【愛チャンピオンS2024】馬券発売有り!海外馬主のガチ予想!出走予定馬を全頭分析!

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
オーストラリアで馬主をしている私が、アイリッシュチャンピオンステークス2024予想記事を執筆していきます。
9月14日(土)21時30分〜個人YouTubeチャンネルにて同時視聴配信も行う予定です。

アイリッシュチャンピオンステークス基本情報

アイリッシュチャンピオンステークス(G1)
2024年9月14日 (土) 23:25
アイルランド レパーズタウン競馬場
芝左2000m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 61kg、牝馬 60kg 3歳=牡・セン馬 58.5kg、牝馬 57㎏

賞金総額:125万ユーロ(約2億100万円)
1着賞金:72万5000ユーロ(約1億1600万円)
※1ユーロ=161円で換算

日本での馬券発売:有り

日本での中継:グリーンチャンネルが無料放送を実施&ラジオNIKKEIでも放送を予定

「2024愛チャンピオンS中継」

放送日時

9月14日(土曜)23時00分から24時30分【無料放送】

番組詳細

グリーンチャンネルのホームページ「2024愛チャンピオンS中継」

ラジオNIKKEI

「アイリッシュチャンピオンステークス実況中継」

放送日時

9月14日(土曜)23時00分から24時00分(予定)

過去レース傾向

レパーズタウン競馬場をぐるっと半周、ワンターンのようなコース形状で回ってくる競馬で、上り坂の区間が多いコース。

スタートからしばらくは降って登ってという形で、最後の4角途中あたりから直線にかけて上り坂が続くようなコース形状。高低差は最大13~15mほどと言われており、さすが欧州の自然の地形を生かした競馬場といったところ。

日本にはここまでの高低差を擁する競馬場は当然存在せず、未知の領域となる。

ただ、英国で最もフラットでスピードが出やすいと言われているサンダウン競馬場をベースに作られたのがこの、レパーズタウン競馬場。

実際に過去ローテで圧倒的な勝率を誇るのがサンダウン競馬場で行われる前走英インターナショナルS組。近10年で5勝、2着3回と連対率は圧倒的だ。

高低差はあるものの、この舞台でも欧州の中ではスピード能力に秀でた馬が勝ち星を上げていることが見て取れる。

例えば去年の勝ち馬オーギュストロダンはBCターフでの勝利がありアメリカの平坦コースのスピード馬場に対応してみせた。

一昨年の勝ち馬ルクセンブルクはその後香港カップで2着と好走。

その前の勝ち馬セントマークバシリカの前走はスピード馬場と言われるサンダウン競馬場で行われたエクリプスSで、これを勝利している。

このように出走時は明らかになっていなかった馬もいるものの、その後の戦績を見ると平坦なスピード馬場で実績を残している馬ばかりが勝ち馬となっており、欧州的なスタミナがいらないというわけではもちろんないが、しっかりスピード能力に秀でた馬を上位評価していきたいところ。

そのため、日本馬が挑む舞台としては悪くない。

実際過去に挑戦したディアドラは4着となっていて全く歯が立たないわけではなかった。

また、Aオブライエン厩舎が驚異的な勝率を誇っており、近10年で5勝。今年も連覇がかかる前述のオーギュストロダンを筆頭に、いい結果が期待できそうだ。

注意すべきは、馬場状態。

愛チャンピオンSは馬場状態によって時計が大きく変わる傾向がある。

少頭数開催が多く、ペースが遅くなることによるタイム悪化もあるのだろうが、去年と一昨年でも勝ち時計は10秒近く違うので、要注意だ。(去年は良馬場、一昨年重馬場)

スタートからコーナーまで距離がある上に頭数も少ないので、枠の有利不利はそこまでないと考える。

活躍傾向を考えると地元アイルランドとイギリス馬が成績が良く、フランス馬は苦戦傾向。

3〜5歳馬が中心で6歳以上は割引、牝馬は出走頭数が少ないが馬券内率は牡馬よりも良く、侮れない。

2023年

着順馬名重量騎手タイム
着差
調教師ゲート番
1オーギュストロダン358.5R.ムーア2:02:68A.オブライエン2
2ルクセンブルク461S.ヘファナン1/2A.オブライエン4
3ナシュワ460H.ドイル短アタマJ&T.ゴスデン6
4キングオブスティール358.5K.ストット1/2R.ヴェリアン5
5アルフレイラ461J.クローリー2 1/4O.バローズ7

