私も会員のキャロットC2024年募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
現3歳世代出資馬の勝ち上がり率は67%です。
No91ヴォーセルの23
サクソンウォリアー産駒の日本での勝ち上がり率は30%と平均的。
海外種牡馬で持ち込み馬や海外セリ出身馬は高額馬や良血馬が多いことを考えると、やや物足りない数値です。
欧州では活躍馬が出ているのですが、日本には少し重すぎてスピード不足になる産駒が多いような印象があります。最高到達点も日本では条件戦レベルですし日本では深追いしなくていい種牡馬かなと思っています。
母ヴォーセルはフランスで5戦2勝のようで、重賞勝利だけでなくリステッド2着もあり、競走能力は高そうです。
本馬は初仔になります。
日本向きのラーイなども入っていますが、母系とガリレオクロスを作る形になっており、日本には少し血統的にも重すぎるのではないかと思います。
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サイズはやや小柄ですが極端に小さくはありません。
トモの筋肉もまずまずありそうです。
歩様を見ると、ややのっそりした感じというか手先の重さを感じます。
柔らかさや可動域はしっかりあると思いますし、推進力も感じるので悪い歩きだとは思いませんが、サクソンウォリアー産駒はこういった歩きをしていても競馬に行くと日本ではスピード不足だったりするので注意が必要かと思います。
トモにももう少し力感が欲しいですね。
前脚は少し外外に向かう感じで綺麗ではないですね、途中で外に曲がっているように見えます。
飛節安定感は普通くらい、後脚の外弧はこの程度ならセーフかと思います。
サクソンウォリアー産駒に強い思い入れがあれば…というところでしょうか?柔らかさは感じますがスピードは心配です。
No92エトワールⅢの23
欧州クールモアでノーネイネヴァーとトップ争いをするウートンバセット産駒です。
2024年種付け料は3200万円ですから、本馬の募集額も決して法外な金額ではないと思います。
産駒はほとんど日本で走っておらず日本適性は見通せない部分がありますが、産駒は欧州を中心に活躍しており、BCフィリー&メアターフを勝利したアウダーリャやBCターフで僅差の5着に入ったキングオブスティールなど、欧州だけでなく北米のフラットなスピード馬場でも力を発揮できており日本でも適応できるスピード能力があるのではないかと期待できます。
本馬の半兄ノーネイメッツは北米馬で9戦3勝。
https://www.equibase.com/profiles/Results.cfm?type=Horse&refno=10987977®istry=T&rbt=TB
勝った3つのレースは全てステークスですし、BCジュヴェナイルターフスプリント4着に入るなど、いくら北米の芝レースとはいえレースレベルが高いところで好走しておりこの馬の能力は高いです。
母も欧州の短距離G3勝ち馬でスピード能力がありそうですし、重さが歩様に出ていなければかなり面白い1頭だと思っています。
興味深い1頭で、血統的には出資候補となる1頭ですね。ファミリーが良いので母優先を見越しての出資も面白いかもしれません。
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サイズやや大型です。
牝馬としてはこのくらいがベストだと思うので、理想的なサイズ感だと思います。これ以上大きくなると成績は下がっていくので、育成で490くらいまで増えて、入厩して追い込んでこのくらいのサイズでデビューしたいですね。
歩様はキビキビしていますし、バネ感がありつつも可動域の広さも感じていい歩きに感じます。
推進力もありますし、中臀筋や大腿筋膜張筋もしっかりしており、総合的にすごくいい馬に見えます。
背中と首の連動性やトップラインの使い方も割といい方だと思いますし、横からの歩様はケチをつけるポイントがあまりないかなと思いますね。
トモの容量もありますし、緩さも少ないので日本のスピードに対応できれば安定して結果を出せそうです。
前脚は左前が一瞬気になりましたが、全然セーフだと思います。
それより右後が外に出るくらい外弧なのでこれは気になりますね。
飛節安定感はまずまずいい方だと思います。
がっしりしているのでマイル以下になりそうですね、半兄も米国短距離で走ってますし、本馬も短めを意識するかもしれません。
値段高めですが繁殖価値と考えると★面白い1頭であることは間違いないです。ただ想定より人気なので困っていますね。
No93<地>ジルズパレスの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、地方馬であったとしても出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
半兄はレッドファルクス産駒で門別のフレッシュと川崎で勝利しており、一定の能力がありそうです。
地方馬としては高額ですが、クリソベリルに期待する方は面白いかもしれません。
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馬体やや小型ですね、胸も浅めですし腰回りも立ち姿では細く見えます。
