【一口馬主】キャロットクラブ3歳世代(22産)活躍馬上位5頭の募集時評価は? byジェイ

ジェイ
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どうも、ジェイです。
自分で自分の首を絞めかねない、ドM企画を始動します。3歳末時点の一口馬主クラブ各クラブの世代活躍馬5頭を募集自動評価していたのかを自分で振り返り、そして低評価だった馬はなぜ評価できなかったのか?次に生かせることはあるのかを考察していきます。
よろしくお願いします。

⇧出資馬の回顧はこちら

キャロットクラブ3歳世代賞金上位5頭(9月上旬時点)

1位ファンダム(OP)

2位カナルビーグル(OP)

3位ヴィンセンシオ(OP)抽選落選馬

4位マックアルイーン(3勝C)出資馬

5位トータルクラリティ(OP)

各馬評価を振り返る

1位ファンダム(OP)

<募集時評価>

ボトムラインの活力は十分ですし、サイズも460kgといいサイズ感です。
立ち姿から筋肉の凹凸感はあまり感じませんがシルエットは悪く無い気がします。
歩様を見ると左右差が気になりました。
右向いて歩いている時はキビキビしていて柔らかさもあり、おっ!と思ったのですが左を向いて歩いている時はいわゆるサートゥルナーリア産駒らしい、柔らかいけど緩さを感じる歩様に見えました。

<今から振り返ると…>

当時は普通の評価でした、左右差を気にしすぎてしまいましたかね。サートゥルナーリア産駒はキビキビ感がある馬の故障率が高い気がしていて、少し緩さがあるくらいの馬の方が遊びがあっていいのかもしれません。

歩様を見返してみたところ右を向いている時はやはりよく見えますし、左も確かに少しトモが緩く見えますが今見ると普通に連動性が良く見えます。

前脚もサートゥルナーリア産駒の割には綺麗な方ですね、飛節安定感はまずまずといったところで随所に緩さは感じますが、このくらいのサートゥルナーリア産駒がここまで活躍するというところはケースとして覚えておきたいなと思います。自分はカチッとした馬を選びがちなので、このタイプはやはり選択しにくかったのかもしれません。

2位カナルビーグル(OP)

<募集時評価>

母系でStorm Catクロスができているので、牡馬ですしダート色は強くなる可能性がありそうです。
トモの筋肉の発達した感じはStorm Catからきているのかもしれません。
かなり立体的で中殿筋も盛り上がっていていい雰囲気ですね。
サイズも453kgと大型ではないものの十分なサイズ感です。
歩かせてみると可動域は狭めですし、やや重そうな歩きをしますね。
リアルスティール産駒はピッチ気味に走る馬が多いですが、本馬もそのタイプかもしれません。
あまり距離は持たないのではないかと思います。
飛節は左がぶれ気味ですかね、左だけ外弧気味に脚を出していますしその影響もあるかもしれません。

<今から振り返ると…>

ダートっぽい馬だというのは当たっていましたし中殿筋の発達も評価できていました。ただ、距離は持っていますのでそこはちょっと違ったかなという感じ。そもそもリアルスティール産駒自体が動きが硬めの1歳馬が多いので、そこは過度に気にしなくてもいいんだなと再確認しました。あとは歩様を再度確認したらリアルスティール産駒にしてはそこまで硬くないというか、カチカチの馬という感じでもなかったですね。左飛節も気にしすぎだったような気がします。なにより中殿筋と大腿筋膜張筋の発達具合が素晴らしいですね、このあたりは加点方式で見るのが良いかもしれません。

3位ヴィンセンシオ(OP)

<募集時評価>

リアルスティール産駒牡馬の勝ち上がり率は53.2%。
重賞馬率3.8%と名種牡馬の域。なぜ社台を出されてしまったのか、疑問の残るほどの好成績です。
母父キングカメハメハの組み合わせでは勝ち上がり率50%と優秀、血統スタッツ的には最高レベルかと思います。
サイズしっかりありますし、立ち姿のシルエットの美しさは今回の募集でナンバーワンでしょう。
流石良血馬です、しかし歩様はかなり硬いですね。
持ち手が後ろにかなり引いているのでスピードが乗っていないのもあるかもしれませんが、それにしても可動域が狭く見えて、ダート馬ならまだ…ですが芝中距離、クラシック路線とのコメントにはミスマッチを感じます。
前脚や後脚は特に気になるポイントはなかったです。
フォーエバーヤングルートでなら1発ありそうな気もしますが去年の追加募集で活躍したリアルスティール産駒、レーベンスティールと比べると歩様は見劣りしますね。
もうちょっと前に前に、歩かせた時にどんな動きになるのか見てみたい馬です。
セリなら、下見で実馬見たらやっぱりめちゃくちゃいい!となる可能性がある馬だと思います。

※最終的に血統と馬っぷりの良さを評価、歩様には目をつぶり出資申し込みをしたものの、抽選の末落選でした。

<今から振り返ると…>

出資が叶っていたらG2で2着、皐月賞にも挑戦できたのか…と思いながら見ていました。

パドックでデビュー戦の歩様を見た時にやっぱりこれは歩かせ方だったなと思いました。当時の見立ては正しかったというか、持ちてが後ろに引きすぎていたせいでスピードに乗れておらず硬い歩きに見えてしまっていました。

