💡 競馬AI指標(SP値)の見方
本データベースにおける「SP(スピード・パフォーマンス)値」とは、競走馬がレースで発揮した走破時計や対戦相手との着差をもとに、馬場の偏りやペース配分、クラスの格などを高度に補正・数値化した当サイト独自の指標です。
これにより、異なる時期や競馬場でのパフォーマンスを同一基準で公平に比較・評価することが可能となります。
このスコアは偏差値ではなく、「全体の中で上位何パーセントに位置するか」を示す相対的な指標(パーセンタイルスコア)です(最大値は100p)。
50pを中央競馬の平均とし、数値が高いほど優秀であることを示します。
例えば S+ (98p〜100p) であれば、集計対象となった全競走馬の中でもトップ2%に入る傑出した能力であることを意味します。
※本記事の分析データは、2025年末までに中央競馬で行われたレース結果を対象としています。
🔥 総合能力評価


マツリダゴッホの種牡馬としてのポテンシャルを分析すると、総合評価は F(32p)、基礎能力(クラス補正なしの素の実力アベレージ)は E(40p) という評価に留まっています。これらは、与えられた繁殖牝馬の質を示す繁殖CPIが F(24p) と極めて厳しい環境であったことが大きく影響しています。しかし、その逆境を跳ね除け、JRAの重賞馬を複数送り出している点は特筆に値します。
本質的な適性は明確な「芝の短距離・マイル型」であり、芝マイルでは D(58p)、芝短距離では D(51p) と一定の水準を確保しています。一方でダートへの適性は壊滅的であり、ダ短距離の G(13p) を筆頭に、マイル、中距離ともに底辺の評価となっています。砂への適性はほぼ期待できない完全な「芝特化型」のサイアーです。
最大の武器は、早期から稼働できる仕上がりの早さと、極めてタフに走り続けられる驚異的な健康状態です。産駒の勝ち上がり率こそ24.0%と控えめですが、重賞出走率は7.9%(全体平均7.6%)、重賞勝率は1.2%(全体平均1.0%)、そして5000万円以上を稼ぎ出す「大物率」は6.2%(全体平均5.7%)と、平均を上回る大物補給力を秘めています。繁殖牝馬の質から考えれば、一発大物を狙える確変力を備えた、非常に夢のある種牡馬と言えるでしょう。
📊 基本スペックと適性
🏆 代表産駒パフォーマンスランキング(Top 5)
・101以上: 超G1級・年度代表馬クラス
・96〜100: トップG1級
・90〜95: G1級
・80〜89: 重賞級(G2・G3)
・75〜79: オープン級
・70〜74: 3勝クラス級
・60〜69: 1勝〜2勝クラス級
※当サイトが独自に算出した競走馬のパフォーマンス値(補正SP)に基づく上位5頭です。
※不良馬場はSP値が高く出る傾向があります。
🎯 馬場・距離適性と馬券のポイント

グラフ①が示すのは、マツリダゴッホ産駒が極端な「芝特化型」であるという紛れもない事実です。芝の良馬場はもちろんですが、注目すべきは芝の「稍重」における際立ったパフォーマンスの上昇です。馬場適性において芝の稍重は、明確にプラスの指標(得意評価:◯)を示しており、雨交じりのタフな馬場状態で真価を発揮します。対照的に、ダート戦は良・稍重・重馬場いずれにおいても、評価は軒並み低い水準となっており、馬券検討からは基本的に除外するのが賢明です。

