【チェアマンズSP2025】海外馬主がガチ予想!新たな香港の王者カーインライジグを脅かす馬はいるのか?

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回は香港チャンピオンズデーに行われ国内での馬券発売があるチェアマンズスプリントプライズ2025の予想記事を掲載していきます。
4月27日(日)はYouTubeチャンネルで同時視聴配信も行う予定です。

レース分析

チェアマンズスプリントプライズ(G1)
2025年4月27日 (日) 15:50[現地時間 2025年4月27日 (日) 14:50]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.5kg 南半球産3歳=牡・セン馬 55.5kg、牝馬 53.5kg 北半球産3歳=牡・セン馬 53.5kg、牝馬 51.5kg
賞金総額:2200万香港ドル(約4億1800万円)
1着賞金:1232万香港ドル(約2億3408万円)
※1香港ドル=19円で換算

香港のシャティン競馬場で行われるレースです。
シャティン競馬場は芝コースをメインとし、内側には主にローカル戦で使用されるオールウェザーコースも配置されています。
坂はなく平坦であり、日本馬も多数活躍している競馬場です。
ドバイやサウジなど中東や香港、アメリカで日本馬が活躍できるのはこの平坦コースが理由だと私は考えています。
逆に凱旋門賞が行われるパリロンシャンをはじめとして、欧州の高低差が大きい競馬場では日本馬は苦戦傾向にあると思います。
芝は洋芝で、矢作調教師はかつて札幌や函館と近い馬場だと話していました。時計的にはシャティン競馬場の1200mで1分8秒台で走れるスピードがあるかどうかが1つの判断基準になります。時計が遅い年は1分9秒台決着もありますが、過去傾向を見ていると概ね1分8秒台の決着です。
バミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードしたドバイのメイダン競馬場と同じ構造ですね。
洋芝ですが欧州の競馬場などと比べると軽さがあり、日本馬も力を発揮しやすい舞台と言えるでしょう。
直線の入り口からゴールまでは430mあります。
最大幅員は30.5mと山競馬場の32mより少し狭いですが、国際G1はフルゲートが14頭に設定(中山の芝レースは最大18頭)されており大きな影響はないとされています。
チェアマンズSPは過去10年で地元香港馬が9勝と圧倒的な強さを誇っています。まずは地元香港馬を中心に考えるのが良いでしょう。
海外馬は近10年で見ると、2016年にオーストラリアのシャトークアが勝利した1勝のみです。
日本馬はダノンスマッシュやナックビーナス、ファインニードルなどが挑戦しましたが、優勝歴はありませんし、最高着順は4着と苦戦傾向です。
また、このレースは内枠先行勢が有利なので枠順も重要となります。

性別的には牝馬の出走数がすくないものの、牝馬は過去10年で馬券内に入ったケースが1度もなく、牡馬・セン馬を中心に考えるのがよさそうです。

ローテ的には出走数が多いのでそりゃそうだ、という感じでもあるのですが過去10年で前走スプリントカップ組が7勝と圧倒的。

まずはこのレースの馬から考えていくのが定石になりそうですね。

ただ、前走条件戦からの勝利歴や馬券内率もそこそこ高いので、地元香港馬においては条件戦からの馬でも持ちタイムが優秀など見どころがあれば、紐に入れることを考えていいと思います。

過去レース

2024年

先行したカリフォルニアスパングルとその後ろについたインビンシブルセージがワンツーフィニッシュ。後ろからムゲンが伸びてきて3着に食い込んだレース。例年より勝ち時計は遅めだった。稍重馬場だったことでタフなコンディションだったか。

2023年

2番手追走した圧倒的人気馬ラッキスワイネスが人気に応えて勝利。3着ウェリントンも前目の競馬だったが、人気薄ながら2着に入ったクーリエワンダーはシンガリ追走からの追い込みを決めた。

基本前有利だが、このレースでは差しも馬券内に届いたレースだった。日本馬アグリは5着。

2022年

↑良馬場で開催。中団後方に控えて差脚をしぶとく伸ばしたウェリントンが勝利、連覇を達成しました。

3番手追走で4角で早めから押し上げて行って直線では内目を使ったコンピューターパッチが2着と、差しも決まるし前も残せるという競馬でした。

鋭くびゅっと伸びるというよりはジリジリと良い脚を使う馬が最後に残ったというような印象のレースでした。

日本馬の出走はありませんでした。

2021年

↑中団前目追走のウェリントンが鋭い末脚で差し切って勝利。

2着のコンピューターパッチは逃げて内ラチ沿いで粘り2着に残しました。

3着のスカイフィールドはウェリントンより内目を追走していましたが、ポジションはほぼウェリントンと同じくらい、5−6番手あたりでした。

このレースは中団からの差しが決まりましたがしっかりと逃げ馬も残っているので、差しもある程度決まるし逃げも馬券内に絡めるという印象です。

流石に最後方からの追い込み・捲りは厳しそうな雰囲気でした。

日本馬からはダノンスマッシュが挑戦し、6着でした。

印一覧

◎カーインライジング

〇ヘリオスエクスプレス

▲サトノレーヴ

△ラッキースワイネス

☆ラッキーウィズユー

注コパートナープランス

注目馬評価

◎カーインライジング

正直、今回のレースでは圧倒的に能力が抜けていると思います。

単勝が1.5倍以上つくのであればこの馬の単勝勝負でもいいかもしれないなと思うほどです。2倍つくなら、私は間違いなく単勝勝負しようと思いますね。2回に1回勝つ期待値を考えたらこの馬はそれを上回ると思います。

10回やったら8回は勝つんじゃないでしょうか?

