- はじめに
- 昨年の指名馬の振り返り
- 今年のオススメ馬10頭
- ●母名:ピノ(父:キタサンブラック) 馬名:ブラックオリンピア
- ●母名:シャトーブランシュ(父:キタサンブラック)馬名:イクシード
- ●母名:ウィンターコスモス(父:キタサンブラック)馬名:ストロベリーツリー
- ●母名:サークリングⅡ(父:キズナ) 馬名:ビジュアライズ
- ●母名:リリーノーブル(父:キズナ) 馬名:アウダーシア
- ●母名:サラキア(父:エピファネイア) 馬名:サレジオ
- ●母名:コーステッド(父:エピファネイア) 馬名:ダノンヒストリー
- ●母名:エスキモーキセス (父:コントレイル)馬名:オーロラボレアリス
- ●母名:ロカ (父:インディチャンプ)馬名:アルガルヴェ
- ●母名:Rue Renan (父:Cracksman)馬名:ミスティックレナン
- 最後に
はじめに
今年も、POGのゲストライターを務めさせて頂きます『ヤスホークス』です。
昨年に続き、動画の方にも出演させて頂いております。
過去には、2015年の皐月賞1着ドゥラメンテ、2着リアルスティールをPOG指名しておりまして、
今年は一口馬主として出資している、ドゥラメンテ産駒のキングスコール、リアルスティール産駒のヴィンセンシオが皐月賞に出走したので、感慨深いものがありました。
結果は伴わなかったのですが、POGだけではなく、一口馬主ライフも楽しんでおります。
昨年の指名馬の振り返り
まずは昨年の振り返りです。
昨年は京都2歳Sを征して皐月賞にも駒を進めたエリキングを指名しましたが、縛りなしのオススメ10頭で重賞勝ち1つでは心もとないですね。
記事を書く際のリストにはクロワデュノールも入っていたのですが、選択ミスでした。
ナダル産駒の指名は良い線だったかと思いますが、自分の指名馬は今一つ爆発力に欠けました。
Wootton Bassett産駒は、やはり日本の芝でのスピードが足りないようです。
●プリモシークエンス 牡(父エピファネイア) 木村哲厩舎 1戦0勝
●ミッキージュエリー 牝(父エピファネイア) 中内田厩舎 2戦1勝
●デアマトローナ 牡(父キズナ) 牡 国枝厩舎 4戦0勝
●エリキング 牡(父キズナ) 中内田厩舎 4戦3勝 ラジオNIKKEI京都2S勝利
●アスクセクシーモア 牡(父キタサンブラック) 福永厩舎 4戦2勝
●ファーニスクリーク 牡(父キタサンブラック) 斉藤崇厩舎 2戦0勝
●パーティハーン 牡(父Wootton Bassett) 友道厩舎 4戦1勝 京成杯5着
●ジャックオダモ 牡(父Wootton Bassett) 矢作厩舎 3戦0勝
●アルレッキーノ 牡(父ブリックスアンドモルタル) 国枝厩舎 5戦1勝 サウジアラビアRC5着
●クラリネットソナタ 牝(父ナダル) 田中博 6戦1勝
今年のオススメ馬10頭
では、早速今年のオススメ馬に触れていきたいと思います。
まずは、ダービー&オークス狙いのキタサンブラック産駒から3頭。
●母名:ピノ(父:キタサンブラック) 馬名:ブラックオリンピア
牡 友道厩舎 サンデーR 512kg
母のピノはオーストラリアのG1勝ちがあり、リバティアイランドの母ヤンキーローズなど、
オーストラリアで活躍した馬が日本の繁殖牝馬としても活躍するケースが増えています。
体高も170cm以上、馬体重512kgながら幅が薄めでフレームの大きさを感じます。
2000m以上での活躍を期待しています。
坂路動画も真っすぐ駆け上がっていることから体幹も良さそうです。
調教については、現在ノーザンF早来で坂路14-16秒を進めているようです。
友道厩舎のクラブ馬は個人馬主よりも爆発力に欠けるので、そこが懸念点になりますかね。
●母名:シャトーブランシュ(父:キタサンブラック)馬名:イクシード
牝 木村哲厩舎 シルクR 483kg
こちらはイクイノックスの全妹となります。
昨年のシルクの募集馬ツアーに行ったのですが、キビキビと背中を使った歩様が印象的でした。
現状は坂路を14~15秒程度で6月の移動を目指しているようです。
イクイノックスと同じく、夏の新潟でデビューできそうです。
ルメール騎手の夏休みが気になるところです。
●母名:ウィンターコスモス(父:キタサンブラック)馬名:ストロベリーツリー
牝 中内田厩舎 金子HG
キタサンブラック産駒の芦毛から1頭ピックアップ。
母は晩年に入ってきましたが、こちらは既にゲート試験も合格しています。
早い時期からのデビューで一発を狙いたいです。
過去2年、友道厩舎×金子HGを推してきましたが、今年は中内田厩舎×金子HGに期待します。
続いて、クラシックを狙えるキズナ産駒、エピファネイア産駒から各2頭。
●母名:サークリングⅡ(父:キズナ) 馬名:ビジュアライズ
牡 斉藤崇厩舎 キャロットF 493kg
昨年のエリキング枠です。
ジャスティンミラノ、エリキングと同じく、母系にデインヒルの血が入っている牡馬です。
3/16に入厩し、3/26にはゲート試験に合格。阪神開催デビューに向け、順調に進めています。
最新の情報では筋肉量が豊富でスピードがありそうとのことです。
●母名:リリーノーブル(父:キズナ) 馬名:アウダーシア
牡 手塚厩舎 サンデーR 492kg
母が阪神JF2着、桜花賞3着、オークス2着。
初仔のデンクマールがデビューから2連勝。
繁殖能力の高そうな母であり、2番仔の本馬も期待が持てます。
サンデーの募集でも人気上位。ここまでも順調であり、6月の東京デビュー予定も決まっています。
