私も会員のノルマンディー2024年1次募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井新馬勝ち)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(オープン)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No33 ゴートゥートラベルの23
ロゴタイプ ヴィクトワールピサ 牡 青鹿
2/3 152.0 177.0 20.0 440
ロゴタイプ産駒の牡馬勝ち上がり率は18%と牡馬平均の半分以下の数値と苦しい統計データです。
一方母父ヴィクトワールピサは現状ニックスともいえる配合で勝ち上がり率は25%と低調ですが、この配合からOP勝ち馬のラブリイユアアイズが出ています。また、同系統の配合からはイストワールファム(4勝)も出ており配合相性は良さそうです。
母は中央で5戦し未勝利引退、芝2000mで3着にきた実績がありますが、それ以外は入着できておらず波のある戦績です。
一方2代母バルドウィナは海外G3勝馬で、ファミリーからはCeillingKittyという海外G2勝ち馬や国内でもG2勝馬のワンカラット、G3で2着のサンシャイン、そのファミリーからアラタなど重賞戦線で活躍した馬がずらり。
直子からは桜花賞馬ジュエラーも出ており母系の活力は優秀と言えるでしょう。
本馬は初仔のため母の繁殖能力は不明ですが、2代母を見ると枝分かれするファミリーからも活躍馬が出ており魅力的に見えます。
サイズは中型~やや小型です。
2次募集に回ってきたのはサイズ的な部分もあったのかもしれません。
440kgあれば、個人的にはセーフだと思います。
馬体を見るともう少しトモに立体感や力感が欲しいなと思うものの、冬毛であることを考えるとこんなものかな?と思う部分もあります。
初仔らしい感じに見えなくもないです。
歩様を見ると前脚の捌きは柔らかく見えますね。
後ろ脚の可動域もものすごく柔らかくて広いというわけではないですが、リズム感は悪くない気がします。
もう一押しトモの力感があるといいなぁと思ったりしますね、やや前輪駆動っぽい印象を受けます。
それでも背中の使い方や連動性は悪くない気がしますし、血統的な価値も含めて考えるとこの値段なら面白いかもしれません。2000万だとどうかな~?という感じですが1000万ですからね。
飛節安定感はまずまずいい感じかと思います。
前脚はやや内向気味に内に入ってくる感じで気になりますが、このサイズの馬でこの価格帯であれば過度に気にしなくてもいいかもしれません。
成長して470kgくらいになり、トモの容量が増えて筋肉がついてきたら掘り出し物になるかもしれませんね。
No34 サイエンの23
ミスターメロディ バゴ 牡 栗
3/11 156.0 179.0 20.0 464
ミスターメロディー産駒の牡馬勝ち上がり率は14頭出走で7.1%となっていますが、2024年から産駒デビューの新種牡馬なので今後数字が向上する可能性が高く参考程度の数字です。
母父バゴとの配合で出走した馬はいません。
本馬は2番子で、初仔で半姉のジョウエンは2戦未勝利で抹消。7着→10着と勝利は遠かったような成績です。
母サイエンは小倉1200mで新馬勝ちしその後OPのフェニックス賞で4着に来ていますが、その後現在でいうところの1勝Cは突破できずでした。
2代母からのファミリーを見ても中央勝ち上がり馬は1頭しか出ておらず、やや2代母以降のファミリーは寂しい感じ、まず1つ勝てるかどうか?という血統かと思います。
サイズはやや大型で、問題ないですね、胸も深くいい感じだと思います。
歩様を見るとやや力感の乏しい感じに見えなくもないですね。
ナチュラルスピードが遅めだからかもしれませんが。
特に右トモは頼りなく見えます。左はまだ悪くない気もします。
可動域はそれなりにしっかりあるのですが、個人的にはバネ感があり全身連動性がありきびきび動くタイプが好きなのでこういうのっそりとしたタイプの馬は選びにくいですね。
こういうタイプの馬でも走る馬は走るので難しいところですが。
飛節ブレが大きく緩そうに見えますし、少し時間がかかるタイプかもしれないなという印象を受けます。
前脚はやや左前が内に曲がり気味で蹄が外向することでバランスを取っているように見えますがどうでしょうか?こういうタイプは球節に負担がかかる(私の共有馬ハッピーゲートも球節炎になってました)気がするので注意が必要かもしれません。
この動画を撮るときに気持ちが乗らずゆったり歩いているだけであれば、がつがつやる気があるときに歩かせてみたら横からの印象は変わるかもしれないなと思う1頭です。とはいえ飛節が緩い馬と前脚リスクがありそうな馬は極力選ばないタイプなので、横からの動きが別の動画でよかったとしても、、、出資に至るかと言われると微妙なところです。
No35 サウスクイーンの23
ヘニーヒューズ アイルハヴアナザー 牡 芦
3/10 155.0 187.0 20.5 452
ヘニーヒューズ産駒牡馬の勝ち上がり率は52%と優秀です。
重賞馬率3.4%と大物狙いでも是非前向きに考えたい種牡馬ではあるのですが、ノルマンディ―の2次募集以降で募集されるこういった良血馬(いい父の馬)はいわゆるアウトレット馬であるケースもあるので、馬体は慎重に見ないといけないなと思います。
母父アイルハヴアナザーとの配合で出走した産駒はいませんが、母父フォーティナイナー系に拡大すると勝ち上がり利率は35%と平均よりは低調です。
とはいえ勝ち上がり率は低いものの、同系統からは後継種牡馬のモーニンやOP複数勝利のニューモニュメントらが出ており、大物への期待感はありますね。
母系に目を移すと、3代母から大種牡馬サウスヴィグラスが出ているため、ここは大変な強調ポイントですが、2代母以降は中央勝ちが出ておらず母系的には寂しい印象です。
地方馬ならこれでも十分ですが中央馬ですからね。
母サウスクイーンは地方9勝、もともとは中央でしたが未勝利戦を勝ち上がれず、1度も掲示板内には入れていないので中央で通用するレベルではなかったと思われます。
その後名古屋で9勝して名古屋のAクラスまで上がっていますが、それでも中央1勝Cと戦ってどうか?と言われると微妙な気もします。
きょうだいで出走済みは1頭。半姉オレイニウタイマスは浦和で3戦し未勝利ですが、初戦3着に来ておりキャリアを重ねれば南関東でも勝てそうな雰囲気です。
とはいえ、中央馬のきょうだいとしては十分とは言えないかな?という印象ですね。
サイズは胸が深く、もう少しこれだけ胸が深いなら体重が欲しいところですが後ろが寂しい感じですかね?ヘニーヒューズ産駒は特に1歳の時期は前勝ちになりがちなので、ある意味典型的なフォルムと言えるかもしれません。
歩様を見ると背中がたれ気味に見えて寂しく見えますね、このトップラインは個人的には好みではありません。
腰も細く見えますし、歩きもとぼとぼして見えて踏み込みも浅いですし、返しも遅いのであまり迫力を感じません。
ダート短距離馬ならこういったコツコツした歩きでも走る馬もいるのですが、それにしても全身の連動性がこの歩様動画からは感じ取れず、あまり魅力的には見えませんでした。力感がないというか、なんというか。
飛節安定感はいいと思いますが、この歩様動画だけ見ると中央というか、地方最下級で勝負になるかな?という印象です。
中央で通用するにはかなりの成長が必要かと思います。
告知
ジェイが馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬をわずか350万円ほどで落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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