【330万円で落札】大狩部牧場さんとコラボでSun City産駒の牝馬を購入しました!

ジェイ
ジェイ
どうも、ジェイです。
今回はJJ Racing Clubと大狩部牧場さんでコラボ落札したSun City産駒の牝馬について記事にしていきます、よろしくお願いいたします。

はじめに

オーストラリアの中條調教師と共同運営しているJJ Racing Clubで参加したマジックミリオンズマーチセールで会員さんからの人気もNo1で、大本命馬だったLot73 SunCity産駒の牝馬を3.5万ドル(1ドル95円換算で約330万円)で落札できました。

今回はこれまでの落札と違い日本の大狩部牧場さんとコラボ落札です。早速動画でも紹介いただきました。こちらの動画ではサロンや今回の落札馬について紹介いただいており、本馬の資質の高さについてやなぜ豪州のセリで1歳馬を買うのか?などについても語っていただいております。

現役引退後、本馬はケガや疾病などがなければ大狩部牧場さんに庭先売却し日本で繁殖牝馬としてのキャリアを送る予定です。

公式カタログは以下リンクから確認可能です。

https://catalogue.magicmillions.com.au/lot/25GQR/73

本馬の特徴

サイズ

管囲19cm
胸囲182cm
体高153cm

現状標準〜やや小型の馬ですが、早生まれの馬でもありませんのでまだまだ伸び代があると思っています。しかしすでに横幅や胸の厚みはしっかりとあります。

管囲は少し細目ですが、超大型になりそうな馬ではないですし、香港で経験を積んだ厳しい獣医のチェックで上場時点ではノーリスクと判定された馬です。
中條調教師は今後の展望について「基本的にはスプリンターになると思いますが、母親が1500mまでで勝っているので、気性によってはマイルくらいまでは行ける可能性もあるかと思います。ただ歩きはいく気満々なので、おそらくスプリンターとして育てると思います。出来れば2歳後半でデビューさせたいですが、兄は3歳まで待って正解だったので、成長具合を見ながらになるかと思います。今回のセリを通じてNo1だと思っていた馬を落札できて嬉しいです、厩舎にいるタソート産駒の半兄もまだまだ活躍してくれると思います。」とコメントしています。

血統

父Sun City

Sun Cityは産駒数が少ない初年度産駒が3歳世代の種牡馬ですが、2023-24年シーズンのクイーンズランド州ファーストシーズンサイアーに輝いており、クイーンズランド地区のスタリオンブックの表紙も飾っています。

https://www.arion.co.nz/StallionsRoster/StallionsRosterDisplay.aspx?Id=420942&Page=0

〜Sun City の戦績〜
At 2
1st – M M B.J. McLachlan Stakes (1200) Gr.3
2nd – Spirit Of Boom Phelan Ready (1110) LR
2nd – Maribyrnong Trial Stakes (1000) LR
At 3
3rd – The Big Screen Company (Bm70) (1000)

Sun Cityは2歳時点でスプリントのG3レースを勝利しています。産駒の勝ち鞍の80%は1200m以下の短距離に集中していますが、1600mまでなら勝ち星をあげており、サンプルが少ないですが現状短距離〜マイルまでの種牡馬と考えるのが良さそうです。

初年度は10頭の出走馬から4頭の勝ち馬、うち2頭のMishani Suspect とMishani Eclipseはメトロ(日本の中央競馬に相当)勝ち馬となっています。
現在出走産駒数は17頭と依然サンプルは少ないですが、うち8頭が勝ち上がりと産駒数が少ないながら上々の戦績。
牝馬の平均獲得賞金は4万ドルを超えていますので、本馬の母系の活力と落札額を考えても十分期待値はあると思います。参考ですが他の同産駒のマーチセール上場馬の牡馬は6万ドルで取引されていました。

父Sun Cityはクイーンズランド州所属の種牡馬ため、その産駒となる本馬はQTISというクイーンズランド州のレースで適用されるボーナス制度に登録しています。

これは日本にはないシステムで、ボーナス対象レースで賞金が上乗せされるものです。

本馬はクイーンズランドとの州境に近いニューサウスウェールズ州の中條厩舎所属です。

ボーナス対象となるクイーンズランド州のレースで出走し3着以内に入れば通常の賞金に加えてさらに追加のボーナス賞金を受け取ることができ、馬券内に入ることができれば経済的にもお財布に優しい1頭になる可能性があると思います。

SunCity産駒はスタートが上手でテンの速さがある馬が多いとクイーンズランド州で活躍する富澤騎手からもコメントをいただいており、本馬も勝ち気な気性とパワーのありそうな馬体で先行し、粘り込んで勝ち切るような豪州の王道競馬で勝利を収めてもらいたいと期待しています。

母Tia(NZ)