このパターンがあるので動画一発で検討するのは難しいですよね、迷っている馬は通常募集であれば周回展示のツアー動画も確認してみてみるのがいいなと改めて思いました。

レパードSに挑戦歴があり、ダートっぽいかも?と思った見立ても大きく間違っていたというわけでもないような気がします、リアルスティール産駒は気性面が難しい馬も多いので、上手く立て直してくれれば重傷を勝てる馬だと思いますので頑張ってほしいです。

4位マックアルイーン(3勝C)

<募集時評価>

ジェイイチオシ馬です。
ブルーポイントは欧州の種牡馬で南半球にもシャトルされています。
現役時代は短距離馬、初年度産駒は北半球の2歳世代ですが、すでに欧州では短距離戦を中心に活躍していてファーストリーディング争いをしています。
すでにステークスウィナーも出ていてかなり幸先の良いスタートと言えそうです。
母の産駒成績がものすごく悪くはないものの、1番上がイタリアで2勝と2番子がアイルランドで1勝と、現状パッとしないところが若干気がかりではありますが、母母からは多数のブラックタイプ馬が出ていてファミリーの活力はありそうです。
父父はShamardalでライトオンキューなど日本でも対応して活躍している産駒が多く、頭数は多くないですが勝ち上がり率も日本で高く、マイル以下では欧州血統でも期待できそうです。
クラシックディスタンスを狙いたいということだとちょっと距離がもたないと思いますし、クラシックディスタンスのヨーロッパ系種牡馬は重さがかなりあるので日本への適応力が心配ですが、本馬のようなスプリント〜マイル路線の馬は問題なく適応できている馬が多いような印象を受けます。
馬体サイズが495kgとすでに立派で、20万ユーロで落札された当歳セールの時から大人びていた馬だったのですが、そのままいい雰囲気をキープして大きくなったなという印象です。
歩様も良いですよね、もう少しキビキビさがプラスされたらさらに満点でしたが、歩きの柔らかさもありながら力強さもありますし、特に悪い意味で気になるポイントはありません。
マイル以下での活躍を考えればサイズは欲しくなってきますから、すでに500kg近いサイズを誇っているのはプラスだと思います。
2月生まれで体も完成されているので、これ以上どんどん大きくなって巨大化するという感じでもないのではないかと思います。
飛節も安定していますし、ヨーロッパの産駒同様、早めから活躍できるのではないかと思います。

※最優先を使い当選、出資馬です

<今から振り返ると…>

募集時からゴリ押ししていた馬ですから、無事に結果が出てよかったなと思います。歩様が柔らかかったのとストライドの広さがあったのでマイルくらいまではこなせるのではないか?と思っていましたがそこだけは外れて、現在はスプリンターとして活躍していますね。現状結果も出ていますしこれでいいのではないかと思います。

今から歩様を見ても前後の連動性がいいですし、ちょっとゆったりした感じはありますが、後ろ脚の返しが速く、背中の連動性もいいですしやっぱりこれは今見てもいい馬だなと思いますね。

5位トータルクラリティ(OP)

<募集時評価>

血統研究家M石さんの血統オススメ馬ビットレートの22の登場です
詳しいことは素人の僕にはわかりませんが、M石さん曰くクロノジェネシスっぽい配合とのことで、バゴ産駒のツボは抑えたいい配合だそうです。
母産駒から中央勝ち馬が出ていないのはやや気になりますが、まだ頭数も少ないので過度な心配は不要かもしれません。
母父スペシャルウィークはスタッツが高くていいですよね。
1月生まれの牡馬で436kgというのは本音を言うともう少しサイズが欲しかったところではありますが、小型馬なりに、歩きはキビキビしていますし可動域もよく見えます。
推進力がある歩き方をしていて、踏み込みも力強く感じるので悪い感じはしませんね。
左前はけっこう外向していますね、飛節のブレは普通くらいでしょうか?
サイズが大きければ候補に入ってきましたが、1月生まれでこれから伸びしろがどれだけあるか?というところが未知数なので出資は見送ります。
ただ、小型のままでも芝でスピードを出せるのではないか?と思うような活気のある歩きなのでサイズ至上主義でない方なら全然狙える1頭だと思います。

<今から振り返ると…>

結局サイズは450㎏~470kg程度とマイラーとしてはやや小柄かもしれませんが及第点のサイズ感になりました。血統配合相性は非常に良いと言われていましたし、そもそもノーザン育成のバゴ産駒の活躍馬率は非常に高く、その点からも狙い目ではあったのですが、1月生まれでどこまでサイズが増えるのか?という部分でひるんでしまいました。逆に大きすぎないからこそ、早めから始動できて活躍できた部分もあったかもしれません。

やはり今から見ても小柄な感じはしますが、バネ感と推進力、手先の軽さは素晴らしいものがあり、こういった馬をやっぱり選んでいけばいいんだなという自信になりました。

ただ、サイズ至上主義で考えるとなかなかこのサイズには手を出しにくいので、そこは悩ましいところですね。こういった馬を追いかけて体重のボーダーを下げるとその分、空振りも増える気はしますし…人気との兼ね合いもあって難しいところです。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。


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