
私も会員のノルマンディー2025年3次募集馬について検討していきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井新馬勝ち)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(のあ氏分析)
はじめに。
はい、皆さんど〜もど〜も、のあです♪
今日はXでのフォロワーさんから頂いたリクエストのシュヴァリエ23の血統考察をしていきたいと思います♪
始まりがX上でのやりとりという事もあってサラッと血統表を見て、印象をサラッと返答したものなのであまり深く掘り下げすぎない簡易的な考察になりますがサララボのジェイさんが馬体&歩様診断を付けてくれるとの事なので少しだけ書いていきます♪
最初に一つだけ言っておくと、私は新種牡馬苦手です。
血統派なら血統表だけで精査しろ〜と言われてしまうかもしれませんが、私は産駒実績から要所を掬い上げるのが得意なタイプなので…。(笑)
というイイワケをしっかりとしておいた所で血統表はこちら♪

父系を探る。
まずはなんといってもベンバトルですね。
私も非常に注目している種牡馬なんですがどういう血統を持っているかはこちら。

父はシーキングザゴールド→ドバイミレニアム→ドバウィ。
1世代しか産駒を残せなかったドバイミレニアムの唯一にして最高傑作だったのがドバウィ。
この系譜を継ぐ後継種牡馬がベンバトルです。
ベンバトルの血統表でまず目につくのがシャーリーハイツ、ダンシングブレーヴ、シャーペンアップ、イエローゴッド、ニジンスキー。
ミルリーフは5×4のクロス持ち。
有名なナスキロ、ナスペリオンといわれる血脈の宝庫ですね。
ハイラインもハイペリオンを父に持つ種牡馬で更に増強。
ハイペリオンは母系に入って輝く種牡馬で直系の牡馬よりも牝馬の繁殖成績に大きな寄与をしてきました。
そのハイラインを母系に持ちその特性が結実したのがドバウィ。
(父であるドバイミレニアムもまた母系のPretenseの母父がハイペリオンでありこちらも母系からのアシストの恩恵を受けています。)
そんなドバウィを父に持ち、エタン系シャーペンアップの流れを汲むセルカークを母父に持つのがベンバトルです。
シャーペンアップは私の以前の記事でも出てきた種牡馬で豊富なスタミナと成長力を伝え距離適性を長く伸ばします。
またハイペリオンの3×4を持っています。
更に母系を探るとニジンスキーやここでもミルリーフが現れ柔らかさの宝庫というに相応しい血統構成となっています。
父系からシャーリーハイツとダンシングブレーヴを、母系からシャーペンアップを得ている点を考えると距離融通性の高さを感じます。
ここで問題となるのはベンバトル自身はマイルから中距離での活躍が目立つ点です。
これまで血統表でイメージしていた適性とやや異なる点に気付いたのはつい昨日の事でした。(笑)
血統表のイメージから漠然とした距離融通性と豊富なスタミナを感じていたのですが、ダンシングブレーヴとシャーペンアップの血統イメージで優位性がある適性とは別の部分が出ている可能性はないかと思い始めました。
それはシャーペンアップが持つ卓越したスピードとダンシングブレーヴが持つリファールのトップスピードの補強力。
実はこっちが強く遺伝しているのがベンバトルなのかもしれないと少し思考を軌道修正しました。
これまでのベンバトルのイメージとしてはスタミナ豊富で柔らかく距離融通性が高い種牡馬というもので、懸念点としてはスピードが足りるのか?という部分でした。
ですが、前述した血統的な遺伝力で優位だった部分(スタミナや距離融通性)よりも陰に隠れていた補強部分(スピード)が優位になる遺伝力を持っていたとしたらイメージは大きく覆ります。
今回の考察では時間が足りない事と、そもそも産駒実績がないので実証が取れないので今回はこの辺りで切り上げたいと思います。
少しもやもやする考察となってしまいましたが、血統が持つ各々の特性や適性は記せましたし二つの仮定を挙げることはできたので、この辺りは今後の成績を皆さんと見守りたいと思います。
結果がある程度みえてきたら、この記事を掘り起こしてまた皆さんと共有できたらなと思います。
母系を探る。
ちょっと父系で容量を取りすぎたのでこちらはさらりと…。
まずはシュヴァリエの血統表はこちら。

