゥルーはびっくりするくらい、いいスタートを切って、先行馬たちに食らいつきます。

むしろこのまま促せば逃げられるんじゃないか？と思うほどで、正直びっくりしました。

スタート直後は出遅れてないかなあ？と後ろの馬たちから順番に見ていったら、「あれいない？？？」となり前に目を向けたところ、なんと先頭集団にいたので大変驚いたところです、いい意味で（笑）

その後、久しぶりもあってか進みが悪く、結局中団後方あたりのいつものポジションに収まりましたが、いい折り合いで走っていたように見えたので、最後の直線ではまた伸びるのではないか？と期待して直線を迎えます。

益田騎手は内目の進路を選択し、追い出しの時はやや前が窮屈になってしまい進路が厳しくなった局面もありましたが、馬群の中を割って進出すると楽逃げする逃げ馬を強襲し僅差の2着でフィニッシュしました。

勝ち馬はトゥルーと同じくリズモア競馬場で勝利歴のある馬で、あれだけ楽逃げされたら仕方ないかなという印象。

それでも、直線でスムーズならひょっとしたら差しきれるかもしれないと思ったほどです。

3着馬とはハナ差くらいでしたが、この馬は総額4万ドル（本レースは2.7万ドル）のドゥーンベン競馬場の未勝利戦で3着にいたこともある実績馬ですので、なかなか見どころのあるレースだったのかなという風に考えています。

ちなみに今回の2着賞金は5050ドルとなっていました。

トゥルーはBOBS登録馬ですが、BOBSボーナスは1着のみ対象なので、今回は加算がありません。

今後について

今回のレースは期待以上、勝てればそれが一番ではありましたが、トライアルやジャンプアウトなど実戦形式を取り入れず本当に休み明け初戦でありながらこれだけ走れたのは相当な収穫だと思いますし、馬主的にもテンションが上がりました。

本当に着が安定していてありがたい限りですし、末脚が毎回炸裂するのでなんとか脚元への負担が少ないといいなと願うばかりです。

中條調教師も本番のＧ１に向けて、全力でケアしてくれている印象がありますし、ここは最後は運要素な部分はありますが、細心の注意を払って進めていただいている実感があります。

なんとか次の条件戦レースで勝ち、Ｇ１ヴァイナリースタッドへと駒を進めてもらいたいですね。

初の私のＧ１制覇が、今最も力を注いでいるオーストラリア共有馬になれば、こんなにうれしいことはありません。ご一緒の共有馬主さんたちも皆大盛り上がりなので、とてもいい雰囲気だと思います。

なんとか、大舞台まで無事に進みますようにと、日本から祈っております。

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