
私も会員であるキャロットクラブ2025年募集の全頭分析記事です。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井2勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(3勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)レクスノヴァス(3勝C)などです。3歳世代と4歳世代共に出資馬勝ち上がり率は70%越えをキープしています。
71レッドティーの24
リオンディーズ産駒の牡馬勝ち上がり率は36%です、母父ネヴァーベンド系との配合で出走した馬はいません。
母は海外G2の勝ち馬ですが母産駒から中央勝ち上がり馬はいません。
サイズは少し小さめですかね。背はあるのでまだ伸びる余地はあるのではないかと思います。
歩様を見るとちょっと力感に欠けるというか、力強くぐいぐい歩くタイプではないですね。
もちろんこういうタイプからも活躍馬は出ますが個人的には未勝利で終わるケースの出現率が高いと思っていてあまり手を出しにくいゾーンです。
ただこの日にやる気がなくて歩いてないだけのパターンもあり、気になる人はツアー周回展示動画を再確認しても良いと思います。
たまに別馬みたいなのいるので。
可動域は狭めですがこれは父産駒の特徴と言えそうです。
前脚はX脚気味というか少し外に開く感じですね、飛節安定感はいい感じだと思います。
72クラシックリディアの24
アドマイヤマーズ産駒の牝馬勝ち上がり率は27%と実は低調です。重賞馬は牝馬からしか出ておらずマーズはフィリーサイアーという人もいますが、勝ち上がりは圧倒的に牡馬の方が高いという特徴があります。母父ハービンジャーとの配合では50%が勝ち上がっています。
母産駒は4頭でうち3頭が勝ち上がりと安定感があります。
サイズは中型ですね、全体的にバランスが整っているように見えます。
歩様を見るとなかなかいいですね。芝の中距離馬っぽい柔らかさというか、可動域がありますし後脚とトモの使い方が綺麗で迫力を感じます。最後まで飛節が伸びきるまで踏み込めていますよね。
マーズの硬さがうまくハービンジャーでほぐされているのかもしれません。
右に比べると左の方がトモが弱めに見えますがこれはこれからでしょうかね。ハービンジャーの緩さが少し出ているのかもしれません。
前脚は少し内向してますね、ここは残念でした。
飛節安定感は抜群とは言えませんが、いい方だと思います。
全体的にはいい馬だと思うのでこのくらいの前脚であれば目を瞑ってもいい1頭だと思います。
73サーティーンスクエアドの24
オルフェーヴル産駒牡馬の勝ち上がり率は36%、母父グレイソヴリン系との配合では35%が勝ち上がっています。
母は海外重賞馬、母産駒は4頭が出走し1頭が勝ち上がっていて(2勝C)ノーザン系繁殖として考えれば今の所微妙な戦績です。
サイズは現状小型ですね、オルフェ産駒はステゴの影響を受けて小さくなってしまう産駒が多く、体重が軽いと露骨に成績が悪くなる特徴があります。
本馬は体重の割に胸が浅いのでここがどこまで成長するかだと思います。
歩様を見ても少し力強さが足りないというか、もう一歩な印象を受けます。成長待ちですかね。
前脚はこのくらいなら小型馬であればスルーしていいかなというライン。飛節安定感はいい方だと思います。
74ユールフェストの24
サトノダイヤモン産駒野牝馬勝ち上がり率は28%と平均的です。
母父モアザンレディーとの配合では1頭が出走していますが勝ち上がっていません。
母産駒は6頭中4頭が勝ち上がっており大物は出ていないものの安定感はいいものがありますね。
5月生まれと遅い生まれではありますが既にサイズは標準的で、今後の成長余地を考えたら大型馬になる可能性もあると思います。
サトノダイヤモンド産駒は一本調子な馬が多くトップスピードが足りない産駒も多いです、そういう馬でも歩様はすごく綺麗に見せるのでなかなか選びにくい種牡馬だと思っています。
本馬も動き自体、悪くないように思いますがどうでしょうかね?牝馬なのでこのトモで可動域をつかいこなせるかだと思います。
まだトップラインがガッツリトモのところが盛り上がっておらずのっぺりして見えるのでその辺りが変わってきたら面白いかもしれませんね。
前脚は左前が内に入って右前が外に出る形でバランスを取っていますかね?
