【ジャパンカップ2025】海外馬主がカランダガンを徹底解説!世界No1ホースの馬券的取捨を考える byジェイ

ジェイ
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どうも、ジェイです。
今回は海外馬主をしている私が欧州からのジャパンカップ2025遠征馬カランダガンについて解説していきます、よろしくお願いします。

カランダガンとは?

生年 2021
性別 セ
毛色 鹿毛
父 Gleneagles
母 Calayana
母父 Sinndar
調教師 F.グラファール
生産者 Haras De S.A. Aga Khan Scea
馬主 HHアガ・カーン
通算成績 13戦7勝[7-5-1-0]

カランダガンとは、英チャンピオンSなどG1を3連勝しており、その前は4戦連続でG1で2着に入っていた欧州の4歳セン馬です。ドラマ・ロイヤルファミリーでちょうど、相続馬主の話題がありましたが、本馬は相続馬主のHHアガ・カーン氏の所有馬であることから、サインではないか?と巷では言われています。

デビュー戦となった未勝利戦3着以外、全て連対している安定感もさることながら、これまで戦ってきたのは欧州中距離界のトップオブトップ。

現在、ロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキングにおいて、レーティング世界1位に輝いている他、欧州年度代表馬も獲得するなど、名実共に世界ナンバーワンホースです。

評価できる戦績

私は、直近のG1を3連勝しているところはもちろん評価していますが、この馬の凄さはアスコット競馬場などの高低差があるタフな競馬場で活躍したかと思えば、メイダンやヨーク競馬場などのフラットでスピードが求められる競馬場でもしっかり走る適性の広さだと思っています。

G1初勝利となったサンクルー大賞ではジャパンカップに挑戦したゴリアットや凱旋門賞2着馬のアヴァンチェール、香港ヴァーズ勝ち馬ジュンコなどを下して勝利。この時の馬場はやや重馬場で少しタフな馬場になっていましたが、それをもろともせず後続をぶっちぎっての勝利でした。

ただし、ジャパンカップを考える上では、下記の2レースでの好走が特に評価できると思います。

1つ目は世界にその実力を最初に轟かせた2024年ヨーク競馬場の英インターナショナルSです。こちらは日本馬のドゥレッツァが挑戦していました。

この時のヨーク競馬場は欧州の中では時計が早くフラットな馬場。この舞台でハイレベルなメンバー相手に2着に入ったのは高く評価できます(勝ち馬シティオブトロイ)。この時の4着馬はのちの凱旋門賞馬ブルーストッキングですし、去年のジャパンカップで2着だったドゥレッツァも5着ですから、相手関係は非常に充実していたと言えると思います。

もう1つのレースがこれも2着なのですが、2025年ドバイシーマクラシックです。こちらもフラットかつ、海外の中では最も馬場が高速な部類に入る舞台です。ダノンデサイルが会心の騎乗で勝利したのですが、この時ものすごい末脚でドゥレッツァやレベルスロマンスを捉えて2着に入ったのがカランダガンでした。

この馬は末脚が非常に強烈で、日本馬と見比べても全く引けを取らないと言うか、むしろ上回って見えるほどで、なかなか瞬発力勝負で中東で日本馬と渡り合う欧州馬はいないのでびっくりした記憶があります。この時の5着馬のジアヴェロットはこのレースの直前に香港ヴァーズを勝利し、のちに凱旋門賞でも4着にきますから、この時のレースレベルも高かったと言えると思います。

活躍の舞台の幅の広さから、この馬の絶対能力の高さを感じますし、高速馬場適性がここまである馬がジャパンカップに挑戦してくるケースはなかなかないので、今回どのような結果になるか楽しみです。

そもそも、近年のジャパンカップへの遠征馬の中でもカランダガンは正直実力が相当抜けているので、この馬が日本の特殊馬場で走ってどうなるのか、純粋に気になります。

ジャパンカップでの活躍期待度は?

私は、これだけ能力が抜けている馬が来たら、馬場や環境などベストではない部分もあるでしょうが馬券内にくる可能性は十分あるのではないかと思っています。

ゴリアットの時は、正直来ないと思っていました。あの馬にそこまでの高速馬場適性はないと思っていたからです、ただカランダガンは違います。末脚のトップスピードもありますしフラットな馬場での実績もあります。とはいえ今期の府中はめちゃくちゃ時計が早いので、流石にそこまでは対応できない可能性もあるとは思うので、2番手〜3番手あたりの評価にするのが妥当かな?という気がしています。

日本では欧州よりゲートが狭いことや、日本のレースは流れが早いのでペースについていけず遅れてしまう可能性もあるでしょう。またそもそも長距離輸送で調教パターンも変わっているでしょうから、海外での調整の難しさもあるのではないかと思います。

パドックの時間が長いことやレース前に待たされる時間が長いことについては陣営からも懸念が示されていますが、そういった日本競馬と欧州競馬の違いも地味にこういった遠征では効いてくる可能性もあり懸念点をあげようと思えば、正直いくらでも出てくると言えば出てきます。

でも、世界NO1ホースが日本馬とどんなレースを見せてくれるのか、海外競馬ファンとして非常に楽しみです。

ジェイの印

◎ダノンデサイル

○カランダガン

▲マスカレードボール

△シンエンペラー

△ジャスティンパレス

☆ドゥレッツァ

☆タスティエーラ

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