【QE2世C2025予想】海外馬主が出走馬全頭分析!過小評価されている日本馬と地元穴馬を紹介 

ジェイ
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どうも、ジェイです。
今回はクイーンエリザベス2世カップ2025予想記事を掲載していきます。日本でも馬券発売があるレースです、よろしくお願いします。

レース概要

クイーンエリザベス2世カップ(G1)
2025年4月27日 (日) 17:40[現地時間 2025年4月27日 (日) 16:40]
香港 シャティン競馬場
芝右2000m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.5kg 南半球産3歳=牡・セン馬 54kg、牝馬 52kg 北半球産3歳=牡・セン馬 51.5kg、牝馬 49.5kg

賞金総額:2800万香港ドル(約5億3200万円)
1着賞金:1568万香港ドル(約2億9792万円)
※1香港ドル=19円で換算

クイーンエリザベス2世Cは香港チャンピオンズデーにシャティン競馬場で行われる芝2000mのレースです。
日本馬はこれまで相性が良いレースで、ラヴズオンリーユーやウインブライト、ネオリアリズムなどが近年では優勝しています。
フラットで中東の配合に近い芝なので、洋芝の中では日本馬も力を発揮しやすく、札幌函館と同じくらいだと話す関係者もいます。直線は430mです。
特に香港馬は産地がオセアニアが中心なので短距離馬が強いです。
中距離馬がそれに比べるとワンランク落ちる印象があり、日本馬が通用していた側面もあると思うのですが…近年のレースを見るとロマンチックウォリアーという怪物が現れ、3連覇していますし香港ダービー馬のその後の活躍を見ても中距離馬もレベルが底上げされてきている印象を受けます。

とはいえ国別複勝圏内率などを考えると日本馬が最も高く、次いでサンプル数が少ないもののオセアニア州、ほぼ同率で地元香港と欧州と続きます。

香港勢はここ3年のロマンチックウォリアー3連覇で底上げされている部分もあるとは思いますが…。

過去ローテを考えると実は最も馬券内率が優秀なのは地元「香港ゴールドカップ」。今回はその後1戦挟んでいるもののエンスード(ちなみにエンスードの前走チェアマンズT組も成績は優秀)が同レース2着馬です。

次に中山記念組(今回出走馬無し)を挟んで「香港ダービー」組が優秀。

香港ダービー好走馬は穴馬になるかもしれませんが要チェックです。

今回ですと伏兵扱いながら勝利したキャップフェラ、人気を背負って差のない5着だったルビーロットなどは要注意です。

枠の有利不利はそこまでなく、脚質はフラット。

先行勢も残るし後ろからの差しも直線距離が長いのでしっかり届くので、実力が出やすい競馬場だと思います。

過去4年結果

2024年

中団後方に控えて外から差し脚を伸ばしたロマンチックウォリアーが3連覇達成。ヒシイグアスは2着、ロマンチックウォリアーの前で競馬をし4角早めから外目を押し上げていった。前目も残るし後ろからも届くレースだった。

2023年

ロマンチックウォリアーが中団から早めに抜け出し完勝。

プログノーシスは最後方から馬群を縫いながら上がりましたが2着まで。外に持ち出せずスムーズに進路が取れなかった部分もあり着差以上にプログノーシスは強さを見せた。3着ドバイオナーの後方からで差しが決まった印象。

2022年

一団でレースを進め直線でよーいどん的な競馬。

ロマンチックウォリアーは中団から直線で抜け出し勝利、2着以降は混戦。

2着馬は3番手先行だが、3着馬は後ろからだったのでトラックバイアスはあまりなかったように感じる。

2021年

日本馬が上位を独占したレース。馬券内の3頭は中団から競馬をした。

小頭数だったのでごちゃ月が少なく、落ち着いたレースだった。

印一覧

◎タスティエーラ

〇プログノーシス

▲リバティアイランド

▲キャップフェラ

△エルヴェンセドール

☆ゴリアット

注エンスード

注ルビーロット

全頭分析

◎タスティエーラ

前走香港カップでロマンチックウォリアーの3着、その前の天皇賞秋でドウデュースの2着と強い相手と戦いながら安定した着順を近2走で残しているタスティエーラを本命とします。頭固定というよりは3連複の軸馬って感じでしょうか?