前目で競馬したオーギュストロダンがじわじわと伸びて勝利。2着のルクセンブルクも前での競馬。

3着のナシュワは後方からの競馬で差しも届くし前目も残れるというレースだった。

斤量差を考えると僅差の2着だったルクセンブルクはかなり良いパフォーマンスを発揮していたと言える。

2022年

着順馬名重量騎手タイム
着差
調教師ゲート番
1ルクセンブルク358.5R.ムーア2:12:10A.オブライエン6
2オネスト358.5S.パスキエ1/2F.シャペ4
3ヴァデニ358.5C.スミヨン1 1/4JC.ルジェ2
4ミシュリフ561C.キーン3/4J&T.ゴスデン5
5ストーンエイジ358.5S.ヘファナンクビA.オブライエン1

中団に控えたルクセンブルクが直線で差し切って勝利。

4角出口あたりからペースアップしたように見え、直線は隊列がぎゅっと凝縮して迎えた形になっていて、少頭数でもあったためポジショニングの差は少なかったように感じた。

2021年

着順馬名重量騎手タイム
着差
調教師ゲート番
1セントマークスバシリカ358.5R.ムーア2:11:19A.オブライエン4
2タルナワ560C.キーン3/4D.ウェルド2
3ポエティックフレア358.5K.マニングハナJ.ボルジャー1
4パトリックサースフィールド561D.マクドノー7 1/2J.オブライエン3

4頭立て。直線外目に持ち出したセントマークバシリカが差し切って勝利。

近3年は3歳馬が3連勝と強い印象。斤量が軽い影響も大きいか?

◎3ルクセンブルク

〇7ロスアンゼルス

▲6ゴーストライター

▲5エコノミクス

△1オーギュストロダン

☆8シンエンペラー

出走予定馬解説

◎3ルクセンブルク

オブライエン厩舎で一昨年の愛チャンピオンS勝ち馬で去年僅差の2着馬。

去年の勝ち馬オーギュストロダンは当時3歳で斤量差があり、今年は斤量差がなくなることを考えるとこの順位は入れ替わる可能性がある。

能力的にオーギュストロダンより上に来る可能性がある馬の中で最もこのコース実績が高く、それでいて日本で人気薄になりそうな本馬を狙わない手はない。

2024年に入りやや戦績は良くないが、今年5月のコロネーションカップではしっかりと勝ち切っているし5歳になって全く走れなくなっているというわけでもない。

去年の暮れの香港カップでもロマンチックウォリアーと着差の無い2着とムラがあるものの能力の高さは示している。

頭固定までの自信はないし、近走を見ているとピンパーな気もするが3連系であれば軸馬として面白い1頭だと思う。

この馬が絡むことでオッズ的な旨味も生まれそう。

〇7ロスアンゼルス

オブライエン厩舎で好調な3歳勢の中で実績最上位の本馬を対抗に。

愛ダービー勝馬で、その際にはアンビエントフレンドリーを撃破。

英ダービーではシティオブトロイに完敗しているものの、シティオブトロイの英インターナショナルSのパフォーマンスを見ればここは致し方なし。

その前にはレパーズタウン競馬場で行われた愛ダービートライアルで2分6秒82のタイムで1着になっている。

良馬場としてはもう少し時計を詰めてほしいところではあるが、今回はこの時より1kg斤量が軽くなることなどを考えると、このレースの勝ち時計には十分足りるのではないかと考える。

英インターナショナルSにも登録していたがこちらを選択してきた。

Rムーア騎手がこちらではなくオーギュストロダンに乗っているのは心配だが、能力的には十分足りる1頭だと考える。

▲6ゴーストライター

ローテーション的に最も相関性が高い英インターナショナルS組から参戦する3歳馬ゴーストライターを3番手評価に。

その前のエクリプスSではシティオブトロイの0.3秒差3着と、前走の英インターナショナルSでの馬券内もフロックではない結果だと思われる。

スピード能力は間違いなく、この舞台でも十分馬券内に来る可能性はあるのではないか?

