私はノルマンディーには入会してはいないのですが、
個人的にノルマンディーに入会している友人が多いので、
よく募集馬検討会に強制参加させられております。笑
何度も検討会に参加しているうちに、
ノルマンディーの馬の選び方を段々理解してきました。
そんな私の推奨馬についての記事を書かせていただきました。
最後まで是非ご覧ください。
推奨馬は?
今回私が推奨する馬は、メドゥーサの21です!
血統
まずは血統を見ていきましょう。
まずは父のダノンレジェンドに関して。
ダノンレジェンドは、父Macho Uno、母マイグッドネスの牡馬。
現役時代は丸田恭介騎手やM.デムーロ騎手らを背に2016年のJBCスプリントで優勝するなどダートの短距離で活躍。
兄弟には安田記念勝ち馬ダノンキングリーや中央地方通算16勝のダノングッドらがいます。
ダノンレジェンド産駒にはベストリーガードやジュディッタなどがいます。
ダノンレジェンド自身はダート短距離馬でしたが、産駒を見てみるとダートの中距離くらいで活躍する馬が多いです。
これはデータからも明らかで、産駒のダート短距離(〜1400m)での勝率は8.8%、中距離(1600〜2000m)での勝率は14.0%となっております。
一方で芝での好走実績はほとんどありませんので、
本馬もダートを主戦場にすることが予想されます。
次に母メドゥーサに関して。
メドゥーサは中央と門別で走ったものの戦績は12戦0勝。結果を残すことはできませんでした。
その為この馬の繁殖能力を疑問視する声もあるかもしれません。
しかし、メドゥーサの姉にはフローラS2着、秋華賞4着のブランネージュがいたり、叔父にはOP馬でL競走2着2回のヴィジュネルがいたりと、母系の血統は比較的優秀であることがわかります。
この2頭は共に芝のマイル〜中距離で活躍した馬で、しかもパワーの要る馬場に強いイメージがあります。
これらの両親を踏まえると、メドゥーサの21はやはりダートの中距離が主戦場になってくると思います。
最後に父ダノンレジェンド×母父メイショウサムソンという配合に関して。
こんなマイナーな配合、この馬が初めてだろ…と思い調べてみましたが、
何とデビュー済の馬が2頭もいました。しかもどちらも現役。
まずは1頭目、メイショウコバト。
3戦1勝、美浦の和田勇介厩舎所属の中央3歳牝馬。デビューして2戦は芝を使い3着、4着。満を持して初ダート戦となった3戦目で勝ち上がりました。
個人的にはこの初ダート戦はかなりレベルの高いレースだったと考えており、メイショウコバトが負かした相手がその後好成績を重ねております。
このことからも、メイショウコバトはこれからも活躍できる下地はあると思います。
もう1頭は、イカニカン。
イカニカンです。チョウチンアンコウのここやハンマーヘッドシャークのここてはありません。
こんなユニークな名前ですが、しっかりとした実績があります。
20戦5勝、佐賀の真島元徳厩舎所属の4歳牡馬。
この馬は何と、九州ダービー栄城賞を制している、れっきとしたダービー馬です。
近走こそ低迷しているものの、一時は九州の頂点に立った馬の配合であることはとても心強いと思います。
こうして見ると、今のところ2分の2で強い(強そうな)馬が出ていることがわかり、
サンプルこそ少ないものの期待できそうな配合であることがわかります。
また、メイショウコバトの制した3歳未勝利は東京ダート1600m戦、イカニカンの制した九州ダービー栄城賞は佐賀ダート2000m戦でした。
やはり、メドゥーサの21に関してもダートの中距離馬と見ることが賢明そうです。
厩舎
次に厩舎を見ていきましょう。
厩舎は栗東の牧田和弥厩舎です。
この厩舎、私も昔出資馬を預けていた厩舎です。
キャロットクラブのシャルムランプ(父サトノアラジン、母レインボーソング)という馬でしたが、3戦0勝、全て2桁着順でファンド解散、地方送りとなってしまいました。
ただ、この馬は北海道の段階から馬格のあるサトノアラジン産駒であるにも関わらず馬体が大きくならず、また時計も詰めることがなかなかできなかったが故デビューも遅くなってしまったり…と、そもそも牧田調教師が手掛ける以前から全く順調にいっていなかった馬なので、これは参考外で良いでしょう。
牧田厩舎は2010年開業の14年目の厩舎。
JRAの平地GⅠはまだ制していないものの、ロンドンタウンで韓国のGⅠ(国際格付けはGⅢ)コリアカップを連覇(2018年の2着との差はなんと15馬身差)、そして今年イロゴトシでJ・GⅠの中山グランドジャンプを制するなど、クラシックど真ん中路線ではありませんが実績はあります。
本気でクラシック等の王道路線に挑むとしたら若干心許ないかもしれませんが、少し王道とは逸れた路線でいくのであれば、牧田厩舎はかなり信頼が置けるのではないでしょうか。
また、牧田厩舎の特徴のひとつに「格安馬をしっかりと走らせる」というものがあります。
セールで1000万円を下回る程の馬が1億円を超える賞金を獲得している例がいくつもあります。
例えばアナゴサン(北海道サマーセール432万円)、モズハツコイ(北海道サマーセール756万円)などが挙げられます。
また、先述したロンドンタウンも2014年北海道サマーセールで950万円でした。
こうした「格安馬をしっかりと走らせる」ノウハウがある。
だからこそ、1口27000円、総額1080万円募集という「格安募集」をされているメドゥーサの21は、牧田厩舎で大化けする可能性を秘めていると思います。
(今回の3次募集のリストの中では高額馬の部類になってしまいますが…)
馬の状況・馬体
最後に現在の馬の状況を見ていきましょう。
メドゥーサの21の測尺は以下の通りです。
体高:164.0cm
胸囲:188.0cm
管囲:21.0cm
体重:495kg
サイズ的には全く問題ないというか、ダート馬らしい体つきをしていてむしろ好感が持てました。
次に募集動画を見てみましょう。
走っている動画がないのは残念ではありますが、歩様に関しては悪くない気がします。
若干後肢の動きがぎこちないかな?とは思いましたが、気にするほどでもないかなとも思いました。
馬体を見ても、筋骨隆々のゴリマッチョ!という感じではなく、血統の割にはスラリとしたシルエットでした。
恐らく十中八九、いや十中9.99くらいダート馬だと思いますが、動画を見るだけなら芝も走れるかも?と思ってしまいました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本馬は関西馬ということで、京都のダート1900mや阪神のダート2000mあたりで活躍してくれると思っております。
この募集価格ということで2勝すれば元は取れると思いますが、
牧田厩舎ということで、それこそロンドンタウンをロールモデルとして活躍してもらいたいな、と考えております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
PON馬券塾 PON
Youtuber
競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど
3 Responses
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[…] 皆さんこんにちは、こもこもです。 正直今回のノルマンディーは、自信を持ってお勧めできる馬が少ない(笑) そんな中で、今回が「シゲル」の冠名でお馴染みの森中オーナーの馬が流れてくる今までに無い流れ。 今回はその中から一頭ご紹介したいと思う。 【ノルマンディー3次募集2023】PON注目馬〜メドゥーサの21〜 […]
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