フィリーズRは根岸Sと似ている！？

このタイトル、意味わからない方も多いかとは思いますが、それはこのレースの特性にあり！と考えております。

この2レースはどちらも、

・マイルGⅠのトライアル
・1400m戦

であります。
故に、適性が1200mに寄っている馬がフェブラリーSや桜花賞に色気を持ち出走してくるパターンが多い！と考えております。

となると、何が起こるか？
→短距離の快速馬が飛ばすことによりペースが流れ、結果的に短距離馬では対応できないタフで差しの決まるレースになる！可能性が非常に高いと思います。
これがこの2レース、非常に似ているのです！
勿論、今年の根岸Sのようにどスローになってしまい前が残る可能性もあるものの、その可能性はかなり低いと考えています。
故に、タフな差し馬を積極的に狙っていきます。
それでは予想に参りましょう！

各馬評価

◎ 3 バウンシーステップ
前走つわぶき賞では0.4秒差をつけ差し切り勝利。このレースはっきり言って1頭だけモノが違った。イン前が有利な馬場で外差しでの勝利と、内容が非常に濃い。
キャリアで大崩れしたことがまだなく、前走も通過点かのような走り。重賞レベルでも大いに勝負になると考えている。
父モーリス×母父ステイゴールドという血統らしく、かなりのピッチ走法でありパワーに富んだ馬。故にこのコースはかなり合う気がしている。
シカゴスティングに2戦2敗ではあるものの、どちらも展開や馬場などの要因も大きいと感じている。今回の舞台はシカゴスティングも得意そうではあるものの、乗り方次第で逆転は大いに可能だと考えている。
というか、シカゴスティング戦に限らず勝ったレース含めほぼ全てのレースで馬場や展開に恵まれていない馬。コラソンビートは強いが、勝てるとしたら一番手はこの馬なのでは。

○ 1 コラソンビート
前走阪神JFでは若干出負け気味も最後脚を伸ばした。しかしアスコリピチェーノ、ステレンボッシュを捉えることはできず0.2秒差の3着に敗れる。
→後方にいた勢が上位を独占した中で、比較的先行して3着は内容が濃い。ただし、最後は少し脚色が鈍ったことからも、1600mは若干長そう。故に今回1400mへ戻る点は非常に好材料だと考える。
以前に東京芝1400mの牡馬混合2歳重賞(京王杯2歳S)と阪神芝1400mの牝馬限定2歳重賞(ファンタジーS)が同週に開催された際、京王杯2歳Sを選択した。輸送がないなどのメリットもあるとは思うが、やはり東京のような左回りの大箱コース向きの馬であるはず。ましてやファンタジーSは外回りだが、今回のフィリーズRは内回り。このコース形態はそこまで合ってはいなさそう。
そして賞金を持っている立場であり、ここで賞金加算する必要性はメンバー中最も低い。ここは次に繋がる競馬に徹する可能性が高く、能力は最上位クラスだとは認めつつも、取りこぼしは大いにあるのでは。

▲ 2 ロゼフレア
前走紅梅Sでは0.5秒差の4着に敗れるが、2着馬セキトバイースト（のちのチューリップ賞2着馬）には0.3秒差。そこまで悲観する内容ではないと思う。また8月から毎月1戦走っており、ここが叩き6戦目であったことからも、お釣りがなかった可能性もあり、今回はそこから一息入れた分前進はありそう。
また、全2勝がハイペースの流れの1400m戦を差し切った内容。今回はハイペースと読んでいることからも、その経験値は非常に魅力的。未勝利戦2着馬のコネッシオーネ、万両賞2着馬のソンシはともに次走で楽勝している。
今回人気馬であるバウンシーステップとも未勝利戦でいい勝負をしており、人気がないのであれば積極的に買いたい馬。舞台設定も展開も向きそう。

今回、激推ししたい馬が▲ロゼフレア含め5頭いました。
最も推したい馬は▲ロゼフレアでした。
ですがそれ以外の馬の優劣をつけるのが非常に難しく、またどうしても全頭紹介したかったので、今週は特例的に『穴』という印として4頭推奨したいと考えております。
印が多くなってしまう点は大変申し訳ございませんが、どうしても紹介したいのでこのような形とさせていただきました。
最後まで是非ご覧ください。