▲5エコノミクス

4戦3勝の上がり馬の3歳馬。

前走、前々走が後続に大差をつけての勝利で勝ち方が派手だったことと底をまだ見せていないところもあり実績馬を退けて現地オッズでは一番人気に支持されている。

こういう馬は難しい、そのままあっさりもありえるし、意外と不発というパターンもある。

個人的にはこういう馬に重い印を打つと吹っ飛んで、軽い印を打つと突っ込んでくる記憶があり苦手意識がある。

英インターナショナルSとの相関性が強いことを考えると、レースレベルや間隔もさることながら、ヨーク競馬場のスピード馬場で力を出せる馬がレパーズタウンでも活躍できるという傾向があるのだと思う。

前々走の快勝したダンテSはヨーク競馬場だったためここは強気に考えたいところ。

一方、冷静に考えるべきはダンテSの勝ち時計。良馬場で2分9秒30となっており、これは同じく良馬場で同距離の英インターナショナルSの勝ち時計2分4秒32よりも5秒ほど遅い。確かにこの時の負かしているのは2歳G1馬などで相手関係は悪くなかったが、どこまで評価するかは難しいところ。

一線級の馬たちと肩を並べていきなり通用するかは正直やってみないとわからない部分も大きく、人気薄なら狙っていきたいが2~3倍台は過剰人気ではないかと考えこの程度の評価に。

△1オーギュストロダン

普通に考えれば本命級の実績馬なのだが、ルクセンブルクのところで述べた通り、去年の勝利も圧倒的だったかと言われるとなんとか勝ち切ったという印象で、斤量差がなくなる今回はルクセンブルクの方を優勢に見たほうがいいのではないかと思いこの評価に留めた。

前々走のプリンスオブウェールズSでの勝利を見ているとまだまだ活躍できそうな気がするものの、このレースは斤量58kg。

前走キングジョージ6世&QESは61kgを背負い5着に沈んでいる。

海外育成馬とはいえディープインパクト産駒で、キレやスピード能力に秀でていると考えれば斤量の重さは欧州のタフな馬たちに比べてネックになる可能性は大きいと思う。

ここを克服できれば逆に今後も明るいが、斤量を克服できないと古馬の欧州路線はレースを選ぶことになりそう。

また、凱旋門賞も陣営は意識しているはずで仕上がりがどの程度かも要注意。

ただ、鞍上のムーア騎手はこのレースと相性が良く、オブライエン厩舎の出走馬の中でこの馬にムーア騎手が乗っていることは重く受け止める必要があります。BCターフのムーア騎手は本当にうまかったですよね。

☆8シンエンペラー

頑張ってほしいし、現地パドックで見た時に馬体がとにかく素晴らしく、これが一流馬と感動した記憶があるが、矢作調教師のコメント的に勝負気配が薄いような印象を受け、この評価に。

この馬も凱旋門賞への叩き的な意味合いでこのレースを使っていることが予想され、究極仕上げではないだろう。

血統的には完全に欧州馬なので、レパーズタウン競馬場でどの程度能力を発揮できるのかは楽しみに見たいと思うが、福永調教師もメディアで過去に発言していたが海外馬でも日本で育成すれば日本式になるし、日本血統馬も海外で育成すれば海外式になる、という言葉からもあるように、シンエンペラーは日本式で育てられているため、高低差がきついコースでどこまでできるか?という部分も重要になりそう。

凱旋門賞に向けて、勝てないにしても希望が持てるレースをしてもらえたら個人的には十分だと思っている。

ただ、馬券的に考えても本来スピード馬が得意とする舞台でもあるので、ここで馬券内に突っ込んでくる可能性というのも十分あると思う。

ハンスアンデルセン

オブライエン厩舎のラビット馬、馬券に絡む可能性は極めて低いと思われる。

ロイヤルライム

好成績の英インターナショナルS組ではあるが1.8秒差6着と完敗している。

オーギュストロダンが勝利したプリンスオブウェールズSでは0.6秒差5着となっており、全く能力がない馬ではないと思うが、さすがにこのメンバーに割って入るのは難しいのではないかと思われる。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

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