【シルク2023募集馬】血統分析による推奨馬3頭を紹介 byPON

皆さんこんにちは。PONです。
いよいよこの季節がやってきました!
そして自分の所属しているシルクホースクラブのラインナップが発表。
本当にワクワクしてきたので、居ても立っても居られず、
血統だけで注目馬を紹介しようと考え記事を書きました。
是非最後までご覧ください。

全体の所感

今年のラインナップを見た感想として、まずは誰もが思ったとは思いますが、アーモンドアイの22を筆頭にエピファネイア産駒が物凄いことになっているなと思いました。

他にもGⅠ馬のきょうだいが数多くおり、目玉となりそうな馬が数多くいる気がします。

シルク黄金世代である15年産の馬の初仔がこの世代に集中している為でしょう。

シルクホースクラブ全体の成長がこの募集馬リストからも伝わってきて、ただの一会員が言うのもアレですがとても嬉しい気持ちになりました。

しかし、PONは馬券は穴党です。1番人気1倍台の馬を推奨しても全く面白くないと思うひねくれ人間です。

なので、正直アーモンドアイの22とかは凄いとは思いつつも、それを推奨馬として発表はしたくないです(笑)

ということで、そのような誰もが凄さがわかるようないわゆる目玉候補の馬たち以外で推奨馬を3頭選定しました。

エノラの22

今年の戦略、というか愛なのですが、自分の競馬人生で最も愛した、ドゥラメンテという馬のラストクロップは絶対に欲しいと思ってます。

ただ、勿論愛だけではありません。今ドゥラメンテ産駒がJRAで絶好調であることを考えると、これは割と理にかなっていると思っております。

そんな中、シルクのドゥラメンテ産駒のラインナップに注目しました。

・エノラの22

・サロミナの22

・プラウドスペルの22

・メジロツボネの22

ここで1つ思ったのは、4頭中3頭が「代表産駒がディープインパクト産駒」である点です。

ディープインパクト→ドゥラメンテ替わりで結果を残した馬にはリバティアイランドなどがいるものの、ディープインパクトで既に結果を残していることからも人気や募集価格の高騰が予想されます。

また、プラウドスペルの22に関しては私が全姉を既に持っていて(サンサルテーション、未出走)、あまり触手が伸びない。

そんな中、1頭だけ異質な馬を見つけました。

それがエノラの22。

エノラの代表産駒はフォーテ(父ロードカナロア)。ダートのオープン馬で、名鉄杯でも2着に輝きました。

同じキングカメハメハの系統の父でダートとはいえオープン馬が出たという点は配合の相性という点では好材料だと思います。

ただエノラ自身は芝馬で、ドイツオークスを制した馬です。つまりはサリエラと同じレースを勝っております。

単純にサリエラの方が人気も価格も高くなるのであれば、いやいやエノラだって負けとらんよ?と、むしろこちらの方に注目するようになりました。

また、配合としてもしっかりしている印象です。

先ほどお話ししたキングカメハメハの系統の父で既に活躍馬がいるという点もそうなのですが、

ドゥラメンテの鉄板であるNorthern Dancerのクロス持ち。これはタイトルホルダーやバーデンヴァイラーと同じです

また、サンデーを経由しないHaloのクロス持ち。

更にはドゥラメンテ産駒唯一の牡馬。

ドゥラメンテ産駒は実はまだダービーを勝ったことがありません。クラシック同期のサトノクラウンに産駒としてのダービー制覇は先を越されてしまいました(タスティエーラ)。

自分はドゥラメンテ産駒でダービーを獲りたいという夢があります。故にダービーを狙うならこの馬しかない!と思っております。

半兄がフォーテということで、もしかしたら東京ダービーかもしれませんが…笑

しかし、芝でもダートでも、爆発力を秘めている血統な気がしておりますので、非常に注目しております。



ハウナニの22

今回のラインナップを見た時に、「ナダルが多い!」というのも印象的でした。

個人的に新種牡馬ナダルには注目しているので、これは嬉しかったです。

ナダルは父Blame。日本ではBlame産駒ではスイートピーS勝ちのランドネなどがいるのですが、

ナダル自身はアメリカのダートで4戦4勝ながらも故障の為引退した馬です。

日本で言うとフジキセキやアグネスタキオンみたいなイメージでしょうか。

故に、自分はナダル産駒はダートに強い馬が多くなると思っています。

今回のシルクのラインナップを見てそれが確信に変わりました。

【ナダル産駒】

・クインアマランサスの22(母自身がダート3勝)

・ハウナニの22(近親ユキチャン)

・ジュベルアリの22

・プロミストリープの22(近親にプロミストウォリア)

・メリーウィドウの22(産駒にジュディッタ)

と、ジュベルアリを除きダートに縁のある血統だらけです。

なので、社台も狙ってダートに寄せてきている印象があります。

その中でも気になった馬がハウナニの22です。

この馬は白毛一族で、この馬自身も白毛です。

故に、ダートに適性が高いと思っております。

ハウナニ自身は芝の短距離で2勝を挙げておりますが、

新馬戦はダートで3着と、ダートにもある一定適性があると思っているので、

ハウナニの22に関しても適性はダートだと考えるのが自然でしょう。

配合に関しては新種牡馬である為なんとも言えませんが、

個人的に注目しているのは「3代母シラユキヒメ」です。

このシラユキヒメ牝系は能力がある馬が多いものの、気性難な馬も多くイマイチそのポテンシャルを十分に発揮できていない馬も多い印象です。

しかし、そのシラユキヒメ牝系が近年の日本競馬で猛威を奮っております。

・ソダシ(2代母シラユキヒメ)