Tiaはニュージーランド生産馬で1400-1500mで2勝して繁殖入りしています。母父Savabeelはニュージーランドでリーディングサイアーを2022年まで8期連続で獲得していたトップ種牡馬です。
ニュージーランドのディープインパクトのような偉大な種牡馬です。今シーズンも2位にダブルスコアでSavabeelがNZのリーディングサイアーランキングは1位独走中です。
母産駒は3頭がレースに出走し全て勝ち上がっています。
ベタザンレディー産駒の半姉Betterdeelはブリズベンメトロのリステッド4着の実績があり、15万ドルの賞金を稼いでいますし、別の半姉も7勝し10万ドルの賞金を稼いでいますので、母の繁殖能力はかなり高そうです。

また、現状2戦1勝のTassort産駒である半兄Got Gumptionは中條厩舎の所属馬の若馬で、デビュー前からメトロ勝ちを狙える素質馬だと期待を寄せられています。
https://www.racing.com/horses/got-gumption
兄を知る中條厩舎だからこそ、育成ノウハウを活かしながら本馬に向き合うことができそうです。
また2代母はリステッド2着のブラックタイプ、3代母はG1・2着馬とボトムラインが充実しており堅実性があるところも本馬の魅力です。

配合

父父ZoustarとZabeel系の繁殖牝馬との配合ではステークスウィナーのHe’s Heavenも出ていて大物への期待感もあります。
https://www.breednet.com.au/horse/he’s-heaven

また、父SunCityはオーストラリアの主要なサイアーの血統を多く持ち、DMMバヌーシーでその産駒が募集されたチャンピオンフィリーのサンライトとも共通点を多く持ちます。

そういった血統背景にありながら母にニュージーランドの異系の血を入れることで近い距離での過度なインクロスを回避し、豪州らしい粘り強い根性や持続力がある馬に仕上がるのではないかと期待しています。

馬体歩様

多くの会員さんが気に入っていただいたのは、本馬の馬体と歩様です。

まず立ち姿を見ると発達して立体感と容量のあるトモが目につくと思います。

やや前傾姿勢気味にも見える馬体はいかにもスピードタイプといった印象。サロンメンバーの方が指摘されていて私も同感だったので紹介させていただきますが、中内田調教師が3億円越えの超高額落札したサンライトの23にどこかシルエットは似ているかもしれませんね。

歩様を見ると1歩目からすぐに分かるほどのバネ感と手先の軽さ。そして推進力があり、ストライドも広いです。

牝馬でストライドが広すぎる馬はスピード不足になる馬もいると一般的に言われますが、本馬のようなバネ感やトモの容量があり牝馬離れした筋肉を持っている馬ならこのストライドも使いこなせるのではないかと思います。
何よりまだまだ1歳なので伸び代はあると思います。

他の大型な馬よりも本馬の方が総合的に魅力がまさっており、今回本命として落札に臨みました。
中條調教師も「今回の上場馬の中で自費で落札してでも持って帰りたいと思ったのはこのLot73だけだ」と事前ミーティングで話していましたし、プロのブラッドストックエージェントも「全ての牝馬の歩様動画を見た上で今回の1番馬はこの馬でこの手先の軽さとバネの身のこなしは走るズースター牝馬のそれだと思ってます」とおっしゃられていました。
また、コラボする大狩部牧場の下村氏も「この馬が牡馬も含めて上場された今回の380頭近い馬の中でNo1。今回のセリでも抜けて見える、1日目はこの馬以外の入札は行わない方針で一頭入魂でいきましょう」と絶賛されるくらいこの馬は気に入られておました。立場の違う複数のホースマンのプロフェッショナルから高い評価を受けた本馬への期待が膨らみます。
大狩部牧場の下村氏とも「妥協の落札はいらない、それでボウズなら次のセリに」と絞りに絞って選び抜いた1頭です。その馬を予算内で落札できて運営の私も胸を撫で下ろしているところです。

募集について

本馬は1口(2.5%シェア)10万円強、諸経費等実費のみでの募集案内をサロン会員さん向けに行っています。執筆時点で残口は25%ほどとなっています。
本馬のシェアはコラボ落札のため、サロン内会員様のみのご案内となりJAPANOZでの一般募集はございません。募集期間中に会員になっていただいた方も共有いただくことは可能です。

本馬のさらなる情報やサロンについて詳細をお知りになりたい方はジェイのX(@j_keibayoutube2)かthoroughbredlab@gmail.comまでご連絡ください。


ジェイ

現役地方&海外馬主・競馬ライター

登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。

—最近の私–

SONY ワイヤレススピーカー

Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。


告知

ジェイが馬の見方や競馬勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

これまで2度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、そして大狩部牧場さんとコラボでSunCity産駒の牝馬という素晴らしい3頭を落札できました。

オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。

共有オーナーは1/40口から募集しており月の維持費は放牧中が月4000円程度。

入厩中が月1.2万円程度となっています。

サロンでは中條調教師やサララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。

さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。

直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。

オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。

参加はこちらから

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