飛節安定感は普通くらいだと思います。
75ココファンタジアの24
初年度産駒が非常に少ないシスキンですが、その中からリステッド勝ち馬テリオスララが出ました。
勝ち上がり率も優秀で狙いたい種牡馬の1頭です。
2代母からステファノスが出ていますが母産駒の初子は中央未勝利、本馬は3番子で母の活力が未知数なのは気になります。1つ上のサートゥルナーリア産駒の子も動きが良かったような記憶がありますが、少し頓挫しているようですね。
サイズは小柄ですね、体重が極端に軽いわけではないですが胸が浅いのが気になります。
4月中旬生まれなのでこれからの成長に期待です。
ただ、歩様はめちゃくちゃ目を惹きますね。
推進力がありますし、何より前後の連動性が良く背中の使い方も綺麗で、教科書的な歩き方に見えます。
サイズが少し小さいこと以外横からの動きはケチのつけようがないですね、遅生まれでこの完成度は正直凄いです。
中臀筋もしっかり発達していてトモに立体感もありますし、ノーマークでしたがこれは興味深い1頭です。
前脚は外弧で動かしていますが軸線を大きくずれるほどではないので過度に気にしなくても良いかなと思います。飛節安定感もいい感じですし、これは総合的にいい馬に見えますね。
母産駒の実績がないのだけがネックですが★注目馬候補に入れておこうと思います。
76パッシングスルーの24
シルバーステート産駒の牝馬勝ち上がり率は24%と低調です。
母父ルーラーシップとの配合では22%が勝ち上がりと現状低調です。
母は紫苑S勝ち馬で本馬は2番子になります。
サイズがかなり小柄ですね、このサイズだと流石に僕は手を出さないです。成長待ちかなと思います。
小さいので動かしやすい部分もあると思いますがストライドは広く歩様には柔らかさがありますね。
推進力やトップラインの連動性もよく見えます。
体重が増えてから考えたい1頭ですが、それまで待たせてくれないのがこのクラブの難しいところです。
前脚はシルステ産駒らしく広踏の上外外に開いているような形でどうしてもこれは…と思ってしまいます。飛節安定感は普通くらいかなと思います。
77エールドゥレーヴの24
ニューイヤーズデイ産駒の牝馬勝ち上がり率は41%です。
母父ディープインパクトとの配合では44%が勝ち上がっています。
母産駒は3頭で勝ち上がり馬はおらず、現状厳しい戦績。
父ニューイヤーズデイですからダートを意識しますが、このサイズ感はちょっと辛いですね。父自体の背が低いので背が低いのは仕方ないにしても、重戦車のような父とは違う華奢さがありますね。胸も浅いです。
歩様を見ると足の動かし方など悪くない気もしますが、やはりダートで走るにはパワー不足だなと感じますし、芝を走るほどの軽さではないのかなという気もします。
前脚は,軸線から右前が飛び出してしまっているように見えます,これはちょっと気になりますね。飛節安定感はまずまずいい方だと思います。
成長待ちですかね。
78クロワドフェールの24
フィエールマン産駒の牝馬勝ち上がり率は22%と低調です。
母父デインヒル系との配合では33%が勝ち上がりとなっています。
母は中央3勝、本馬は初仔牝馬です。
サイズは中型〜やや小型です。胸の深さがあるので馬体重から受ける印象よりは小型馬とは自分は判定していません。背もありますしまだ体重は増えそうな感じがします。
歩様はまずまずいいですかね、悪くない動きです。飛び抜けてバネ感やスピード感があるわけではありませんが、全体的に悪くないな、という感じですかね。
まだ筋肉がゆるっとした感じがありますが、この父産駒なので成長力はありそうですよね。
前脚は少しX脚っぽいですかね?少し違和感がありました、この父なのでちょっと前脚は気になりますね。
飛節安定感はいい感じです、流石1月生まれという感じでしょうか?
79バイラオーラの24
ポエティックフレアは2世代目の種牡馬、初年度産駒からは10頭が出走し2頭が勝ち上がり、重賞馬リアライズシリウスが出ましたからなかなかいい滑り出しと言えるでしょう。
母産駒7頭のうち3頭が中央勝ち上がり、ノーザンとしてはぼちぼちな繁殖という感じでしょうか。
立ち姿は筋肉隆々に見えますが毛色もあるのでしょうかね?トモの立体感がよく見えます。
ただ、意外と尺を見るとサイズは小さめで特に胸が浅いのは気になるところです。
歩様を見ると可動域はしっかりありますが動き方がダート中距離馬のような感じというか、足捌きに重さというかパワーがある感じで、これは芝馬なのか?という印象を持ちました。
芝でも洋芝やタフな馬場でいいタイプかもなと思ったりします。
ただ、ポエティックフレア産駒は重く見える子でも活躍していたりするのでこれで正解という可能性もあり、もう少し研究しないとなという感想です。
前脚は左前がかなりの外弧ですが軸を大きく外れて着地しているわけではないので目を瞑ってもいいかなと思いました。
飛節安定感はまずまずいいですね。
80ブルーメンクローネの24
マインドユアビスケッツ産駒牝馬の勝ち上がり率は28%と標準的な水準です。
母父キングカメハメハでは7頭が出走し14%が勝ち上がりと低調です。
母産駒は2頭いて、2歳馬の半兄は早速勝ち上がっています。
ダート馬としては十分なサイズ感があります、というか非常に大型な馬ですね。
体重以上に胸の深さもあり、筋肉量が豊富に立ち姿からも見えます。
歩様を見るとトップラインはあまり動いていませんが、踏み込みはいいですし、返しも速いのでいい馬だなと思いました。
芝馬ではないですし距離が持たなくても問題ないのでトップラインの動きには目を瞑ってもいいかもしれません。地方馬とかだったらこの感じで全然GOでいいと思うのですがね。
中央でもダート上級に行く馬を見ていると背中をしっかり使えている馬が多いので、そこまで行けるかと言われると現状どうなんだろう?という感じです。
ツアー周回展示動画が公開されたらそれを見てまた考えてもいいかもしれませんね。
トモの発達具合は非常によく、容量が大きいだけでなく大腿筋膜張筋や中臀筋が張っているのがいいと思います。
前脚は若干内向気味ですがこのくらいなら目を瞑って良いと思います。
飛節が緩くなりがちな大型馬ではありますが、飛節もしっかりしていますし、最優先を出すほどではない気がしますが、あまり人気がないのであれば一般で引っ掛けて見ても面白い1頭かもしれません。今年の安価な価格帯の馬の中では魅力がある1頭かなと思います。

現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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