私も会員のDMMバヌーシー2024年2期募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1オーストラリアンオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)ヴァナルガンド(2勝C)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
現3歳世代出資馬の勝ち上がり率は67%、地方・海外共有の3歳世代も合わせると78%が勝ち上がっています。
コスモポリタンクイーンの23
血統(ジェイ)
エピファネイア産駒牝馬の勝ち上がり率は37%です、重賞馬出現率は牡馬と比べても遜色ないですし、エピファネイアに関しては牝馬に出ていることもそこまで大きなマイナスではないのではないかと思います。
母父ガリレオやサドラー系で勝ち上がった産駒はおらず、サンプルもサドラー系に拡大しても3頭しかいないのでこれは少しサンプル不足感が否めません。
シンボリクリスエス系とサドラー系の配合で見てみると勝ち上がり率は18%と低めです。
あまり母父との相性という意味では強調しにくいかもしれません。
母系でサドラークロスを持つエピファネイア産駒で調べてみると33%が勝ち上がりとなっており、クロスを持たない産駒40%の勝ち上がりよりも悪くなっており、重さが出てしまいスピード不足になってしまう馬が増えるのかもしれないなと感じました。
母系的には半姉Franknessが海外4勝で重賞出走も果たしているほか、デビュー勝ちしたスターウェーブは重賞級のポテンシャルを持っていると思いますので、繁殖能力は期待できそう。
2代母はG2勝ち馬で、母の全姉はインターナショナルS勝ち馬のArabian Queenですからファミリーはかなり豪華だと思います。
日本のスピードで足りるかどうか、馬体を見ていく必要がありそうです。
血統(エムイシ)
まずはエピファネイアの配合の肝の説明から。
何と言ってもクリスエス≒ハビタットが効いている。
ターントゥ・プリンスキロ・オキュパイなどが共通しており、ハビタットらしさを強調している。
ハビタットはニホンピロウイナーやフラワーパークの父祖で、良質なスピードとキレ、前輪駆動を伝えている。
デメリットとしては非力さが強調されており、前輪駆動+非力で京都の下りが得意という強烈な個性を持つ。
コスモポリタンクイーンに話を戻すと、クリスエス≒ハビタット 3×5・5が特徴。
また、今年のノーザンはとにかくシーザリオ刺激する産駒が多く、多くのシーザリオ持ち種牡馬にサンデー×サドラーを持った繁殖牝馬を用意していることに気がつく。
コスモポリタンクイーンはサンデーはないがサドラー×ハビタットで、こちらもシーザリオ刺激。
その上、ドバウィのシャリーフダンサーとダンシングブレーヴも共通点の多い芝キレ血統で、更にシャーリーハイツも同じく芝キレ血統。
血統の方向性はわかりやすく、芝キレ血統であろう。
更に、エピファネイアらしさを強調しているので、目指すべきは京都競馬場。
牝系の完成度も高く、血統を見ただけだと期待しかない。
私は行きます。
と言いたいところだったのですが、募集時の歩き動画があまりピンとこない。
正直に言うと、セリのときのほうがよく見えた。
胸周りの深さはシーザリオを感じるし、トモの感じや歩きの無骨さはエピファネイアを感じる。ただ、なんというかバランスが絶妙にハマっていないというか、コレジャナイ感が強い。
おそらく撮影時が成長段階での一時的なバランスの崩れ時期と重なっただけだとは思うが、この感じであれば少し様子見をしてから行きたい。
素材は特A級だとは思う。
血統の方向性
馬場:走りやすい芝
距離:マイル~中距離
成熟:早いが焦って仕上げない方が良い
馬体:ちょっと思っていたのと違った。エピファっぽいといえばそうであるが、値段も高いしすぐには埋まらないと思うので、成長を見守りたい。
カレーの方向性
カレーの需要なくない・・・?もうなしで良くない・・・?一応書くけど・・・
クリスエスとハビタットは、一見すると全く異なる性質の馬。
一方はロベルト系で無骨な馬で、一方は猛烈なスピードを伝えるスプリンター。
そんな全く別々で意外な組み合わせの2頭が合わさると、実はとても強烈な個性と抜群の相性を見せるとは思いも寄らないだろう。
そう、まるでカツカレーのようである。
え?カツカレーが全然意外な組み合わせじゃないって?
馬鹿言っちゃいけないよ。想像してご覧。
とんかつ載せ肉じゃがを。
とんかつ載せシチューを。
とんかつ入り味噌汁を。
とんかつ入りおでんを。
当たり前過ぎて誰も気がついていないが、煮込み料理の上に揚げ物を載せるなんて馬鹿げた行為をしていることに気がついただろうか。
日本人の食文化に見せる熱意は異常である。完成されたカツカレーという異形の組み合わせに、ハビタット×サドラーという天丼*を行為をしてくるとは恐れ入ったノーザン。
*カツカレーのミニ天丼セットのことではなく、お笑い用語で同じネタを何度も擦ること。寒いギャグでも天丼されることで面白くなってしまうことも。逆に大爆笑ギャグを天丼されたら胃もたれして逆にスベることも。何事もベストの瞬間がある。
ちなみに近所のラーメン屋にカツラーメンがある。食べたことはない。
馬体歩様(ジェイ)
セレクトセール上場時の歩様動画が好みのエピファネイア産駒の形だったので、注目していた1頭でしたが、DMMの動画を見て「まじか!?」と思いましたね。
この数ヶ月でお腹がでっぷりと出て、バランスが一時的に崩れているように見えます。
踏み込みの返しなどの良さは健在ですがボディバランスが変わりすぎていて、ちょっとセリの時に見ていた馬とは別馬のようです。
これは一時的に成長の過程で崩れている可能性もあるので、再度整ってくるのを待ちたいですね。
⇩セレクト上場時の歩様、Lot77番です⇩
胸が深いのはいいことですし、腹袋がなくて切れ上がっているよりは、でっぷりとあったほうがいいと私は思うのですが、セリの時に感じた推進力を今回の募集動画では感じませんでした。
前脚は綺麗なほうだと思いますし、飛節安定感もまずまずですね。
総評(ジェイ)
高額馬ですし、様子見でバランスが整ってくるのを待ってもいいのではないかと思います。
セレクトの時の歩きは良かったと思うので、数ヶ月後にどんな感じになるか見てみたいです。
スウィープフィートの募集時もこんな感じで、アンバランスだったので、あんまり歩きがよく見えなかったんですよね。
今一時的に崩れているだけの可能性もあるので継続ウォッチする1頭としたいと思います。
もう少し調教が始まって負荷がかかってくるとシェイプアップしてバランスも整ってくるかもしれないと思いますよ。
中内田さんの好みが分かれるというのはおそらくこの腹の出方の部分を指しているのかなと推察します。
告知
ジェイがこのように馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬を落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度、入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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