【種牡馬データ2026】アグネスデジタル | 砂のタフガイ!超晩成・牡馬偏重のダートマイル王

💡 競馬AI指標(SP値)の見方

本データベースにおける「SP(スピード・パフォーマンス)値」とは、競走馬がレースで発揮した走破時計や対戦相手との着差をもとに、馬場の偏りやペース配分、クラスの格などを高度に補正・数値化した当サイト独自の指標です。
これにより、異なる時期や競馬場でのパフォーマンスを同一基準で公平に比較・評価することが可能となります。
このスコアは偏差値ではなく、「全体の中で上位何パーセントに位置するか」を示す相対的な指標(パーセンタイルスコア)です(最大値は100p)。
50pを中央競馬の平均とし、数値が高いほど優秀であることを示します。
例えば S+ (98p〜100p) であれば、集計対象となった全競走馬の中でもトップ2%に入る傑出した能力であることを意味します。

🔥 総合能力評価

アグネスデジタルの能力評価1
アグネスデジタルの能力評価2

アグネスデジタルの種牡馬としての総合評価は E(48p)、基礎能力は E(46p) に留まります。しかし、これは配合相手となる繁殖牝馬の質の低さ(繁殖CPI:G(17p))が大きく影響した結果であり、実際の産駒成績は極めて優秀です。勝ち上がり率は総合で36.5%に達し、全種牡馬平均である29.0%を大きく凌駕しています。

適性面は明らかにダートへ偏っており、特にダートマイルで C(60p)、ダート短距離で D(54p) と高い適性を示します。芝適性は総じて低評価となっていますが、特筆すべきは芝の不良馬場における適性で、驚異的な強さを示す ◉(94p) を記録しています。現役時代に国内外の芝・ダートを問わずG1を制覇した万能性を、独特の形で産駒に伝えている点が最大の特徴です。

📊 基本スペックと適性

ベスト条件 ダート 1200m〜1800m(マイル付近がベスト)
芝・ダート適性 ダート主戦型。芝は例外的に不良馬場のみ一変あり
成長カーブ 仕上がりが遅く2歳戦での早期始動には時間を要するものの、3歳後半から4歳にかけてピークを迎え、古馬になっても長く活躍を続けられる晩成・持続型です。

🏆 代表産駒パフォーマンスランキング(Top 5)

順位 馬名 SP値 着順 日付 レース名(条件)
1 アスカノロマン 92.48 3着 2016/02/21 フェブラリーステークス(G1) (東京ダート1600m)
2 ヤマニンキングリー 90.45 1着 2011/10/01 シリウスステークス(G3) (阪神ダート2000m)
3 マイネラロンハ 90.32 1着 2007/12/22 2歳未勝利 (阪神ダート1200m)
4 ラスティハーツ 89.38 6着 2015/06/27 3歳未勝利 (東京ダート1300m)
5 グランプリエンゼル 88.49 1着 2010/10/09 オパールステークス(OP) (京都芝1200m)
【SP値の目安(クラス別平均値)】
・101以上: 超G1級・年度代表馬クラス
・96〜100: トップG1級
・90〜95: G1級
・80〜89: 重賞級(G2・G3)
・75〜79: オープン級
・70〜74: 3勝クラス級
・60〜69: 1勝〜2勝クラス級

※当サイトが独自に算出した競走馬のパフォーマンス値(補正SP)に基づく上位5頭です。
※不良馬場はSP値が高く出る傾向があります。

🎯 馬場・距離適性と馬券のポイント

芝ダート適性と馬場別パフォーマンス

出走の7割以上をダートが占めており、産駒の基本戦略は砂路線にあります。芝は良馬場で F(24p)、重馬場でも △(15p) と苦戦必至ですが、不良馬場に限り ◉(94p) という極端すぎる適性バーストを起こします。ダートに関しても、稍重が D(59p)、不良馬場が ◯(55p) となっており、湿って時計の速い馬場で高い推進力を発揮する傾向が見て取れます。

牡馬牝馬別の距離適性とパフォーマンス

性別によるバイアスが非常に顕著です。性別親和性において、牡馬が大幅なプラス評価(格差20pt、評価「牡馬S」)を得ているのに対し、牝馬は大きくスコアを落としています。牡馬はダートマイルで B(78p)、ダート中距離で C(63p)、ダート短距離でも C(62p) と砂の各路線で優秀な指標を誇る一方で、牝馬はダート短距離の E(42p) が最高値となっており、牝馬の砂適性は一歩劣ります。

