【一口馬主】40口クラブ募集予定馬リスト公開!ファーストインプレッションと気になる種牡馬は?

ジェイ
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どうも、ジェイです。
今回は40口クラブの募集予定馬リストが公開されましたので、そのファーストインプレッションと注目種牡馬を記事にしていこうと思います。
よろしくお願いいたします。

40口クラブのリスト公開!

2023年4月21日(金)に今年の募集時期の始まりを告げる一口馬主の風物詩。

40口クラブである社台、サンデー、G1と、地方・中央オーナーズの募集予定馬リストの一覧が公開されました。

このリストが公開されると、今年もこの季節がやってきたなと身が引き締まります。

とはいえ例年、この募集馬リストすべてが募集されるわけではありませんし、公開されているのは募集馬の血統情報のみで、馬体、歩様、サイズ、募集価格などは示されていませんので、血統情報のみを見てのインプレッションになることをご理解ください。

リストには

・社台ファーム

・白老ファーム

・ノーザンファーム

・追分ファーム

と牧場ごとに募集予定馬が並んでいて、馬の名前の右側に募集予定となるクラブ(オーナーズ)が記されています。

今回は、全体のリストを俯瞰して最初に感じたことを記していきたいと思います。

今後、血統情報などによる注目馬も随時紹介していこうと思いますので、ぜひともご注目ください。

ファーストインプレッション

まず、ざっとリストに目を通してみました。

やはり本家40口やオーナーズに提供される馬の繁殖レベルは超一流だなという印象を受けます。

これは今年に限ったことではありませんが、母が重賞で活躍していた馬や、G1馬を輩出した名繁殖牝馬など、ぱっと名前を見ただけでも目移りしてしまうような豪華さです。

また、これまでキャロットやシルクなどノーザン直営の他クラブの募集馬リストに並んでいたような血統馬も何頭か目につきました。

ノーザンを筆頭に、社台グループの活躍馬の仕分け能力は非常に高いといわれていますので、これまできょうだい馬が他クラブに提供されていたものの、今年はこの本家のリストに入ってきた馬は、それだけデキがいい可能性もあると思いますので、目をつけてねらってみるのも面白いのではないかと思います。

募集価格はわかりませんが例年の傾向を見ると、今年も強気の価格設定になるのでしょうね。

もう間もなく5類感染症に移行するなどコロナ禍の出口が見え始めた昨今、そろそろ馬代の高騰も落ち着いてほしいなと願わずにはいられません。

続いて、種牡馬のラインナップについて気になったポイントをいくつか紹介したいと思います。



種牡馬について

私はこの40口のリストを見て、例年社台グループがどの種牡馬に期待をかけているかを図ろうと考えてみています。

・どのレベルの繁殖に種付けをしているのか?

・種付け頭数はどれくらいで、本家で募集されるレベルの馬はどの程度いるのか?

これらの情報は、この先にある400口~500口クラブなど他クラブの募集馬検討時にも生きてくるのではないかと思います。

ブリックスアンドモルタル

まず、気になるのは社台ファームのブリックスアンドモルタル産駒です。

ストームバード系の種牡馬で、特にサンデー系の繁殖との相性が良さそうですね。

数えてみたところ社台ファームの現時点での同産駒募集予定馬は牡馬6頭、牝馬12頭の合計18頭とかなり目立っています。

社台ファーム全体のブリックスアンドモルタル産駒の生産馬がこの世代は49頭もいますから、このくらいの数になっても納得できる部分はあるかもしれません。

それにしても、これだけの数を種付けしているのはかなりこの種牡馬に自信を持っているということでしょう。

私が耳にした関係者情報では、ブリックスアンドモルタルは特に社台ファームが有力視していて、ノーザンファームの方がややテンションが低いとか。

実際、今回のリストでもノーザンファーム生産馬のブリックスアンドモルタル産駒はわずか3頭。

社台ファームが特にこの種牡馬には力を入れているというのは数字を見てもほぼ間違いなさそうですね。

今回のリストに入っている社台ファームのブリックスアンドモルタル産駒を見てみると、リバティハイツの22、クイーンズリングの22、ソウルスターリングの22、サラフィナの22など豪華な繁殖がずらり。

