連載にて私も会員であるDMMバヌーシー2023年募集馬検討記事を投稿していきます。
今回は全頭分析を行います。
募集馬検討時の参考にしていただければ幸いですが、出資は自己責任でお願いいたします。
よろしくお願いします。
リトルモンスターの22
血統
ドゥラメンテ産駒の牡馬勝ち上がり率は50%と高い水準です。
母父Into Mischiefとの組み合わせで出走した馬はいませんが、母父ストームバード系はサンプル33頭で勝ち上がり率は45%と高水準です。
Into Mischiefは日本の競馬ファンにはなじみがないかもしれませんが、4年連続で北米リーディングサイアーに輝いた名種牡馬です。
私もInto Mischief産駒に北米で出資していて、勝ち上がってくれています。
本馬は母系ミスプロ系ですからスターズオンアースと同型になりますね。
ただ、母系にミスプロクロスを含む産駒の勝ち上がり率を見ると38.7%とクロスを持たない産駒40.7%をわずかに下回っていて、本当にいい組み合わせなのかは要注意です。
重賞馬出現率もクロスがない産駒の方が0.3ポイントではありますが上回っていて、スターズオンアースが出ているのでAEIはいいですが、打率的にはそこまでプラスではなさそうですね。
米国のダート系の血統が母系になるので、産駒の63%が芝での活躍であるドゥラメンテ産駒とのカップリングでしっかり芝で走れるスピードや軽さをもっているかは馬体歩様をしっかりと見極める必要がありそうです。
馬体歩様
サイズは440kgと大型ではありませんが悪くないサイズ感です。
ツナギがかなり短いのでクッションが効かず、地面接地の衝撃が直に脚に伝わりそうな構造だなと思いました。
全体のバランスはトモ高に見えて、まだまだ成長しそうな気がしますね。
デビュー時は400㎏後半になってくれるといいですね。
歩様を見るとナチュラルスピードがゆっくり目であまり全身を使って歩いていない感じがします。
母系のダートっぽいところが出ているのか、あまりストライドも広くないですかね?
少し硬さを感じる歩様です。
後ろ脚の伸びは悪くないと思いますが、前に踏み込むときにそこまで伸びていないというか、硬さを感じます。
現時点の歩様はあまりよく見えませんが、ドゥラメンテ産駒は奥手の馬が多く1歳時によくみせなくてもその後大きく成長し見違えるような馬になることがあります。
馬体は語る2著者の治郎丸氏もドゥラメンテ産駒は1歳馬のうちは馬体がよくみえないくらいがいいという話がありました。
私はドゥラメンテ産駒自体に苦手意識がありますが、このあたりの成長した先の馬をイメージするのがこの血統に限らず難しいからという部分もありそうです。
飛節のブレは少なく安定しているので、仕上がりはそこまで遅くならないかもしれませんね。
最新の歩様動画では、当初の歩様動画よりは踏み込みはよくなっているように見えました。
ただ気性面が怖い一頭ですね。
厩舎
手塚厩舎は勝ち上がり率45%と優秀な厩舎で一口馬主からの人気も非常に高い厩舎です。
芝のマイル~長距離を得意としていて本馬とのマッチングは良さそうです。
この厩舎に預けられるということはこの馬への自信の表れともとることができると思います。
DMMではこれまで2歳馬のレイデラルースのみが預託されていて、クラブ相性はわかりません。
他クラブではソールオリエンスやシュネルマイスターなど社台系クラブから王道路線の活躍馬が出ているほか、日高系でもウインマリリンやマイネルファンロンなど活躍馬が出ていて、この厩舎の能力の高さが伺えます。
この厩舎というだけで私はいつも評価を大きく上げています。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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