これまで負けたのはデビュー2戦目と3戦目のハンデ戦のみでそれ以降11連勝。この間香港スプリントやセンテナリースプリントなどのG1スプリントレースでも勝ち切っており、ハイレベルな香港スプリントの絶対王者に君臨していると言っても過言ではない馬です。

上述のG1レースでは今回出走し対抗評価にしているヘリオスエクスプレスがどちらでも2着。今回出走する日本馬サトノレーヴも香港スプリントで先着して力関係は示していますし、ひっくり返される要素が少ない1頭だと思います。

時計的にもシャティン芝1200mを1分7~8秒前半と非常に速いタイムで回ることができ例年の勝ち時計よりもこれは優れていると言えるほどの数字です。

また前々走は1400mと200m延長となったG1レースすら、外目2番手追走から直線早めに抜け出し危なげない勝ち切り。

正直このレースを見て1400でもこのパフォーマンスができるのかと驚きましたし、死角があまりないと思いました。

今回ローテ的には最も優れるスプリントC組の勝ち馬でもありますし、ここは相手探しが無難だと思います。

〇ヘリオスエクスプレス

カーインライジングとの直接対決で敗戦し続けているのが今回2番手に評価したヘリオスエクスプレスです。

ここまでの戦績を見ていけばカーインライジングとの勝負付けは済んでいますが、それでも今回出走する日本馬勢よりは実力があるのではないかと考えてこの評価にしました。

去年の4歳クラシックシリーズが終わってからは短距離路線に絞ってきた本馬。

その後勝ちにこそ恵まれていないものの、馬券内を外したことはなく、多くのレースでカーインライジングと直接対決する形になっており相手が悪かったパターンともいえると思います。

逆にここまでの安定感は素晴らしく、カーインライジングという化け物が同世代にいなければ国際重賞をいくつも勝てていた実力馬だと思います。

0.5秒ほどの着差をつけらえて負けることもありますが、香港スプリントでは中団から脚を伸ばして0.1秒差とあと少しのところまで迫りました。

今回はどのくらいの人気になるか不明ですが、ある程度サトノレーヴやルガルなどの日本馬が人気を吸ってくれることを期待し、この評価にします。

▲サトノレーヴ

入念にシャティン競馬場でスクーリングを行うサトノレーヴ 写真提供:Daesoo HAN 氏

今回の日本馬で唯一香港勢に歯が立つ可能性があると考えるのがこのサトノレーヴです。香港の短距離レースで通用したのは父ロードカナロアとその産駒しかおらず、血統的に考えても馬券内に来る可能性があるのは本馬だと考えます。

評価に値するのは前々走3着だった香港スプリント。

ヘリオスエクスプレスとほとんど着差はなく、勝ち馬のカーインライジングとも着差は0.1秒差とほとんど差はありませんでした。

また、前走勝利した高松宮記念の末脚を見ると、着差以上に余裕があるというか1頭手ごたえが違うような印象を受け、日本勢の中ではやはりこの馬が頭1つ抜けているのかなと思います。

相手は強いですが、いいレースを期待しています。香港スプリントから高松宮記念、そして今回とモレイラ騎手が継続して騎乗できるのも頼もしいところですね。

△ラッキースワイネス

1年ぶりのレースとなりますが、カーインライジングとの勝負付けが住んでいないという点とJマクドナルド騎手が騎乗するというところで期待感を持ち、この馬を4番手評価としました。

2年前の香港スプリントで勝利していて、その時のメンバーのその後の戦績を見るとやはりカーインライジングやヘリオスエクスプレスには及ばないような気もしますが、それでも復帰戦でいきなりJマックが騎乗するということはそれなりに勝負気配がないとできないでしょう。

古豪の1発に期待します。

☆ラッキーウィズユー

前走スプリングCの3着馬です。

とはいえ、カーインライジングの0.6秒差の3着となっておりカーインライジングとの勝負付けは済んだような気もします。特にカーインライジングは楽に抜け出していてまだ余力がありそうな印象を受けましたのでここが逆転するのは難しい気がします。

しかし馬券内に来る可能性という点で考えると本馬も十分期待値はあると思います。

というのも2024年1月のセンテナリースプリントカップ2着以降、しばらく馬券外のレースが続いていましたが、ここ3戦は安定した着順を残しており、復調の気配が見受けられるからです。また、2月~3月と連勝したハンデ戦は時計も優秀で本レースの勝ち時計的にも十分勝負できる水準にあると思います。

注コパートナープランス

こちらは実績面ではかなり見劣りしますし、レーティング的にもかなり低い出走馬になりますが大穴を狙って取り上げます。

評価できるのはハンデ戦のタイムと前走の着順です。

まずハンデ戦のタイムについては、斤量が今回より重い58.5kgや59kgだった中でも1分8秒台で走破しており今回57㎏に軽くなるので時計的に足りる可能性があるのではないかと判断しました。

また、前走はローテが優秀なスプリントCで2着馬や3着馬に僅差の4着に入っています。

この時の2着馬はヘリオスエクスプレス、3着馬はラッキーウィズユーですから、この2頭と前走時点でそこまで差がないと言えます。

ただオッズを考えれば上述の2頭より明らかにこの馬は人気薄になると思いますので、厳しい戦いになるのは間違いないと思いますが地元馬の穴馬を考えるのであればこの馬も面白いのではないかと思いました。

ハンデ戦のタイムを考えれば前走の4着というのもフロックではないと私は思います。

告知

ジェイが馬の見方や競馬勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

これまで3度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、さらに大狩部牧場さんとコラボでSunCity産駒の牝馬という素晴らしい3頭落札できました。

オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。

共有オーナーは1/40口から募集しており月の維持費は放牧中が月4000円程度。

入厩中が月1.2万円程度となっています。

サロンでは中條調教師やサララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。

さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。

直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。

オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。

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