幅も薄いですね、地方馬はわりとうまいことこれまで選んできたつもりですが、こういった細い馬はなかなか判断が難しいなと感じます。
歩様を見ると少しトボトボした感じに見えますね、トモの容量が足りないためパワーが現時点では足りない感じがします。
可動域は悪くないですけどね。
前脚の捌きの柔らかさなど見どころもあるものの、地方馬としては超高額であることを考えると少し物足りないかもしれません。
前脚は内に集まるような脚付きに見え、飛節安定感もあまりないですね、これなら他クラブですがDMMの地方馬の方が僕は面白いと思います。
ただ、本馬も1つも勝てない馬ではないと思います。
No94<地>ペニーウェディングの23
新種牡馬クリソベリル産駒です。
キャロット出身の種牡馬ですから、地方馬であったとしても出来のいい馬がラインナップされていると信じたいところです。
母系的には産駒3頭出走で中央勝ちはなく、初子が浦和と川崎で1勝ずつしているにとどまります。
母系的にはやや頼りないので、馬が相当良くなければ…という感じですかね。
回収は一旦考えず地方馬が欲しい!という方や新規入会チャレンジの方にはいいかもしれません。
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皮膚病が目につきますね。まぁでもこの時期の皮膚病はそんなに気にしなくていいと僕は思っています。
胸が浅めですがサイズは中型ですね。
歩様を見ると推進力があり、トモにゆるさは感じるもののこちらの方がバネ感やスピード感を感じ、いい馬に見えます。
キビキビしていて可動域も広いですし、前脚の出もいいですね。
背中は柔らかく使えるタイプではなさそうですが、クビを使って歩けていますし、ダートなのでこのくらいでもいいかと思います。
トモにもう少し芯が入るともっと良くなるのかなと思います、緩いままでも下級条件なら勝ちそうですけどね。
前脚は気になりますね、左前が内に入って来ているように見えます。
後脚もバラバラした感じであまり綺麗には見えませんし、飛節も甘めに見えます。
縦からは気になるものの、横からの歩様は1つ前のクリソベリル産駒より良く見えました。
この金額を地方の牝馬が回収するのは至難の業ではありますが、脚元にトラブルが生じなければ南関東で複数勝てる、また牝馬重賞で戦える可能性はあるのではないかと思います。
割と横からの動きは好きな方です、あとはクリソベリルのポテンシャルを信じるかどうかですね。
No95<地>バイラオーラの23
ニューイヤーズデイ産駒の地方出走馬の勝ち上がり率は59%と地方馬としては若干低め。
ただ、産駒が若いのでこれから数字は上がってくると思います。
中央では打率高く勝ち上がり率優秀なので、地方では70%ラインは最終的に超えてくるのではないかと思います。
母産駒は6頭出走で3頭が中央で勝ち上がり。
中央未勝利の半姉ソレアもその後船橋で4勝していることを考えると,地方馬の母系としてはかなり良いと思います。
今回の募集で字面だけで狙いやすい地方馬は、この馬ではないでしょうか?
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ニューイヤーズデイ産駒あるあるですが体高が低めですね。
サイズも小型で管囲も細いです。
ここまで細いと流石に気になります。
歩様の踏み込みや背中の使い方などは悪くないと思いますし、トモの容量もサイズの割にはあるので、見どころもあるとおもいます。
前脚は外弧ですが軸内なのでセーフで良いかと思います。
飛節安定感はまずまずいい感じです。
見どころはありますがサイズが小さい牝馬で、前脚細いとなるとデカくなると前脚が心配になりますし、小さいままだとなかなか上級路線での活躍は難しく、この募集額を考えると物足りない気がします。
この予算を使える地方馬ならもっといい馬をサマーセールで落札できそうな気もします。
新規向けの馬かなと思います。
No96<地>シシリアンブリーズの23
マインドユアビスケッツ産駒の地方出走馬の勝ち上がり率は68%とまずまず優秀です。
一方母産駒の6頭がレーシングエイジで、初子の中央2勝馬以降地方も含めて一頭も勝ち馬が出ていないのはかなり気になります。
表記を見る限り、6頭中2頭はデビューまだたどり着けて居ないようですし、母系からくる体質面の弱さがあるのかもしれません。
よほど馬がよくなければ、、,と言う感じでしょうか。
思い入れ等あれば別ですが,一般会員の方は無理して狙わなくていい気がします。新規入会チャレンジ用かもしれませんね。
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小さいですね、この馬を1800万募集はなかなかだと思います。
胸も浅く腰回りも細い、トモも小さめに見えます。
歩かせると小型馬なりにキビキビ歩きますが前も後ろも筋肉量が足りないので成長待ちという感じですね。
右前が内に入る足付き、飛節は小さい馬なので安定していますね。
よほどの思い入れがなければ新規入会向けの馬かなと思います。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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