サララボに毎週連載で”今日の注目ゴルシ産駒”を掲載しています、よろしくお願いします。
東京11R オークス
ゴールデンハインド
この馬のことは他でも書いてますので簡単に。
母父シャマーダルが凄まじい。
赤丸のグロリアスソングとCoup de Folieはヘイロー産駒の超名牝です。
そこへ紫丸のヘイロー≒レッドゴッドで更にヘイロー的瞬発力を増幅し、それを支えるナタルマとコスマーのアルマームードの名牝クロスで絶対スピードの強化。
そこに牝系のセクレタリアトとシアトルスルーでボルキロ的なストライドの伸びる切れ味を持ってきており、このままでは軽さに振れ過ぎてパワーが無くなってしまうところを母母母母のダンスナンバーがノーザンダンサー×バックパサーであったりトムフールを適度に含んでいることで、牝系で適度に締められていますね。
私は本来ミスプロとストームキャットはゴルシに使うなと言っていますが、この馬に関してはその2頭がおまけになっており
本質は「ヘイロー(スピードとキレ+アルマームード)をボルキロで調理している」という印象を持ちます。
ヘイローとボルキロということは広く直線の長い東京競馬場でこそ輝く血統であり、オークスこそ一番の場所と言えるでしょう。
ただやはり最大の敵はリバティアイランド。
また今回は先行策を警戒されるでしょうから楽な競馬にはならないので、ここで進化が発揮されると言えるでしょう。
京都4R 3歳未勝利
メイショウミヨシノ
母メイショウクノイチが非常にニジンスキー的な構成。
エルグランセニョールはND(ノーザンダンサー)×BP(バックパサー)のニジンスキー的配合だし、その母セックスアピールはBP産駒ですが名牝ラトワンヌのクロスやウォーアドミラル、セレナなどをBPと相似している父母相似配合。
そこにラシアンルーブルは父ニジンスキーに加え、母父BP、母母父プリンスキロはマルゼンスキーと相似しているBP煮詰め血統。
ということは機動力に優れ、そこにトウショウボーイからプリンスリーギフトの血を引いているので下り坂を機動力を持って進出する京都専用機と言いたくなるような血統。
前走京都で5着したもののコーナーで外外を回され、仕掛けも遅れた印象を受けます。鞍上継続の内枠なので、前走と同じくらい走れれば馬券内も期待したくなる。
新潟11R 韋駄天S
ジュニパーベリー
ミルファームのスプリンターゴルシ。
新潟千直では2勝を挙げている。昨年10月も5着に入っており、ここが勝負どころ。
血統面ではミルファームさんは短距離絶対主義なのであんまり関係ないのですが、母父は欧州の最強スプリント種牡馬スニッツェル。牝系もヘイルトゥリーズン・トムフール・トムロルフ・ダンジグなど相性のいいパワー系で固められており、お手本のような配合です。
2枠はかなりネックですが、嶋田騎手は千直の鬼ですし、思い切った机上を期待します。
(結局枠に泣かされる気もいますが…)
新潟5R 3歳未勝利
エンライトメント・ウインネモフィラ
ちょっと時間がないので過去の投稿をコピペします
○エンライトメント 2022-08-14投稿
母父ゼンノエルシドは姉のカヨウネンカだけなんですが、ツメが甘いもののあれだけ色んな条件で善戦したのは完成度の高い血統構成ゆえでしょう。
余計な血が無く、欠点を探すのが難しい
ニジンスキー豊富で機動力もある。中山で勝負するならこういった構成が欲しい。
コーナーで加速してパワーでゴリ押す感じはニジンスキーゴルシのお手本のような競馬。
○ウインネモフィラ 2023-04-30投稿
・ゼンノロブロイがアメリカ要素が強く、バックパサー持ち
・シングスピールがサドラーとシャーリーハイツとグロリアスソングの欲しい血を全部持ってる
・Haloとサーゲイロードでかなり濃い柔らかさ
どちらもBP豊富で新潟内回りはベスト。
エンライトメントはここでなんとか勝ち上がりたいし、ネモフィラは2400のほうが向いてる気もするけど荒れた芝なら前走並みを期待。
M石土井
ゴルシ産駒研究者
一口馬主を京都サラブレッド、YGG、広尾、DMM、ノルマンディーなどで楽しんでいる、ゴルシ産駒研究者。noteにてゴルシ産駒にまつわる投稿を行っている。血統分析に重きを置くスタイルで、代表出資馬はドライスタウトやグランベルナデット。ゴールドシップ産駒ではオルノアやブルーローズシップなどに出資している。
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