今回は私「こもこも」が香港スプリントを予想させて頂きます!
よろしくお願いいたします!
香港スプリントの特徴
まずシャティン競馬場の特徴ですが、高低差が無く直線もフラットなコースです。
この為、「中長距離」では日本の馬が力を発揮しやすい競馬場となっています!
(この傾向はドバイのメイダン競馬場に似ています)
なぜ、「中長距離」に限定したかというと、過去の成績から見ると明らかです。
過去10年の勝ち馬の調教国を見てみましょう。
香港スプリント:香港7勝、日本3勝
香港マイル:香港8勝、日本2勝
香港カップ:日本5勝、香港5勝
香港ヴァーズ:日本3勝、アイルランド3勝、香港2勝、フランス1勝、イギリス1勝
どうですか?
1600m以下のレースでは香港勢が圧倒しています!
これは、香港が短距離のトップレベルの国である「オーストラリア生産」の馬を多く輸入してるからなんですよね!(ここめっちゃ重要)
また、勝ち馬は4コーナーで6番手以内にいることが多いです。
これもラストの直線がフラットなので、前の馬が極端に止まることが少ないからと考えます。
(ハイペースの時は後方の馬が2・3着に突っ込んでくることもあります)
血統的特徴
やはり「オーストラリア生産」の馬が多いことから「デインヒル」この血がかなり重要です!
日本では、
「サンデーサイレンスの血を持つことが、中距離G1を勝つためにほぼ必須!」
みたいな感じで言われたりしますが
香港では
「香港の短距離を勝つためにはデインヒルがほぼ必須!」
みたいなイメージです(笑)
では何故デインヒル系が何故スプリント路線で強いのか?
大きな要因はノーザンダンサーの母であるナタルマを3×3でクロスしてるからだと思います。
ノーザンダンサーは筋肉量とスピードが豊富で、現代競馬で必要なスピードを1番伝えた種牡馬と言われています。
このノーザンダンサーの母であるナタルマをデインヒルは3×3でクロスさせており、スピードとトモの筋肉を強調させる産駒が多いです!
また、ヒズマジェスティやバックパサーなどのパワーを強調する血統も含まれてる為、さらに筋肉がパンプアップしてるのだと思います。
この豊富な筋肉量がスピードを鍛え、オーストラリアのスプリント戦で活きているのだと思います!
ただ、もう一つ香港スプリントに異常な相性の良さを発揮する血統があります。
それが「ロードカナロア」です。
まず「ロードカナロア」自体が香港スプリントを連覇しています。
それも2馬身半・5馬身と2回とも短距離のレースと考えると、かなりの着差をつけて勝っています。
しかもその産駒である「ダノンスマッシュ」もこのレースを勝っており、日本調教馬が香港スプリントを制覇したのはこの2頭だけです!
これは明確な血統の相性の良さではないでしょうか?
この相性の良さはロードカナロアの母が米国血統でスピードが豊富に足されていること。
父父のキングマンボの欧州的パワーが香港の馬場にマッチしたのだと思います。
また、血統的ではありませんがスプリンターの名門安田隆行厩舎に入ってたのも大きいと思います。
本来、この血統であればマイルくらいの距離を守備範囲としてもおかしくないです。
それを安田隆行厩舎のパワー調教でスプリントに寄せて行って、名スプリンターとなったと考えています!
(だから産駒はスプリント路線だけでなく中距離をこなす馬もいますよね)
香港スプリント2022血統予想
さて、前置きはこれくらいにして実際に予想に入りましょう!
まず今回の日本からの挑戦馬について書かせてください。
正直、僕は今の日本のスプリント戦線は「あまりレベルが高くない」と思っています。
というのも、春秋のスプリントG1を制覇した「ナランフレグ」「ジャンダルム」は共に伏兵での勝利。
(両馬は今回のレースにも出走)
個人的には2頭とも僕は展開に恵まれた勝利だったと思っています。
残りの2頭の日本馬「レシステンシア」「メイケイエール」
この2頭にも僕は不安があると考えています。
レシステンシア
去年の2着馬ですが、そのレースはアクシデントに巻き込まれなかった事が大きかったと思います。
それに「半年以上の休み明け」&「今は距離が忙しい?」この2点に不安があります。
メイケイエール
気性と乗り替わりが不安材料なのはもちろんですが、右回りの成績が良くありません。
血統的には「デインヒル」のクロスを持っているので良いのですが、
オッズ的な期待値と不安要素が釣り合っていないと考えます。
ですので今年は、香港馬に分があると思っています!
お待たせ致しました!いよいよ本命の発表です!
こもこもの印
◎1 ウェリントン
現時点での予想オッズが4番人気で正直困惑してます(笑)
おそらく現地では1番人気でしょう。
現地のG1を既に3勝していてこの中でも実績はトップクラスです。
前走の敗因は少し気になりますが、逆にオッズがこれで過剰に上がらなくなると思うのでポジティブな要因と考えましょう。
血統的には「ダンジグ」を3本クロスさせており、「デインヒル」の3×4を発生させています。
パッとみた写真でもわかるお尻の大きさは、まさに「デインヒル」や「ウッドマン」のパワーが伝えられてそうな感じです。
まさに、オーストラリアのパワースプリンターという血統ですね!
鞍上がムーアということと、斤量が57キロになることはプラス材料だと思います。
ここはこの馬を本命として扱いたいと思います!
◯2 スカイフィールド
昨年の覇者を対抗として推します!
この馬も結構人気を落としてますね(笑)
それもそのはず。スカイフィールドは昨年のこのレース以来「勝ち鞍」がありません。
それにこの馬は去年落馬のアクシデントに巻き込まれなかった馬でした。
しかし、その後の1200mのG1では勝ちこそないものの、いずれも2着・3着と安定した力を発揮しています。
G2・G3のレースでは斤量を背負わされてしまうため、着順は悪いですが斤量が57キロに戻る今回は狙い目ではないでしょうか?
また、香港スプリントはリピーターも多いというのも特徴であり、強調材料の一つです!
それでも対抗に落とした理由は血統です。
この馬は「デインヒル」はおろか「ダンジグ」も持っていません。
オーストラリア血統ではあるのですが、近親に香港マイル勝ち馬がいるように「正真正銘のスプリント血統」ではないと思うので対抗にさせて頂きました!
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買い目
◎1 ウェリントン 単勝
◯2 スカイフィールド 単複(単勝は少しだけ)
◎-○ 馬連・ワイド
今回はこちらで勝負させて頂きたいと思います!
当日のオッズがすごく楽しみです!
最後に
今回は最後までお読み頂きありがとうございました!
香港スプリントは世界的にもトップレベルのスプリントレースを見る事ができるので、とても楽しみです!
今回僕は日本馬を低評価にしましたが、それを嘲笑うかのような結果になってもらえればそれはそれで嬉しいです(笑)
「香港国際競争」を皆さん思う存分楽しみましょう!!
こもこも/一口馬主系YouTuber
2018年産駒から一口馬主デビュー。
血統をメインに募集額4000万円以下の馬から出資馬を選定するといった、コスパを重視して活動する一口馬主YouTuber。
現在はノルマンディー・DMM・キャロットの3クラブで一口馬主を楽しんでいる。
一口馬主の楽しみをもっと色んな人に知ってもらう為、一口馬主YouTuberとして活動を始める。
関西弁がキツイのはご愛嬌(笑)
代表馬はノルマンディーはバイタルエリア・DMMはバックスクリーン
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