  • (買い時・得意条件): 牡馬のダートマイル戦(勝率や期待値が抜群に上昇)、および芝の不良馬場での一変狙い。叩き3戦目で一気に上向く傾向(二叩き良化:C(61p))があるため、叩き2戦を消化したダート中短距離戦は最大の狙い目です。また、札幌ダート◎(77p) と抜群の相性を誇ります。
  • (特徴やバイアス): 休み明けや初戦は全くと言っていいほど動きません。新馬戦は G(12p)、鉄砲実績(長期休み明け初戦)は F(22p) と絶望的な水準です。初戦を叩かれてからの上積み(C(62p))が大きく、一度使われてからが本番の叩き良化型ホースです。
  • (消し時・苦手条件): 牝馬の芝レース全般(特に中長距離)、新馬戦、休み明け初戦、良馬場の高速芝レース。また、重賞クラスへのハードルは高く、特にG2レースにおいては G(3p) と全く歯が立たないため、格上げ挑戦時の過信は禁物です。

🐴 年齢別パフォーマンスと一口馬主の視点

年齢別パフォーマンス

産駒の年齢別パフォーマンスを分析すると、2歳時は仕上がりの遅さからパフォーマンスが低下した傾向を見せますが、3歳戦に入ると着実に地力を高め、4歳時にはクラス平均を大きく上回るパフォーマンスを発揮します。特筆すべきは古馬になってからの持続力で、5歳から6歳以上を迎えても衰えることなく安定して高いレベルを維持し続けます。特に牡馬においては年齢を重ねるごとにタフさと地力を増し、長期間にわたって高い競争力を保ち続ける成長曲線を描いています。

産駒の安定感と出走間隔

一口馬主投資の観点から見ると、早期デビュー率(2歳7月迄)が14.8%、2歳末勝ち上がり率も13.3%と控えめな数字となっており、2歳戦からの素早い出資金回収を狙うスタイルには向きません。しかし、じっくりと育成された産駒は生涯OP入り率10.4%という優れた実績を残しており、古馬になってからの回収力が非常に高いのが魅力です。出走回数を重ねながらタフに走り抜けるため、早期の即効性よりも中長期的にコツコツと賞金を積み上げる投資戦略において、極めて優秀な妙味をもたらす種牡馬と言えます。

ただし、極めて注意すべきマイナス評価も存在します。故障・長期離脱リスクは39.8%で G(8p) と非常に高く、体質的な弱さを抱えている産駒が多く存在します。タフでいつまでも走り続けられる反面、過酷な使われ方によって大きな故障や長期休養に追い込まれやすい側面を素直に受け止める必要があります。体質が弱く見えたり、休養が多い募集馬に関しては注意深い選定が求められます。

早期デビュー率 (2歳7月迄) 14.8% (177頭中 168位相当)
2歳末勝ち上がり率 13.3% (177頭中 110位相当)
生涯OP入り率 10.4% (177頭中 89位相当)

🧬 配合の傾向(ニックス・アンチニックス)

🔥 好相性(ニックス)

母父系統 出走頭数 勝ち上がり数 勝率 特徴・代表馬
デインヒル系 6頭 4頭 66.7% コスモカンタービレなどが活躍する好相性配合。
ストームバード系 12頭 8頭 66.7% 代表産駒アスカノロマンを輩出した屈指の好相性。
ダンスインザダーク系 17頭 11頭 64.7% ダイメイフジなどを輩出。高い勝ち上がり率を誇る。
ナスルーラ系 7頭 4頭 57.1% ドリームリバイバルを筆頭に安定して走る。
キングマンボ系 5頭 2頭 40.0% ラッシュアタックを輩出。SP値の底上げに寄与。

⚠️ 不相性(アンチニックス)

母父系統 出走頭数 勝ち上がり数 勝率 特徴・懸念点
トウルビヨン系(パーソロン系含む) 5頭 0頭 0.0% ポーラシークエンスなどが走ったものの、勝ち上がりは皆無。
デピュティミニスター系 5頭 0頭 0.0% ラッキーツーを輩出したが、適性が噛み合わず低迷。
マルゼンスキー系 6頭 1頭 16.7% マイネルオベリスク以外は勝ち上がれず、大苦戦。
スペシャルウィーク系 21頭 6頭 28.6% マイネフェリックスなど出走例は多いが、勝率は厳しい。

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