私も会員のノルマンディー2024年1次募集全頭分析を行っていきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井新馬勝ち)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(オープン)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
No42 ギャラクシーセレブの23
マインドユアビスケッツ ブラックタイド 牝 鹿
4/29 153.0 186.0 19.5 455
マインドユアビスケッツ産駒の牝馬勝ち上がり率は25%とまずまずといったところでしょうか。
母父ブラックタイドでは2頭が出走しいずれも未勝利。
母父SS系では勝ち上がり率33%と平均的なので相性が悪いということでもないかなと思いますが。
母ギャラクシーセレブは未勝利馬。
中央時代は芝ダート短めの距離で2着3着と馬券内が2度あったものの、その後門別に転出しC1クラスで勝ち切れず川崎に移籍し3回走って未勝利で引退となっています。
母産駒では初仔のルプランドルが勝ち上がっているものの、他は中央未勝利馬となっており地方でも勝てていない産駒もいるのでなかなか繁殖成績は厳しい印象です。
2代母からのファミリーでも中央勝ち上がり馬は出ておらず、母系的には寂しい印象です。
サイズは中型で、胸の深さもありまずまずいいですね。ダート馬なのでもう少し体重があってもいいと思いますが、及第点だと思います。
やや腰が細目に見えますが、歩様動画で見たらそこまで気になりませんでした。
歩様を見ると、うーんどうですかね?
ちょっと可動域は少しせまめな感じでコツコツした感じ。全身連動性も悪くないですが、いいな、というほどでもない。
冬毛というのもあると思いますし、めっちゃ悪い!というわけでもないと思うのですが「おお、これはいいな!」とグッとくる雰囲気ではない気がしますね。
後ろも蹄がちょっとクラブフットっぽく見えるからですかねぇ?
飛節安定感はまずまずいいと思います、前脚はやや内に入ってくる感じですかね。
血統がめっちゃいいなら…という感じですがそういうわけでもないですし、あんまり僕は好みのタイプの馬ではないかもしれません。
こういう馬の戦績がどうなるかはウォッチしておき自分のジャッジが正しいのかちゃんと復習しておきたいところですね。
No43 セトノミッシーの23
ミッキーアイル ゴールドアリュール 牝 鹿
5/30 152.0 182.0 19.5 432
ミッキーアイル産駒牝馬の勝ち上がり率は30%となっていて、水準を少し超える数値です。
重賞馬出現率は牡馬より牝馬の方が高く、巷ではフィリーサイアーと言われるミッキーアイル産駒ですから、本馬が牝馬であることはプラスだと思います。
ただ牡馬はパワーがありダート馬になりやすい一方、牝馬は芝馬になりやすい特性があるため、母父ゴールドアリュールというのがどう出るかというポイントにおいては適性迷子になる可能性をはらんでいると思います。
これでサイズが大きければダートでも、となりますが、本馬は遅生まれとはいえ現状小型馬なので、やはり芝か、となり血統とサイズ、そして性別の整合性がややちぐはぐな感じがします。
ちなみに母父ゴールドアリュールでは1頭が出走し未勝利。
インクロスが濃い馬が多いためか母父SS系に拡大すると勝ち上がり率は12%とミッキーアイル産駒の平均値と比べてもかなり低調です。
サンプル数も25頭とそれなりにいますのであまり配合相性は良くないような気がします。
本馬もSSの血を25%持つことになり、濃いインクロスと言えます。
母産駒は5頭で、中央勝ち上がり馬は2頭でそれぞれ1勝ずつと、ノルマンディ―募集馬としては平均的な繁殖成績。可もなく不可もなくといったところだと思います。
母サトノミッシーはダート短距離で中央3勝しています。
勝ち上がっている2頭のきょうだい馬はどちらもダートで勝ち上がっており、やはりダート適性が高いファミリーと言えそうです。
半姉キャンユーキッスは中央1勝後大井に移りB2クラスでも勝利をしていますので、中央1勝C勝ちに等しいかそれ以上の能力があったと言えそうです。
遅生まれもありますが、サイズが小さめなのはやはりこのきょうだい成績だと気になりますね。
立ち姿を見ると前脚が湾膝気味に見えて個人的にはあまり手を出したくないタイプに見えます。
歩様も幼くゆったりしている感じで、あまり前後の連動性もよく見えませんでした。
小型馬だけあって飛節安定感はまずまずです、前脚は少し左前が気になりますが今のサイズであれば問題ない範囲かなと思いますね。
もう少し全身連動性が良い馬が僕は好きなのであまり好みではないですね、膝も気になりますし。
ただ遅生まれなのでこれから劇的に成長する可能性もあるので、とりあえず成長待ちでいいのではないかと思います。
No44 ハーランズルビーの23
シルバーステート Harlan’s Holiday 牝 青鹿
4/13 152.0 176.0 20.0 442
シルバーステート産駒の牝馬勝ち上がり率は25%と平均よりは低い数値となっています。
重賞馬出現率も牡馬の方が高く、現状コルト気味のサイアーと言えそうです。
母父Harlan’s Holiday(ストームキャット系)で出走した産駒は1頭で勝ち上がってはいません。
父をディープ系に拡大するとディープブリランテ産駒で日経新春杯を勝利した半兄のモズベッロがいます。
元々ストームキャット系とディープ系は相性が良いニックスとして知られていますし、ストームキャットが2本になるケースだとダート色が濃くなるなどの影響がある気がしますが、シルバーステートはそうではないので牝馬として考えるには芝に出て欲しいところなので良いのではないかと思います。
母は海外G1で2着の実績がある実力馬で、母産駒からは前述のモズベッロのほか、中央勝ち馬が3頭出ており、ノルマンディー2次募集の母系としてはトップクラスでしょう。
サイズは体高が低めのため中型です、牝馬なのであまりデカくなりすぎても…というところですしこのくらいでもいいのかもしれません。
厩舎もいいところに入っていますし、期待されているのでしょうね。
歩様もめちゃくちゃいいぞ!というほどではない気もしますが、前後の連動性はしっかりしていますし、さばきに硬さは感じるものの、シルバーステート産駒は硬い馬が多かった記憶があるのである意味父らしさが出ていると言えるかもしれません。
飛節安定感はいい方ですね、両前はやはりシルバーステート産駒といった感じで外へ外へ、という動かし方をしていますが、もっと軸がブレまくる産駒も結構いますのでまだこの馬はマシな方だと思います。
母系と馬体を見ると悪くない気がしますがノルマンディーでこの価格帯の馬に手を出したいか?と言われると相当惹かれるものがないと手を出しづらいと思いますので、なかなか難しい1頭かなという気がします。
新規や歴が浅い人には、わかりやすい重賞馬のきょうだい馬がいて良さそう!となるのかもしれませんが、ノルマン歴が長くなってくるとこっち系は極力手を出したくないな、というマインドになる人が多い印象があります、僕もノルマン入会は18産からなので長いというほどでもないですが…。
告知
ジェイが馬の見方を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
今年1月にはサロンメンバーの皆様と共にセリに参加し、モアナというニックネームの素晴らしいタガロア産駒の牝馬をわずか350万円ほどで落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
モアナは1/40口が約11万円、月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師や獣医師のOz氏、サララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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