
私も会員であるノルマンディーOC2025年4次募集馬の全頭分析記事です。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井2勝)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(オープン)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統
2世代目種牡馬であるオーセンティックの産駒です。
セリ時点のウェブカタログはこちらです。
https://obssales.com/catalog/#/144/hip/683?refUrl=results&session=3&gallery=walk-video
北米の成績を見ると出走馬130頭に対し50頭が勝ち上がり、SWは3頭となっています。
オーセンティック産駒は北米セカンドシーズンサイアーランキング3位ですが、出走頭数がこの世代で110頭と多かったため賞金ベースのリーディングだと有利になるため当初の種付け料や戦績からの期待されたほどの活躍かと言われると現状は微妙な戦績です。ちなみにセカンドシーズンサイアーランキング1位はDMMバヌーシー所属馬のマリブオレンジの父、Vekomaです。
ただ、オーセンティック産駒は距離が伸びてきて成績がよくなる産駒が多く、2歳戦は苦戦していました。
これから3歳戦が進むにつれて距離が伸びてきますから、成績が向上していく可能性はあるのかなと思います。実際SWも2歳時点で1頭、3歳時点で2頭の合計3頭となっており、3歳になってからの方が好調です。代表産駒はケンタッキーダービーを回避してしまいましたが、ウッドメモリアルステークス(G2)を好タイムで勝利したロドリゲスでしょう。その後ベルモントSで強豪相手に4着に入っており一線級の能力があることを示しました。
日本国内のオーセンティック産駒は5頭が出走し1頭が勝ち上がり、勝ち上がったサンダーロードは1勝Cでも3着に来ていてクラス突破のめどは立っていると言えそうです。
オーセンティックの戦績をAIにまとめてもらいます。
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オーセンティック(Authentic、2017年2月28日生まれ)は、アメリカの競走馬で、父イントゥミスチーフ、母フラッタリング、ボブ・バファート厩舎所属。ダートの中~長距離で活躍し、通算14戦8勝(G1レース5勝)、獲得賞金約740万ドル。2020年エクリプス賞最優秀3歳牡馬受賞。
2歳時(2019年)
デビュー戦(デルマー、ダート5.5f、未勝利戦):1着。圧勝で初勝利。
シャムステークス(G3、サンタアニタ、ダート8f):1着。G3初制覇。
ブリーダーズカップ・ジュベナイル(G1、キーンランド、ダート8.5f):3着。初G1挑戦で上位入線。
3歳時(2020年)
サンランドダービー(G3、サンランドパーク、ダート9f):1着。シーズン初戦を快勝。
サンタアニタダービー(G1、サンタアニタ、ダート9f):2着。ホノラブルメンションに惜敗。
ハスケルステークス(G1、モンマスパーク、ダート9f):1着。ニックスゴーらを破りG1初制覇。
ケンタッキーダービー(G1、チャーチルダウンズ、ダート10f):1着。ティズザロウを破り、1分59秒19の好タイムで優勝。
プリークネスステークス(G1、ピムリコ、ダート9.5f):2着。スイススカイダイバーに敗れる。
ブリーダーズカップ・クラシック(G1、キーンランド、ダート10f):1着。古馬を圧倒し、2分00秒61で勝利。
マリブステークス(G1、サンタアニタ、ダート7f):1着。短距離G1も制覇。
4歳時(2021年)
サンタアニタハンデキャップ(G1、サンタアニタ、ダート10f):2着。アイドルに敗れる。
サンディエゴハンデキャップ(G2、デルマー、ダート8.5f):3着。精彩を欠く。
オーサムアゲインステークス(G1、サンタアニタ、ダート9f):1着。G1通算5勝目。
ブリーダーズカップ・クラシック(G1、デルマー、ダート10f):4着。ニックスゴーに敗れ、引退。
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母は北米1勝馬、2代母はG2勝ち馬でその産駒からもブラックタイプ馬が出ており母系の活力はノルマンディーの募集馬としてはある方だと思います。
半兄が1頭でその馬がマレーシア1勝というのがなんともいえないところではありますが、2代母の戦績から考えれば中央複数勝利ができてもおかしくないポテンシャルだと思います。
また、ノルマンディー4次募集の外国産馬(トレーニングセール組)は近2年で4頭全てが勝ち上がりと打率が高く、ノーブルロジャーが重賞馬になっていることからも非常に期待値は高いと言えそうです。
馬体歩様
馬体にはしっかりとしたサイズ感がありますね、ダートを想定するのであればもう少し体重があってほしいところではありますが、尺は悪くないと思います。
歩様を見ると柔らかさがあって芝でも行けるんちゃうか?と思うほどです。前脚の捌きは硬めなので、やっぱりダートかなと思いますし、こういう馬はダート1800mでいいんですよね、僕の得意なゾーンです(笑)
もう少しトモの容量がある方が好きではあり、右トモが左に比べて若干弱いかな?という印象も受けますが、踏み込みの強さや前後の連動性、背中の使い方などはいいものを持っているなと感じます。
中殿筋も発達していますし、推進力もありますから、全体的にきれいな動きをしている馬だと思います。
大腿筋膜張筋がもう少し張って筋が見えていたらもっと最高だったのですが、まあ他の良さを考えるとこのくらいは及第点としてもいいのかなと思います。
前から見た感じは右前が外向に見えますがこのくらいは目をつぶってもいいかなと思える程度です、後ろ脚は右後ろをかなり外弧で回していて左右差は気になりますが、飛節は安定していますし過度に気にしなくてもいいかなと思いますね。
トレーニングセールのギャロップのタイムも10秒フラットとはやく、ブリンカーにバシバシ追いで余裕を持ってのタイムではないですし、これが競馬に直結するわけではないのですが、一定のスピード能力がないとこの時計は出ませんよね。
走りの躍動感もあり、やはり中距離路線のダートで良さそうだなと感じました。
2000万円で購入できる馬としては面白い1頭なのではないでしょうか?
★注目馬として取り上げるとともに、4次募集の目玉はこれまでの戦績から見ても外国産馬だと思いますし、出資も検討しようかなと思うところです。
告知
サララボ代表のジェイが馬の見方や競馬を勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
これまで3度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、さらに大狩部牧場さんとコラボでサニーという素晴らしい3頭落札できました。
オーストラリアでは日本のような馬主資格がなくとも正式な馬主になれますので、日本で馬主資格を持っていない方も共有馬主になっていただくことができます。
共有オーナーは1/40口から募集しており月の維持費は放牧中が月4000円程度。
入厩中が月1.2万円程度となっています。
サロンでは中條調教師やサララボライターでもあるエムイシ氏のディープなコラムを毎週配信している他、オーストラリアンで開催されるセリに上場される注目馬ついても配信中です。
さらに、毎月中條調教師やジェイとサロンの皆様との相互交流会をオンラインで行っています。
直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
オーストラリア 競馬をベースに学んでいきますが日本の 競馬にも活かせる部分はあると思います、ぜひお気軽にご参加ください。
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