
私も会員であるキャロットクラブ2025年の全頭分析記事です。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井2勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(3勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)レクスノヴァス(3勝C)などです。3歳世代と4歳世代共に出資馬勝ち上がり率は70%越えをキープしています。
11ラサルダンの24
キズナ産駒の牡馬勝ち上がり率は52%、母父キングマンボとの配合では48%が勝ち上がっています。
母は海外G2馬ですが、今の所産駒は中央勝ち上がり馬はいません。
サイズはやや大型、といったところですが、背が162cmとかなり高いですよね、背の高さの割には体重はない気がするのでこれから筋肉がついて体重も増えてくるんじゃないかと思います。
歩様を見ると推進力がありますし、右を向いている時は良く見えますね。
背中は少し硬めですが、踏み込みはいいものを感じます。
一方左を向いている時は後ろ脚の可動域が硬いのか、ちょっと右向きほどよく見えませんでした、トモの左右差か、可動域の左右差があるのでしょうか?※もう一度見返したらやはり左トモが弱く見えますね。
前脚はやや広踏ですがキラーグレイシス程ではないですね。飛節はまずまず安定していると思います。
成長とともに左右差など解消してきて右トモに左も追いついてきたら面白い1頭になるかもしれません。ただこの金額だと成長頼みなのはちょっと怖いような気もします。
こういうリスクをとれないので僕は活躍馬を何度も逃すんでしょうね…。
12 ルナリアの24
アドマイヤマーズ産駒の牝馬勝ち上がり率は31%で、母父ネオユニヴァースは1頭だけが出走し勝ち上がっています、母父SS系では25%が勝ち上がりと平均以下ですね。
母産駒は8頭いて、1頭も中央で勝ち上がれていません。
また、馬名がついていない産駒が多く体質面に不安が残ります。
4月末生まれなので成長余地はありますがさすがに小さいですし幼い感じがしますね。
ただ、歩様を見ると前後の連動性が良くトップラインも連動させながら綺麗に歩けていて、これが大きくなってからもできればすごい馬になるかもしれないとも思います。
キャロットじゃなければ様子見で成長過程を見守りたい1頭ですかね。
トモの使い方もうまいと思いますし手先の軽さも感じます。
前脚は左前内向気味に見えますがこのくらいなら…というところでしょうか?ただ母産駒の体質面も総合して考慮するとやっぱりちょっと心配は残ります。
飛節安定感は普通くらいですね、3か月後にもう一度どうなっているか見てみたいです。
13リュラの24
ナダル産駒の牡馬勝ち上がり率は61%、母父ステイゴールドでは60%が勝ち上がり、サイズの小ささをうまく補えるのかもしれません、いい数字ですね。
母系はヒストリックレディの牝系。母産駒は5頭中3頭が勝ち上がりと大物は出ていませんが打率は堅実ですね。
サイズは中型です、背もありますしまだ体重は増えるのではないかと推察します。
歩様を見ると首をぐんぐん使っているのですが、ちょっとトップラインとの連動性はイマイチな感じに見えますね。
踏み込みの力強い感じは悪くないのですが、なんとなくリズム感がこの動画ではイマイチに見えてしまいました。
後ナダル産駒にしてはトモが緩めですかね、ここまで来ると若干流れているのか?と思うほどで、ここから坂路で鍛えてパキっとしてこれば面白いと思いますが。
もう少し初年度のいいナダル産駒は1歳の時からトモがバキバキだったような気もします。
前脚はまあこんなもんですかね…。飛節安定感はいいですね。
ナダル産駒は飛節がしっかりしている馬が多く、ここが勝ち上がり率の高さにもつながっているのだろうなと感じます。
14フォルステライトの24
ナダル産駒牝馬の勝ち上がり率は49%と高い数値です。母父キングカメハメハとの配合は現状苦戦しており20%勝ち上がりとなっていますがサンプルが少ないので異常値かもしれません。
母は地方2勝馬、本馬は初子です。
遅生まれというわけではないんですが、サイズは小柄で初仔らしいですね。
歩様を見ると一見ぐいぐい進んでいるように見えますが首と背中の連動性があまり良くないような気がするのと、可動域が広いのですがトモの筋力が足りておらずまだ持て余しているような印象を受けるので、やはりもう少し成長してほしいなというところですね。
ナダル産駒の割に前脚は普通だと思います、飛節安定感は普通くらいでしょうかね。
15エスティタートの24
ナダル産駒の牝馬勝ち上がり率は47%、母父ステイゴールド系では63%が勝ち上がり、サイズの小ささをうまく補えるのかもしれません、いい数字ですね。
母は重賞2着馬、2代母からも活躍馬多数ですが、母産駒は現状中央勝1頭とやや厳しい戦績です。
サイズは大型ですね、ダート馬想定だと思いますが、十分なサイズ感があり安心できますね。
歩様を見ると若干筋肉が緩ッとした感じがしますが、可動域の広さはありますし、推進力のある歩様と前後の連動性が相まって、なかなかいい雰囲気に見えます。
後ろ脚の飛節もしっかりのびきっていますし、前脚の捌きも柔らかくていいですね。
ダート馬であってもこのくらい柔らかい馬が大きく活躍する印象があります。トップラインもきれいですし、しっかり背中も使えています。首との連動性もいいですね。
横からはすごくいいなと思ったのですが、前脚は内側に刺さるような歩様でちょっと気になりましたし、後ろ脚も同じく内側に刺さっているような感じですね。
飛節もナダル産駒にしては安定していない感じがして、筋肉と言い間接と言い少し緩ッとしたところがある馬なのかもしれません。
でも横からの連動性はすごくよかったと思いますし魅力のある1頭だと思います。
16ケイティーズハートの24
モーリス産駒牡馬の勝ち上がり率は49%と高い水準、母父ハーツクライとの配合では59%が勝ち上がりとこちらも高い水準です。
母産駒からはエフフォーリアとペリファーニアが出ている、日本トップレベルの繁殖ですね。
サイズは大型です、胸の深さもありますし体重もあり、すべてのパーツが大きい馬という感じですかね。
横から見た歩様は…後ろ脚の左右差?があるのか左後の動かし方がぎこちないような印象を受けました。撮影した時のコンディションかもしれませんが、後ろ脚が右後ろはしっかり伸びていますが、左後ろは綺麗に伸びきっていないように見えますね。その分返しも弱い気がします。寝違えとかですかね…?