前走香港カップでタスティエーラに先着しているリバティアイランドと迷いましたが、近走のリバティアイランドを見ていると着順が安定しておらず、軸馬としては不向きかなと思いこちらを本命としました。

Dレーン騎手が前回に引き続き乗ってくれるのは心強いポイントだと思いますし、2度目の香港遠征となり陣営も前回より落ち着いているという旨の発言をしており、前走以上のパフォーマンスができる可能性があるのではないかと期待します。

オッズ的には日本ではリバティアイランドの方が人気を集めると思っているので、リバティアイランドが力を発揮できなかったパターンを想定して本馬を一番手に持ってくるのは馬券期待値的にはアリなのかな?と思いました。

最大出力で比べるとリバティアイランドに軍配が上がると思いますが…リバティアイランドが不発であればこの馬が勝ち負けだと思います。また、後述するプログノーシスも実力馬でこのレースでも過去に好走しています。

スタートがまともに出られればここで勝ち負けだと思っているのですが、いかんせんちゃんとスタート出られるかという不安要素も付きまとい、総合的に安定感が一番ありそうなのは本馬ではないか?という結論に至りました。

〇プログノーシス

ゲートボーイによりスタートがまともに出られることを期待して対抗評価としたいと思います。

日本のゲートよりも、海外のゲートは幅が広くゲートボーイもいるためスタートが切りやすい印象があります。プログノーシスは深刻な出遅れ癖があり、唯一直近のレースでスタート出られて好走したのがオーストラリア遠征だったコックスプレートでした。

ヴィアシスティーナとは着差を離されたものの、2着を確保したのは立派でした。

それ以降も日本では結果を出せていませんが、香港は再びゲートボーイがつくので、スタートがまともに出られれば能力的には十分ここで通用しても不思議ではありません。

実際、去年のQE2世カップ、一昨年のQE2世カップと2年連続でロマンチックウォリアーという怪物の2着に入っており、ロマンチックウォリアーさえいなければ連覇していたという成績の馬です。

今回そのロマンチックウォリアーに乗っていたマクドナルド騎手が騎乗することになります、マクドナルド騎手は世界トップクラスのジョッキーですので、この乗り替わりも前進する要素になるかもしれません。

香港でパフォーマンスを上げる馬、という意味では日本馬の中でトップだと思います。オッズ的にも、リバティアイランドとタスティエーラの方が人気になるのではないかと思っていますので、日本プールの割にはマシなオッズで買えるのではないかと思っています。

▲リバティアイランド

最大火力で考えたらこの馬がぶち抜く可能性も十分あると思うのですが、状態面の維持に苦労しているのか謎の凡走と好走を繰り返している感じで安定感がなく、なかなか扱いが難しい1頭だなという印象です。

ただ、個人的な印象ではそこまで洋芝でパフォーマンスを上げるタイプではなく、日本の高速馬場の方が好んでいるというか走りやすそうに見える部分があり、本質的にはそこまで海外遠征でパフォーマンスを上げるタイプの馬ではないんだろうと思います。逆に前述したプログノーシスは日本ではゲートが上手く出られない印象を受けるので、むしろゲートボーイがいる国で出走するとパフォーマンスを上げるタイプだと思うんですけどね。