グラフ②のデータからは、性別による驚くべき「パフォーマンスの偏り(バイアス)」が浮き彫りになります。一見すると牡馬・牝馬の全体の能力パーセンタイルはフラットですが、芝のメイン距離における実質的なパフォーマンス(SP値)を細分化すると、大きな格差が存在します。牡馬(およびセン馬)は、芝短距離で C(64p)、芝マイルでは B(73p) と極めて高いレベルのポテンシャルを示しています。一方で、牝馬は芝短距離で F(39p)、芝マイルで F(36p) に沈んでおり、実戦で狙い立つのは圧倒的に「牡馬・セン馬」であることがデータから裏付けられています。また、セン馬に関しては、芝中距離〜長距離(最高評価:A)で非常に高い集中力と高い走力を発揮する特筆すべき傾向が見られます。
- 🎯 買い時・得意条件: 芝の1200m〜1600mにおける、中山・阪神・札幌・函館の小回りコース。さらに稍重馬場。性別は牡馬およびセン馬を最優先。また、クラス別では2勝クラスにおける勝負強さが際立っています。
- 🔍 特徴やバイアス: 極端な「叩き良化型」であり、休み明け(鉄砲)はまったく走らず、二叩き、特に三走目(二叩き良化:A(82p))でガラリ一変します。馬券的には、前走惨敗からの休み明け3戦目で狙い撃つのが最高の大穴パターンです。
- ❌ 消し時・苦手条件: 全ダート戦、ならびに東京や中京・小倉のダートコース。芝であっても左回りの広い東京・中京での中長距離戦は著しくパフォーマンスを落とします。
🐴 年齢別パフォーマンスと一口馬主の視点

産駒の年齢別パフォーマンスを分析すると、最も高いパフォーマンスを発揮するのは2歳時であり、早期からクラス平均レベルの完成度の高さを見せます。3歳から4歳にかけてはライバルの成長もありパフォーマンスがやや頭打ちの傾向を見せますが、5歳を迎えると再び走りに粘り強さが戻り、持ち直すという「鍋底」型の成長軌跡をたどります。6歳以降もタフに走り続ける産駒が多く、年齢を重ねてもパフォーマンスが急激に低下しない持続力は本種牡馬の大きな強みと言えます。

一口馬主投資の観点からは、早期回収と継続的な手当収入を両立できる非常に優秀なスペックを持っています。早期デビュー率(2歳7月迄)は32.8%とクラス平均を大きく上回るパフォーマンスを誇り、出資後早い段階からレースを楽しめます。2歳末勝ち上がり率は16.5%と標準的な水準ですが、使い込まれながら力をつけ、最終的な生涯OP入り率は11.8%と安定して高いレベルに達します。さらに、勝馬の平均出走数はクラス平均を大きく上回るパフォーマンスを見せており、年間出走ペースも極めて優秀です。出走手当や着外手当をコツコツと積み上げながら確実に回収率を高めてくれる、投資妙味の非常に高い種牡馬です。
早期デビューに関しても、2歳7月までの早期デビュー率は32.8%と、177種牡馬中16位に相当する超抜の仕上がり度(評価:S(91p))を誇ります。クラシック期における重賞・G1出走率も非常に高く、出資からデビュー、そして大舞台への夢をいち早く見せてくれる点で、一口馬主におけるコストパフォーマンスはピカイチの存在と言えます。
🧬 配合の傾向(ニックス・アンチニックス)
🔥 好相性(ニックス)
マツリダゴッホの芝でのスピードをさらに爆発させるのは、母父に北米系の有力なスピード・パワーを内包する系統です。特にシーキングザゴールド系や、ノーザンテーストを交えた配合は、勝率・パフォーマンスの向上(SP差の大幅なプラス)が明確に確認されています。
⚠️ 不相性(アンチニックス)
一方で、欧州系のスタミナ・鈍重な血を過剰に重ねる配合や、一部のダート・パワー系(テディ系やデインヒル系)との組み合わせは、適性が極端にブレて勝ち上がりが非常に困難になるデータが出ています。
データの正確性には万全を期しておりますが、もし自動処理に伴う表記の誤りや、不自然な箇所にお気づきの点がございましたら、お手数ですがXアカウントまでご指摘いただけますと幸いです。アップデートの参考にさせていただきます。








No responses yet