前脚はかなりのモデルウォーク、この大型馬でこの前脚はちょっとリスクを感じます。
モーリス産駒なのでそこまでがつがつ歩けなくてもいいのかもしれませんが、個人的には悪い意味で気になるポイントが多い馬でしたね。
それでもこれはあくまでもケガリスク的な観点も多いので、脚が速いかどうかはまた違ったりしますからね。血統はトップレベルですしこの歩きでもファミリーパワーで補って走る可能性はあるのであとは血統を信じるか馬体を信じるかだと思います。
コンディションの可能性もあるのでツアー動画も公開されれば見ておきたいですね。
17クルミナルの24
モーリス産駒
サイズは十分ですね、胸の深さもありますし、背の高さもあり、体重もしっかりあります。
歩様を見ると、モーリス産駒らしい感じもしますが、後脚の返しは速さがありますし、ディープのすがるさというか、柔らかさも少しは出ているのかな?という気もします。
ただどちらかというと、モーリスが強く出ている馬のような気がしますね。
前脚は若干左前が内向気味に見えます、飛節安定感は普通くらいですかね。
モーリス産駒の平均的な歩様を考えればいい方の歩きなのではないかと思います、もっとコツコツとぼとぼあるくモーリス産駒も普通に居ますからね。
あとはコルトサイアーのモーリスで牝馬に出ているところがどうか…というところでしょうか?
18マリアライトの24
モーリス産駒牡馬の勝ち上がり率は49%です。
母父ディープインパクトとの配合では47%が勝ち上がっていて、ジェラルディーナやボルドグフーシュ、マテンロウスカイなどの活躍馬が出ています。
母産駒からはオーソクレースが出ていますね。
4月下旬生まれということでややサイズはこじんまりしていますが、遅生まれなのでまだ成長する可能性は十分あると思います。
歩様を見ると‥‥モーリス産駒でこんなバネ感があってきびきび歩ける馬っているんですか!?というくらいいい動きをしていますね、これは目を見張る動きです。
バネ感や推進力が素晴らしく、背中も使えていて可動域もありこれはグッとくるものがありますね。
特に右を向いて歩いている時の動きがいいです、弾むようなリズム感と推進力がいいですね。これはモーリス産駒というよりディープインパクトの要素が強く出ているのかもしれません。同じ父と母父の配合馬でもこれだけ違いがあると面白いですね。
踏み込みの力強さもありますし、高額な馬ではありますが興味深い1頭です。
ただ、前脚をみると左前のステップに違和感がありますね…。惜しい。蹄が内向しているんですかね。ちょっと変な感じがします。
飛節安定感はまずまず、そんなに良くはないですかね、幼さがまだあるのかなと思います。
横からの動きに魅力があるので前脚の違和感は目をつぶるのも手だと思いますが高額馬なのでなかなか悩ましいところではありますかね。
前脚が綺麗だったら注目馬で扱っていたと思います。
19エリスライトの24
レイデオロ産駒の牡馬勝ち上がり率は43%と牝馬と比べるといい数字です。
母父ディープインパクトとの配合は当初期待されていましたが勝ち上がり率19%と大苦戦中です。
サイズはやや小さめですかね?管囲はしっかりあるものの、胸が浅く背もやや低めです。
歩様を見るとレイデオロ産駒にしては可動域が広く後ろ脚もしっかり伸びていて柔らかさがある馬だなという印象を受けます。
変なコツコツした感じはなくていいですね、まだサイズがやや小さめなので非力な感じであったり、トモの緩さみたいなものは感じるのですが成長していけば可動域はいいので芝馬のいい馬になるかもしれないなという感じはします。
背中も柔らかいですしね。
やや左前は曲がっているようというかX脚気味な気もしますが、どうでしょうか?
飛節安定感は普通くらい、右後が若干弱く見えますし少し曲がって見えますね。
気になるポイントは少しあるものの、レイデオロ産駒としては悪くない馬なのではないかと思います。
20バウンスシャッセの24
レイデオロ産駒の牝馬勝ち上がり率は11%と厳しい数値です。
母父ゼンノロブロイでは27%が勝ち上がりと平均を少し下回る数値になっていますね。
母は重賞馬ですが、現状母産駒では2勝Cが最高到達点となっていて未勝利馬も多いので母の戦績から期待されるほどの産駒成績では現状ないかなと思います。
5月生まれのレイデオロ産駒とあってさすがにまだ少し小さいですが、背と胸はしっかりあるので、腰回りがしっかりしてきたらサイズが増える余地はあるのではないかと思います。フレームの割に肉がついていない状態でここから成長していけば標準的なサイズになる可能性もあるのではないでしょうか?
歩様を見ると、ちょっとトモの容量が少ないというか、トモがまだしっかりしていないなという感じがします。背中もちょっとだらッとして見えますかね。
前脚は左前がちょっと気になりましたがまあ小型馬なのでこのくらいはいいんじゃないでしょうか。飛節安定感はまずまずいいですかね。
成長待ちという感じがします、現状はちょっと幼さが目立ちますね。

現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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