今回はシルク追加募集馬第2回から推奨馬を紹介させていただきます。
よろしくお願いします!
追加募集の心構え
以前の記事でお話ししましたが、私PONが追加募集の馬で食指が動くのは、
①安くても走りそうな『掘り出し物』
②マル外の馬(これは金額関係なし)
この2パターンです。
今回のチェンジングプランズの21に関しては、①にも②にも該当するので、大変面白い馬だと思いました。
一口56000円の2800万円募集となると数年前までは決して安くはない価格帯ではありますが、一口馬主バブルやディープインパクト等の死による募集価格の全体的な値上がりを考慮すると、この価格はどちらかと言うと安い部類には入ると思います。
基本情報
総額:2800万円
一口:56000円
性別:牡
生年月日:2021年2月19日
厩舎:萩原厩舎(関東)
父:Mastery
母父:Perfect Soul
体高:162.5cm
胸囲:184.5cm
管囲:21.0cm
馬体重:506kg
血統
チェンジングプランズの21は、父Masteryの牡馬です。
父Mastery
まずは父Masteryに関して。
Masteryは2014年生まれの馬で、父はCandy Ride、母はSteady Course。キャリアは4戦4勝です。
父Candy Rideは米国で名を馳せた名種牡馬で、産駒にはMasteryの他にGun RunnerやRock Your Worldなどがいます。
キャリア3戦目のGⅠロスアラミトスフューチュリティ(ダート8.5F)では後続に7と1/2馬身差をつけ圧勝し、GⅠ初制覇を遂げました。
当然3歳牡馬クラシック戦線の主役級の扱いをされておりましたが、年明け初戦のGⅡサンフェリペステークス(ダート8.5F)で1位入線後、ジョッキー下馬。検査をしたところ左前脚顆部に重度の骨折が判明し、3ヶ月後に引退が発表されました。
競争生活は強さを見せつけたまま志半ばで引退すると言う残念な結果になってしまいました。
日本で言うとフジキセキやアグネスタキオンみたいなイメージですね。
スタッドインしたのが2018年の為、まだ産駒のサンプルが少ないのですが、
日本では1頭だけ産駒が走っています。
その名も、サクセスローレル。
この馬は現在2勝しております。
この馬が特に強さを発揮したのはキャリア2戦目の3歳1勝クラスです。
このレースでサクセスローレルは逃げ、結果的に差し決着だった中で先行馬で唯一の掲示板の確保に成功しております(4着)。
クビ差の3着は現OP馬ヴァルツァーシャルです。
このことからも、サンプルがたった1つなので一概には言えないものの、日本のダートでもある程度走れることがわかります。
母チェンジングプランズ
次に母チェンジングプランズに関して。
母チェンジングプランズは不出走の馬ですが、産駒には北米で勝った馬が4頭もおり、安定した仔出しには定評があります。
また、近親には北米GⅠ3勝馬Peace Rulesなどがおり、1発ホームランの可能性も大いにある牝系であることがわかります。
また母父Perfect Soulは米GⅠ馬Seeking The Soulなどの父であり、
父はSadler’s Wellsということも、本馬の適性は十中八九ダートでしょう。
仮に芝だとしても、高速馬場をこなすようなタイプにはならないと思います。
それ程重厚な配合であり、早熟性も感じられる為ダート三冠を目指すのが1番のセオリーかと思います。
厩舎
厩舎は美浦の萩原清厩舎です。
2022年のリーディングは66位。
萩原厩舎はロジユニヴァースでダービーを制覇したことがある他、
ダノンキングリー、ノームコア、ルヴァンスレーヴ、オーブルチェフと、地方含めると計5頭(9勝)のGⅠ馬を輩出している言わずと知れた名門厩舎です。
そういった名門厩舎に預けているだけでも本馬の期待値は高いものだと推測できますし、
またルヴァンスレーヴでダートでも頂点を極めた実績があることも心強いかと思います。
不安要素としては、毎回しっかり強めに追い切りをして1戦必勝の仕上げをしてくれる反面、
比較的連戦をしないタイプであることです。
この馬が大物であった場合はそこまで気にならないかとは思いますが、
万が一勝ち上がりに苦労するタイプだった場合、この間隔を空けることが致命傷になる可能性はあり得るかと思います。
騎手起用は直近一年で言うと横山武史騎手がダントツの1位で、33戦(7勝)。
内田博幸騎手の14戦(1勝)、菅原明良騎手の14戦(1勝)、横山和生騎手の12戦(2勝)が続きます。
見習い騎手の起用は少ないです。
これをどう見るかは人によるかとは思いますが、個人的にはしっかりリーディング上位騎手を確保してくれると言う点で好感が持てます。
馬の状況
立ち、歩様動画、更には追い切りの動画を視聴しての感想は、
まずはもう既にムチを入れた追い切りができている点、デビューは比較的遅くはならなそうだと感じました。
また、血統的にはかなりダート色が強いものの、
トビが大きく、走りを見たら芝もいけなくもないかも?と感じました。
ただまだ走りがバラバラな印象もあり、デビューは早そうであるものの完成はまだ先かな…?とも思いました。
しかし、大物感を感じさせるダイナミックな走りをする馬でもありますし、
ダート三冠までに、もしくは未勝利期間終了までにそのポテンシャルが発揮できれば、非常に面白い馬であると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私は第一回追加募集でジョリーロジャー(クローバーリーフの21)に当選した為、
資金的にも頭数的にもスルー濃厚ではあるのですが、
多分ジョリーロジャー落ちてたらこの馬に特攻してたと思います。
確かにギャンブル性はあるものの、本当お値段以上の価値を感じる馬で、夢を見る分には非常に面白いと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
PON馬券塾 PON
Youtuber
競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど
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[…] どうも、ジェイです。 今回はシルク第二回追加募集の募集馬、チェンジングプランズの21について検討する記事を書いていきます。 出資検討中の皆様、ぜひ参考にしてください! 【シルク2022年度第2回追加募集馬検討】〜チェンジングプランズの21〜 byPON […]