穴 7 セシリエプラージュ
前走1勝クラスでは上がり最速の脚を繰り出すも0.1秒差の4着。ただ、敗れはしたもののこの日の京都は開催最終週で外差し馬場の中で早め抜け出しの内を突く競馬での敗戦であり、負けて強しのレースであったと考えている。
新馬戦も10着と大敗しているものの、これはどん詰まりをしているので度外視可能。
母アットザシーサイドは2016年のフィリーズR2着馬。血統的にはこの舞台への適性は高そう。
重賞級かは何とも言えないものの、前走ははっきり言って外に出していたら勝っていてもおかしくなかったと思う。正直キャリア3戦で力負けしたレースがまだなく、もし人気がなければ積極的に狙いたい馬。

穴 11 マーシーラン
前走エルフィンSでは何もできず0.4秒差の6着に敗れる。しかしこのレース超ハイレベル戦の可能性があり、勝ち馬ライトバックはアルテミスS4着馬、2着馬スウィープフィートはその後のチューリップ賞勝ち馬、3着馬エリカエスティームは今週のアネモネSで1番人気が予想される馬。故にこの6着でもまだ見限れない。
新馬戦は上がり最速の脚を見せ勝利。この時の2着馬ペアポルックス、3着馬ナムラアトムはともにこのレースの後未勝利戦→1勝クラスを連勝。故にこのレースも超ハイレベル戦の可能性が高く、確かに減量の河原田J起用だったもののこの馬も先述の2頭と同等の能力を秘めている可能性はある。
また、その河原田J→和田竜二Jへの乗り替わり。この手の和田竜二Jへの乗り替わりは先週のチューリップ賞のスウィープフィートや、当該調教師当該騎手で言うところのフィリーズRのシゲルピンクルビーを想起させる。人気がなさそうであるし非常に面白い存在だと感じている。

穴 12 ジューンブレア
前走デイリー杯2歳Sでは0.7秒差の7着に敗れる。しかし、新馬戦から1200→1600mへの距離延長であったことで馬が戸惑った可能性もあり、道中かかっていた。また、現にラスト1Fで明らかに止まっていることからも距離が長かったことが敗因だろう。
故に今回1400mに距離短縮となる点はプラス。新馬戦は3着以下に0.8秒差をつける快勝である上、その3着馬も勝ち上がっていることからもレベルが高く、条件を選べばかなり能力がある馬だろう。
ただ、やったことがないのでなんとも言えないが1400mですら距離が長い可能性はある。そうではあるものの人気がないのであれば未知の魅力に賭けるのは大いにアリなのでは。

穴 14 キャンシーエンゼル
前走春菜賞では躓いたこともあり0.4秒差の3着（同着）に敗れる。しかしこのレースイン前が有利なレースであったことからも、実力通り決まったとは言い難く負けて強しのレースとも取れる。
2走前のファンタジーSはイン前が有利なレースで8枠17番を引き終始外を回されたことによる16着、3走前の小倉2歳Sは逆に外差しが有利なレースでイン前で粘り3着と、近3走は全て展開や馬場に恵まれておらず、理由付け可能な敗戦であると考えている。
故にスムーズであった時にどれ程のパフォーマンスを見せてくれるか、はっきり言って未知である馬。人気がないのであればその可能性に賭けるのもアリ。

印まとめ

◎ 3 バウンシーステップ
○ 1 コラソンビート
▲ 2 ロゼフレア
穴 7 セシリエプラージュ
穴 11 マーシーラン
穴 12 ジューンブレア
穴 14 キャンシーエンゼル

予想のコンセプト

コラソンビートは強い。
しかし、今回はあくまで前哨戦である点や、距離は良さそうだがコース適性が怪しく、取りこぼしは大いに考えられる。
ではそれに勝てるならどの馬か？と考えた時、バウンシーステップが最有力候補だと思う。
この馬は常にトラックバイアスに逆行して好走を続けている。
更にはハイペースに滅法強いロゼフレアも面白そう。前走はスローペースに泣いただけ。
内枠3頭になったのはたまたまです（笑）
穴も相当面白そうな馬が勢揃いである。今回人気馬は過去の実績が光る馬が多い。故に、過去の実績に囚われず、敗れていても強い競馬をしている差し馬を積極的に狙っていく。こういった馬が多かった為、印が増えてしまった。

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