手塚厩舎は今年もマスカレードボールがクラシックを狙える位置に来ています。
来年はこの仔でということになりそうです。
●母名:サラキア(父:エピファネイア) 馬名:サレジオ
牡 田中博厩舎 シルクR 514kg
母はシルクでお馴染みのサロミナの仔で府中牝馬Sで重賞勝ち、有馬記念エリザベス女王杯で2着。
全姉のサンタンドレアは未勝利ですが、性別も馬体重も違いますので、
あまり気にしなくて良いと 思います。
こちらは3/26に入厩し、4/9にはゲート試験に合格しておりますが、
まだデビュー予定は出ていません。
現在は、ノーザンF天栄の坂路を14-14ペースで進めているようです。
●母名:コーステッド(父:エピファネイア) 馬名:ダノンヒストリー
牡 堀厩舎 ダノックス 493kg
ダノンベルーガ、ボンダガールの半弟です。
母コーステッドは毎年異なる種牡馬と種付けされている中で結果を出しており、
こちらはエピファネイア産駒なので芝のマイル以上での活躍が期待できます。
エピファネイア産駒の母父Tizwayとの実績はありませんが、SSのクロスがなくても走りますね。
牡馬はダノンベルーガ以来となりますが、いずれも馬主がダノックスで活躍する香りがします。
個人馬主なので情報が少ないのですが、4月に入厩し、5/1にゲート合格しているとのことです。
それでは新種牡馬から2頭。
●母名:エスキモーキセス (父:コントレイル)馬名:オーロラボレアリス
牝 吉岡厩舎 社台RH 458kg
コントレイルは新種牡馬なので傾向は分かりませんが、
その父ディープインパクトはフィリーサイアーだったので、
先物買いで牝馬の450kg前後を狙ってみようと思います。
牡馬でサイズが大きいとダート寄りになりそうな気がしていますので、牝馬も中サイズを。
こちらは3月1週目に入厩し、3/14にゲート合格済で、6月の阪神開催デビューを予定しています。
●母名:ロカ (父:インディチャンプ)馬名:アルガルヴェ
牝 木村哲厩舎 サンデーR 476kg
続いて、新種牡馬からインディチャンプ産駒を。
インディチャンプは安田記念、マイルCSとマイルG1を2つ勝ち、
1200mの高松宮記念も3着の実績が あります。
父のステイゴールドは小さかったのですが、
インディチャンプは古馬となってからは470kg-480kgで走っており、
同じくらいの馬体重の産駒に目を付けています。
インディチャンプ産駒を一口馬主としても出資したかったのですが叶わず、POGでオススメします。
木村哲厩舎はステルヴィオを始めとして、ジオグリフ、イクイノックス、
レガレイラと初年度産駒がよく走ります。
ノーザンF天栄も、そこを意識しているのではないでしょうか。
半姉のレガレイラは牡馬クラシックに進みましたが、こちらはスピードを生かして阪神JF、
桜花賞、NHKマイルCを狙って欲しいです。
最後は、外国産馬を。
●母名:Rue Renan (父:Cracksman)馬名:ミスティックレナン
牡 上村厩舎 シルクR 519kg
こちらはシルクの募集ツアーで1番のお目当てでした。
栗毛で毛ヅヤがピカピカで、筋肉量が豊富なので、見学前の期待通り、
誰が見ても良い馬って感じでした。
父Cracksmanは、2023凱旋門賞馬エースインパクトを輩出し、
母父のLope de Vegaは、昨年の新潟牝馬S勝ちのホールネスの父となりますので、
こちらも芝の中距離に適性があるのではないでしょうか。
最新の情報では馬体重は519キロ。
4/20にしがらきに移動し、5/1上村厩舎へ入厩しておりますので、
夏の小倉か北海道でのデビューが視野に入ってきそうです。
三振かホームランの山川穂高のようなタイプかと。
最後に
私のPOGオススメの軸は「早期デビュー」と「馬体重」になります。
「早期デビュー」は、既に本州の育成場に移動していることや、入厩済やゲート試験合格済を評価ポイントとしています。
「馬体重」は500kg前後を狙って、450kg未満は避けるようにしています。
500kgを優に超えてくると脚元のリスクが出てきますが、そこは大手牧場での育成や一流の厩舎で多少のリスクヘッジが可能と考えます。
これらの情報収集に関しては、POGの雑誌や入会しているクラブから情報を収集しております。
昨年、2025年のクラシックは「エピファネイア産駒vsキズナ産駒」を予想しましたが、
2026年はキタサンブラック産駒が一歩抜けていると考えています。
新種牡馬のコントレイル産駒については、育成の方向性が固まっていく、2~3年目を狙って行こう思っています。
昨年、自分の出資馬であるヴィンセンシオやキングスコールをオススメできなかったので、
番外編として、出資馬であるアドマイヤマーズ産駒の牡馬パッセージピーク(母:メリート)を紹介しておきます。
半兄にはキャンベルジュニアがいる血統で、4/10にゲート試験を合格しており、早ければ6月の東京開催後半でデビューする可能性があります。
最新の馬体重は494㎏です。東京の芝1400mあたりデビューして、ゆくゆくはマイルを主戦に使って欲しいと思っています。
それでは、また来年こちらに戻って来れるように、上記のオススメ馬の活躍を祈っています。
〜〜ゲストライター〜〜

・ヤスホークス
Twitter(X)⇨@EkidenYas
母校明治大学の駅伝を応援、自身もランナー。
一口馬主はシルク、東サラ、DMM、キャロット。
豪州共有馬主をRSSで行っている。
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