数だけではなく繁殖の質も非常に高いレベルになっていますので、その期待の高さが伺えます。

昨年ブリックスアンドモルタル産駒の初年度産駒を何頭か見ましたが、ニューイヤーズデイ産駒に比べて均一化した産駒が多いというか、父似で似たようなシルエットをした産駒が多く安定感がありそうだなという印象を受けました。

逆にニューイヤーズデイは、繁殖の特徴を色濃く反映しているような印象で、ずんぐりむっくりしている産駒から、すらっと脚が長くてスタイルがいい産駒までいろいろなタイプの産駒がいるなという印象です。

近年社台スタリオンに導入された米血系の種牡馬では、ドレフォン、マインドユアビスケッツなどと近年当たり種牡馬が続いていている印象を受けます。

ブリックスアンドモルタル産駒の初年度産駒が活躍する前に、今年の1歳馬に出資しておくというのは、戦略としてアリなのではないでしょうか?

キズナ

次に気になったのが、キズナ産駒の多さです。

こちらは社台ファームでは7頭、ノーザンファームでは11頭とどちらの牧場でも多くラインナップに上がっています。

キズナは元々、日高系牧場で多く種付けされていてこれまで社台系牧場での種付けが多く行われていませんでした。

ただ、産駒の活躍を受けて、この世代の1つ上の世代となる21産あたりから、社台グループの牧場のキズナ種付け数が急増しています。

キズナは現在種牡馬リーディング6位とトップ10入りを果たしていますが、社台グループ率は17%とリーディング上位の種牡馬の中ではダントツで低くなっています。

成績が良い社台グループの力を借りずとも成績を出しているということはこの馬の種牡馬としてのポテンシャルの高さを示しているでしょう。

今後社台グループのキズナ産駒の数が増えてこれば、キズナ産駒の成績はさらに向上し種付け料やセリ価格が高騰する可能性もあります。

既に高額種牡馬の仲間入りを果たしていますが、まだまだここが高値ではない可能性もあるのではないでしょうか?

集まっている繁殖のレベルも高いと思います。

私も同様の考えから21産のノーザンファーム生産のキズナ産駒に出資しているので、ぜひ活躍してもらいたいと思います。



アドマイヤマーズ

最後に取り上げたいのは新種牡馬アドマイヤマーズです。

この種牡馬はダイワメジャーの後継種牡馬筆頭になるのではないかと、期待しています。

魅力は何といっても、父譲りの早熟性でしょう。

2歳戦を4連勝しG1朝日FSを制覇した早熟性が産駒に遺伝すれば、高い勝ち上がり率を誇る安定感のある種牡馬になるのではないでしょうか?

早熟については嫌う人も一定数いますが、日本の中央競馬の仕組みを考えると晩成で花開く前に未勝利戦が終了してしまっては…なので私は早熟傾向は歓迎すべきことだと考えています。

そして今回のリストでは、社台ファームでは1頭しか募集予定馬がいないものの、ノーザンファームでは7頭がラインナップされていて、こちらは逆にノーザンファームからの機体を感じます。

繁殖を見ても、ラッキーライラックの兄妹馬となるライラックアンドレースの22をはじめとして、いい繁殖に種付けされています。

種付け料初年度300万円ですから、ライラックアンドレースの22は難しくても、他の馬はそこまで高額にならない可能性もあるでしょう。

コスパがいい安定感のある種牡馬になってもらいたいなと願うところです。

また、アドマイヤマーズは香港での良績もあり、オーストラリアのアローフィールドにシャトル種牡馬として渡っています。

早熟性が重視されるオーストラリアでも勝負できるタイプの種牡馬だと思いますので、日本国内の活躍はもちろんですが、サトノアラジンのように南半球でも活躍馬を多く輩出してくれたらうれしいなと思いますし、オーストラリア馬主としてぜひ狙いたい種牡馬の1頭です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

まだまだ限られた情報ではありますが今回ジェイのファーストインプレッション記事をお届けさせていただきました。

個別の馬については今後、他のライターの力も借りながら少しずつ紹介していけたらと思います。

引き続きごひいきにしていただければと思います。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者4500人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はロードヴァレンチ、ミスティックロア、リレーションハート等。

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【社台2023募集馬検討】ジェイ注目馬〜ラブリーベルナデットの22〜 - サラブレッド研究所 / Thoroughbred Lab. へ返信する コメントをキャンセル

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