【オーストラリア馬主】JJ Racing初の落札馬モアナが初のトライアルに出走した結果は?

ジェイ
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どうも、ジェイです。
今回はモアナことモーションアネーションの模擬レースデビュー戦について記事にしていきます。
よろしくお願いします。

モーションアネーションとは?

モーションアネーションことモアナはJJ Racing Club立ち上げから初めてメンバーの皆さんと挑んだセリで落札したタガロア産駒の牝馬です。

タガロアはロードカナロア産駒のオーストラリアの種牡馬で、モアナが初年度産駒になります。

タガロア産駒はファーストリーディングサイアーランキングでは9位で25頭中5頭が勝ち上がり、1頭がSWとまずまずの戦績です。

モアナは現在明け3歳で、晩成傾向が見られたことや中距離馬として育てていた都合もあり、未デビュー馬でしたが、この度3歳2ヶ月のタイミングで初のトライアルレースへと向かうことになりました。

オーストラリアでは日本で言うゲート試験や能力検査の代わりにこのトライアル(VIC州ではジャンプアウト)というものをこなし、デビュー戦へと向かっていきます。

未デビューの馬はこの模擬レースを複数回こなしてから実戦に向かうことが一般的です。

モアナは初めての模擬レースに向かうこととなり、鞍上にはセリの時に本馬を見にきてくださったQLD州を拠点に活躍する富澤騎手を迎えました。

これまで特に大きな怪我などの頓挫はなく追い切りをこなしてきましたが、実戦のレースの形は初めてだったので、レース前はどんな結果になるか非常にドキドキしておりました。

多くの会員さんや共有オーナーさんがこの馬を楽しみにしてくださっていたので、レース前は楽しみももちろんありましたが、個人的には共同代表としてのプレッシャーの方が大きかったですね。みんなをがっかりさせる結果になったらどうしようと、そっちにばかりどうしても気持ちがいってしまいました。

そんなドキドキした心境の中、9月21日(月)のグラフトンのトライアルを迎えました。

模擬レースの結果は?

グラフトンのモアナが出走したトライアルはオープントライアルと言って古馬や既走馬も一緒に走るレースでした。

そのため、モアナのような新馬だけでなく調整のために出走している現役馬も多数いました。

中には、この地区最強クラスとも言われる、メトロ重賞好走歴もあるような猛者も名を連ねており、この馬たちにちゃんとついていけるか心配な気持ちもありました。

モアナは馬番6番で出走しましたが、スタートでがっつり後手を踏んでしまいその後も頭を上げていきなり幼を見せる滑り出し。

ここまでみると「あちゃー」って感じのレースなのですが、そこからしっかりとスピードに乗って追走し、いい手応えで回ってきます。

後方の追走となりましたが出遅れ分はしっかり追い付きましたし、追走の時の手応えが良さそうに見えて、「あ、これは大丈夫かも」と思いながら映像を見守ります。思ったより重心が低い走りで、首の位置も低くスピードに乗りやすそうなフォームで、歩様から連想した柔らかさや背中の連動性がちゃんと走りにも反映されているなと嬉しく思いました。

直線では他の馬の後ろに入れるなど教育騎乗的な動きもしつつ、最後は余力を残し持ったままで10番手でフィニッシュしました。

着順は褒められたものではないですが、1番手入線だった重賞好走馬のFUKUBANAとは7馬身差ほどと大きく話されたわけではありませんでしたし、トライアルなのでどの馬もガンガン追っているわけではないのですが短距離のトライアルながらスピードが全然足りないという感じではなさそうだったので正直安心しました。

スタートは改善してもらわないといけませんが、着順を振り返るとモアナと同じ未デビュー馬は1頭が3番手入選でしたがそれ以外はモアナと同じく下位の超僅差(7〜10番手)で1馬身差ほどの幅の中で入線していました。

1頭は前に行かれましたがそれ以外はどんぐりの背比べといった感じで、出遅れさえなければもっと前にいてもおかしくなかったと思います。出遅れが癖になったら心配ですけどね…。

まぁなにより、ここまで怪我なく進んでくれてトライアルも怪我なく無事に終えてくれたところは本当に良かったと思っています。ここまで頓挫らしい頓挫がなく来れている馬なのでそれは本当にありがたいです、厩舎やスタッフの皆様のケアに感謝ですね。

また、やはりセリから携わった馬かつ、JJ Racing立ち上げの時の1頭ということで競馬で走る本馬を見るとどこか感慨深いと言うか、ようやくここまできたなというエモーショナルな気持ちにもなりました。

落札したのが2024年1月ですから実に1年半越しの実戦です、正直楽なことばかりではありませんでしたが、なんとかここまでたどり着いたぞ、というジーンとした気持ちになりました。

今後について

流石にこれだけ若さを見せた模擬レースになりましたので、もう一度ゲート練習を挟んでトライアルに向い、その後レースへと進んでいく流れを提案しており、おそらくその流れが採用されることになると思います。

騎乗していただいた富澤騎手からは若さはありつつも手応えは非常に良かった、次はもっと良くなると思うとポジティブなお言葉をいただきましたし、まだまだ伸び代もある馬だと思います。

なんとかトゥルーフェアリーのように、本馬もオークス路線に乗せてオーナーの皆様やJJ Racing Clubの皆様に夢を見てもらいたいと思っているので、まずは初勝利に向けて、ということになりますがその先の大舞台に向けて頑張ってもらいたいなと思うところです。あの追走フォームを見ると3歳ならステイヤーレースに挑戦できるんじゃないか?と妄想したりしています。

まだまだ、馬体を見てもガリレオやロードカナロア系らしい晩成傾向な感じというか、ゆるっとした感じも残っているなと言う気がするので、これからトライアルや追い切りを重ねる中でここも締まってきたらさらにいいパフォーマンスを見せてくれるのではないかと期待しています。

みんなの夢を乗せてがんばれ、モアナ!


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

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