今回は会員ではありませんが、広尾TCの特別募集馬の検討記事を掲載していきます。
参考にしていただけたら嬉しいですが、あくまで個人の見解ですので、出資は自己判断でお願いいたします。
ゴッドフロアーの23
血統
母系は広尾のパラスアテナとキングエルメスなど活躍馬が出ているお馴染みのボトムラインです。
しかし、このパラスアテナやキングエルメスの母ステラリード以外のファミリーについてはそこまで活躍馬や勝ち上がり馬が少ないのはやや気になるポイントです。
本馬の母ゴッドフロアーはハーツクライ産駒で中央3勝と優秀な成績を残していますが、母産駒で半兄のゴッドシエル、ヴァリアントゴッドは未勝利。
特に上述の2頭は中央では掲示板内にも入れておらず、2桁着順連発。
ゴッドシエルは高知の最下級に転出後も1勝もできていないので、中央で通用する活力があるのかは冷静に見極める必要がありそうです。
本馬の父マジェスティックウォリアーは勝ち上がり率31%。牝馬勝ち上がり率は23%まで下がります。
牝馬からは重賞馬も出ておらず、ダート種牡馬なので牝馬に出ているのは基本的にはマイナスに見て差し支えないかと思います。
母父ハーツクライとの組み合わせでは7頭が出走し、勝ち上がり率29%とサンプル不足ではあるものの、現状可もなく不可もなしという印象です。
馬体
この時期の歩様や馬体は見慣れていないので、あまりよくわからないという前提でお読みください。
まず、馬体の前後のバランスは綺麗な馬だなと思います。
歩かせてみると歩様の可動域は少し硬め、芝馬というよりはしっかり父が出ていて、ダート馬っぽいなという印象です。
背中は少し使えているって感じでしょうか?
全体的に硬めには見えましたがダート馬で特に距離が短めの馬だとこのように硬く見せる馬でも走る馬はいると思いますから、ダートの短い距離で戦えるだけのパワーがこれからついてくるか?というところだと思います。
現状中サイズだとコメントがありましたが、これが今後どんな成長曲線を描くかというところが非常に大事になってくるので、現時点で評価を下すのは難しいですね。
バーンと筋肉がついてきてパワフルな馬体になってきたら、また歩様も変わってくるかもしれませんよね。
前脚は特に左前が内に入ってくる感じで、内内に脚を出すタイプなので個人的には好みではありません。
このタイプは脚元への負担が大きいのではないかと私は考えています、まぁ血統と動きからダートっぽいので、負担は最小限に抑えられるかもしれませんが。
アメリカ系のダート馬はこのような歩き方をする馬が多いです。
内向している馬の方が小回りでスピードが上がりやすい?とかなんとか、聞いた記憶があります。
前脚は気になりましたが後ろ脚はそこまで気になりませんでした、飛節も安定しているように見えましたね。
成長で馬体が変わり、歩様も変わる可能性は十分あると思いますので、気になっている方はゆっくり馬の成長を見ながら思い描くような成長をしていくのか?定期的にチェックするのが良いかなと思います。
ダートの短めを考えるなら、サイズや筋肉量はかなり大事なのでこの時期に判断を迫られるのは非常に難易度が高いと感じます。
出資したいと思っている方も急いで出資せず、じっくりと様子見をしながら成長を見守って、良きタイミングで出資すると言う戦略が良いのではないでしょうか?
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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