シュヴァリエは繁殖牝馬としてとても優秀で、これまでにゴールドパラディン、プリュムドール、シュヴェルトライテ、セーヌドゥレーヴという活躍馬を排出。
2勝クラス以上での勝利を持ち重賞でも好走する産駒を複数出しているのは凄いですね。
父はヴァイスリージェント系のフレンチデピュティ。
母父はジェネラス。
ベンバトル続きこちらでもナスルーラ、ハイペリオンを補強してますね。
特にベンバトルとの配合でジェネラスの4×3となり、ニジンスキーを介してのハイペリオンクロスも生まれました。
またグレイソヴリン系のカロを介してナスルーラを足している点も個人的には芸術点が高いと思いました。
母であるシュヴァリエは柔らかさのある血統背景と重厚さを持ち合わせ、そこへ米国的なスパイスを足した感じの構成ですね。
繁殖成績としては強く父系を押し出し、上手く補助する傾向を示しています。
この事から父系の頁でも書いた通り最初は長距離もこなせる中距離馬という印象とスピード足りるのかな?という印象でしたが、ベンバトルの印象というか認識が少しブレ始めているので難しくなってきました。
強く父系を出すなら父系の頁で触れた要素のいずれかが顕現するはずで、それがどちらなのかという部分で悩んでいます。
(どちらでもなかったらすみません/笑)
配合的にはとりあえず柔らかさを押し上げたものになっており、突き抜けた個性や適性は感じないものの汎用性高そうという印象です。
シュヴァリエは優秀な母ではありますが、自身の個性を強く伝えない押し上げタイプなのでこの辺りが難しくなるかと思います。
まとめ。
というわけで過去一ダラダラと結論も出せないままにまとめまできてしまいました。
私みたいなものがしっかり準備もせずに事に挑むとこうなるんですよ。(笑)
とにかくこの仔は配合的にはしっかりと下地は作れていますし、大きな破綻はないかと思います。
父系を押し上げる母系の産駒で新種牡馬となると血統考察的にはかなりの難易度なので迷子になるのも許して下さい…。
やはり注目すべきは父ベンバトルの示す適性と特性と能力の方向性ですね。
私はシンプルな血統構成的な方向性と、内包してはいるものの強く押し上げられてない血の覚醒の2パターンで想定して結果を見守りたいですね。
個人的にはダンシングブレーヴがめっちゃやらかしてるんじゃないか説に期待したいです。(笑)
あと柔らかさの部分は血統的にかなり強調されている部分ですので、この後にジェイさんの歩様考察があるのでそちらも込みで確認して頂ければ面白いかと思います。
こういう時に歩様を見られる方のアシストがあると有意義な記事になって良いですね♪
こういうパターンの血統考察になった時はジェイさんを巻き込んでいこうと思います。(笑)
最後になりますが個人的な結論だけ書いておくと、ノルマン会員だったら私は出資してました。
ピンパー感強くて攻めてるのに…なんか破壊力ないなぁ…という泥臭さが個人的に好きです♪
なんともとりとめのない記事になってしまいましたが、この辺りが突貫で書いた私の限界です。_(:3 」∠)_クソウ
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます♪
ではでは皆さま、良い一口ライフを♪
良い競馬ライフを♪(*´꒳`*)ノフリフリ
馬体・歩様
まず、上が活躍してるので上見てみましょう。 シュヴァリエの18、プリュムドールの募集時点の歩きはトモがゆるっとした馬が多いゴルシ産駒にしてはトモがガチッとしていて、ふにゃふにゃ感もなく芯の入った感じがします。中臀筋も盛り上がってますね。
動きは少しカチッとした感じですが前後の連動性はいい、母系から硬さが出ているのでしょうか。
飛節もしっかりしてていい馬です。ゴルシ産駒っぽくないけど。 ノルマンディー 育成なのに2歳9月と早めデビューできたのはこのカチッと感由来かなと思います。
母産駒を全て見ましたが全体的にはこういった硬さとガッチリ感が出るタイプが多いのがこのシュヴァリエ産駒の特徴。
ただ唯一例外的なのが、シュヴァリエの19。シュヴァルトライテ。
ガッチリした感じというより手先の軽さやスピードがありそうで運動神経が良さそうな歩きをしています。ガチムチ系だけじゃなくこういう手先の軽く運動神経良さそうな馬でも成功例を出せる母の懐の深さを感じます。
本馬の歩様はここまでの運動神経を感じるほどではないものの、何方かと言えばこの19産のシュヴァルトライテに似ているような印象を受けます。ちょっと可動域に硬さは感じてこの辺りは母系から来ているのかもしれません。
となると舞台的には芝マイルあたりでしょうか?父の戦績から考えても妥当性のありそうな距離レンジです。フィリーなのでガチムチじゃなくスピードタイプなのも僕は悪くないと思いますが、筋肉のゆるさは目立ち、2歳4月という時期を考えると、これまで見てきた募集馬とは時期が違うのでやはりできは上の子の方がいいのかな?という気もします。
また、ベンバトルの種牡馬としての能力とどういう形が走るかわからないのが悩ましいですが、この子はトモの容量が少ないという19産以外の3頭がこれでもかというほど持っている素養は持っていないと思います。 なので、芝で戦えるスピードがなかった場合の潰しは効かないタイプな気がしますね。
ただ、歩様を見る限り前後の連動性はいいですし手先も軽い。
おそらく今このサイズと生まれ月から、去年はサイズが小さかったと推測できますし、それだけがネックだったのであれば最低限のサイズにはなっているので、面白い1頭だと思います。後脚の可動域もありますし推進力はあると思います。
前脚外向に見えるかもですがこのくらいはセーフでいいと思いますし、上もそういう子はいたので気にしなくていいと思いますし、ベンバトルでこの値段かぁというのはあると思いますが見どころはある1頭だと思いますね。
あとは種牡馬ベンバトルを信じるかどうかです、ウインブライト産駒みたいに歩様めちゃくちゃよく見えても競馬行ったらスピードないやん…という馬が多数出てくる種牡馬もいるのでそこはギャンブルですね…。特に欧州系の新種牡馬ですから日本競馬のスピードでは一枚足りないというパターンは全然あり得ると思います。
いろいろ書きましたが、今回の3次募集の中では魅力ある1頭であることは間違いないと思います、このクラスの子出しの良さがある母であれば、父が不発であっても母系で走れる可能性もありますしね。この馬が走ったとしても驚きはしないです、何度も言いますが連動性いいですし素養はいいものを持っていると思います。
告知
ジェイが馬の見方や競馬勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
これまで3度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、さらに大狩部牧場さんとコラボでSunCity産駒の牝馬という素晴らしい3頭落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
共有オーナーは1/40口から募集しており月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師やサララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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