◎ノッキングポイント
父モーリス、母チェッキーノ、母父キングカメハメハという血統。
母は現役時フローラS(G2・芝10F)勝ちを含む3勝。
ハッピーパス牝系の馬でこの一族は仕上がりの早い馬が多い。
成長力のあるモーリスが父だが早期から動けるだけの下地は牝系由来だろう。
コンスタントにOP級を送り出しているファミリーで、時折G1級も輩出。
本馬の新馬戦は6月の東京開催だったが、勝ち時計1分35秒3、上がり33.2秒でまとめてきた。
発馬良好も折り合い専念し、好位からノーステッキで差し切り。
個別ラップもしっかりと加速ラップでまとめていて、ラスト1Fは10秒台後半。
余力たっぷりの新馬勝ちだった。
今回のメンバーを考えれば本馬の優位性は揺るぎないか。
○マイネルケレリウス
前走はノッキングポイントと同様に6月の東京開催の新馬戦。
中団でしっかりと脚をためて2着馬をゴール寸前差し切って新馬勝ち。
ノッキングポイントと違って特筆すべき時計ではなかったが、こちらも牝系のポテンシャルは十分だろう。
祖母タカラカンナが名繁殖で産駒には天皇賞春を含む重賞3勝のマイネルキッツ、アルゼンチン共和国杯3着のマイネルマーク、そして福島牝馬S勝ち馬で本馬の母マイネカンナを輩出。
マイネカンナは繁殖として打率こそ残していないが、長打力は十分で芝9F4勝のマイネルズイーガー(父アイルハヴアナザー)を輩出している。
晩成傾向がある組み合わせだけに2歳重賞で積極的に狙える馬ではないかもしれないが、牝系の活力はこのメンバーでは上位でスローペースで差し脚を伸ばせそうな一頭としてピックアップしたい。
買い目
ワイド 4-5
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ライタープロフィール
ライター:ジェンティル(貴シンジ)
牝系研究家・競馬ライター
生物学・遺伝学の観点からサラブレッドの血統を分析。牝系こそがサラブレッドの根幹であると考え、日夜サラブレッドファミリーの研究を行う。
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