・ハヤヤッコ(2代母シラユキヒメ)

・メイケイエール(3代母シラユキヒメ)

これらのことから、シラユキヒメは直仔よりも、2代母、3代母の位置にいた方が気性が程良くなり、活躍馬が増えるという仮説が生まれます。

※勿論メイケイエールのような馬もいますが…

堅実かつ1発ホームランもありそうな血統であり、大変注目しております。

ただ、1つ悲報(?)があります。

この馬、毛色が白毛なんです。そしてユキチャンの22は実は白毛ではなく鹿毛なんです。

つまりは今回のシルク募集馬の中で唯一の白毛馬。

白毛に出資してみたい気持ちはもちろんあるのですが、この馬は普通に血統面でも評価しているので、白毛であることで票数的に人気をしてしまうようなら僕個人としてはあまり歓迎材料ではありません(泣)

そこが不安ではありますが、かなり期待している馬です。



マルーンエンブレムの22

皆さん、小柄なオルフェーヴル産駒と言えば何を思い浮かべますか?

恐らくほとんどの方が「メロディーレーン」が最初に浮かぶとは思いますが、僕がその次に思い浮かべるのがこの馬の母「マルーンエンブレム」です。

マルーンエンブレムは自分も大好きな馬でした。この馬について簡単に説明すると、

・父オルフェーヴル母ブラックエンブレムという良血馬ながら、馬体重が軽すぎて(現役時の最高馬体重は394kg)3000万円というこの血統にしては破格の募集額に。

・少しでも斤量の負担を減らす為減量騎手の藤田菜七子騎手を積極的に起用。菜七子騎手で全2勝をあける。菜七子騎手×シルクの先駆け的存在に。

・しかしクラスが上がり、特別戦だと減量が使えなくなることから徐々に苦しい闘いを強いられる。最終的には2勝クラスを勝ち上がれず引退。

ざっくりいうとこのような現役時代でした。

実を言うと、マルーンエンブレムは自分に一口馬主のイロハを教えてくれた前職の先輩Mさんの出資馬でもありました。

※余談ですがMさんはこの世代アーモンドアイも出資しておりました。

Mさんは「立ち姿が綺麗か」というファーストインプレッションをかなり大事にしており、マルーンエンブレムはとても綺麗だった為候補に入れたようです。

加えて血統も良いと考えた為出資を決めました。

馬格に関しては若干気になったものの、あくまで個体差あるし、それも個性かなと考えたようです。

馬格は大きくても小さくても、後のレースの使い方は陣営がしっかり適したところ考えてくれるはず、と思った為、「立ち姿」や「血統」を重視して出資を決めたそうです。

実際マルーンエンブレムはその後確かに条件を選んだものの、立派に活躍してくれました。

ただし、能力がありながらもとにかく馬体重に泣かされたのも事実であり、だからこそ馬体維持やレース選択などを試行錯誤していた印象があります。

だからこそ、実績以上に能力があったはずの母から馬格のある産駒が出てきた場合、かなり面白いのでは?と考えております。

そこで初仔の父として迎え入れたのは、現2歳世代から産駒がデビューしたスワーヴリチャード。

現役時代の最高馬体重は526kgと、マルーンエンブレムに足りない馬格を補うという点では最高の配合相手だと思います。

また、個人的にはスワーヴリチャードは種牡馬として成功すると思っております。

その理由としては、

・馬格がある。

・3歳時にダービー2着と、ハーツクライ産駒らしくない早熟性がある。

・古馬になってからさらに本格化し、GⅠ2勝。

・重馬場で行われた2019年ジャパンCを勝つタフさを持っている。

・2018年安田記念3着と、マイルにも対応できるスピードも持っている。

と、何かに特化しているわけではなく非常に守備範囲の広い馬だったと考えているからです。

また、配合としてもスワーヴリチャード産駒の傾向がまだ掴めない中ではありますが、

マルーンエンブレムの22はサンデーサイレンスの3×4という活躍馬の多い鉄板クロスを持っております。

なので現状マルーンエンブレムとってのベストな配合相手はスワーヴリチャードだと思っております。

初仔ということで、本当に馬格がある馬が出てくるかは不安ではありますが、

募集馬リストに載ってきたということはある程度は問題がないと言うことでしょう。と言うかそうだと信じたい。

続報を待ちたいと思います。


PON馬券塾 PON

Youtuber

競馬予想系YouTube「PON HORSE CLUB」を運営。
江分輪太の弟子。馬券は穴から。
極度の現地観戦主義者で、1年間で競馬場に72回行ったことも。
ヤクルトスワローズ・川崎フロンターレ・大相撲・お笑い芸人・酒を愛する男。
一口馬主はキャロット・シルクに入会中。代表馬はシルブロン・アンクロワなど


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