ただ、適性云々ではなく基礎能力値が突出しているので力でねじ伏せる可能性も十分あると考えて対抗評価にしておきました。

ただ当日人気を集めると思うので、馬券的には取捨が難しい1頭になりそうです。

▲キャップフェラ

前走香港ダービーの勝ち馬。このレースを勝った馬のその後の好走率は高く香港中距離馬の登竜門的レースになっています。

キャップフェラの勝ち時計は優秀で、同距離で行われる香港カップと比較してもそん色ない数字。斤量も同じなので今回も時計的には足りていると判断しました。

ただ、香港ダービーではインの2列目4番手あたりで我慢し、直線再内に進路を見つけてうまく抜け出した形で、ギリギリ差し馬を交わしたような形のレースでスムーズでロスの無い競馬ができたからこそ…という部分もあり着順以上に強いか?と言われると微妙な気もしますが今回もゴリゴリのマークをされる対象にはならないと思いますし日本プールではそこまで人気にならないのではないかと私は踏んでいますので、オッズも含めての3番手評価です。

また、この馬はつい最近香港に移籍してきたオーストラリア馬。

1勝馬で香港ダービーしか勝ってないじゃん、と思われるかもしれませんがオーストラリア時代の2000m戦の戦績を見てみると、ローズヒルギニー3着、スプリングチャンピオンステークス2着とG1で馬券内を外しておらず、特にローズヒルギニーは非常にハイレベルな世代レースなのでここで好走している経歴を考えても前走はフロックではないと私は考えます。マイル以下ではパフォーマンスが著しく落ちる馬なので、一見馬柱は綺麗ではないのですが2000mのパフォーマンスに絞ってみてみると十分買える馬だと思います。

△エルヴェンセドール

豪州と一言で言っても、短距離主体のオーストラリアと中長距離主体のニュージーランドで実は傾向や層の厚さが異なります。

本馬はニュージーランド生産馬で、ニュージーランドのハイレベルな中距離戦線で勝ち抜いてきた強豪馬。現在G1を3連勝しており、リステッドレースも含めると目下4連勝中と勢いに乗っています。

ただ懸念点は初の香港遠征であることに加えて、これまでの実績を振り返ると重馬場をあえて狙って出走させているような戦績。

特に良績は重馬場で馬場がタフになったときが多く、香港のスピード馬場になったときにどうか?という心配はあります。

ただ、能力の絶対値は間違いなく高いですし、重馬場とはいえマイルG1を勝利している基礎スピードも持っています。最有力ではない気もしますが、この馬が上位進出する可能性は十分あるかもしれません。

基本日本馬が中心のオッズ形成にはなると思っているので馬柱で変に人気にならなければこの馬は穴馬になると思います。馬柱で変に好まれて人気になってしまった場合は逆に軽視してもいい1頭かもしれません。

☆ゴリアット

欧州中距離馬の中でもトップクラスの実力を持つ1頭です。

3走前のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは後の凱旋門賞馬ブルーストッキング、BCターフ等G1を勝ちまくっているレベルスロマンスらを抑えて勝利。

この1戦だけでも十分評価できる1頭です。

さらに、その後不良馬場のG2も勝利し幅の広さを見せ、その後挑んだジャパンカップでは日本の高速馬場にも対応して見せて僅差の6着に入りました。

着順以上に着差はないレースで、これも評価できる1戦だったと思います。

香港の方が日本よりはタフな馬場になりますので、ジャパンカップより前進を望むこともできると思います。ここまで言うともっと高い評価でいいと思われるかもしれません。

正直2400mであれば本命級の印にしていたかもしれませんが、距離短縮のみが気になる1頭なんですよね。

2000mは過去1度しか走っておらずそのレースはG3レースながら(2年前ですが)4着と取りこぼしています。

久々のレース+距離短縮となるとペースについていけるのか?という部分もあい、実力は認めますがここで狙いたいか?と言われると微妙な気もします。

後はジャパンカップで名前が売れているのに加えてレーティングも高い馬なので海外馬の割には人気を集めそうだなというのも評価を下げたポイントの1つです。

今回仮に凡走したとしても2400mに距離が伸びて日本馬と対戦する機会があればその時にまた狙ってみたい1頭ですね。

あとは余談ですがこの馬はかなりのケイハ。左後ろでしたかね?かなり特徴的な歩き方をする馬なのでこれで香港の獣医チェック通るのかな?という心配を勝手にしています。

注エンスード

前走の敗戦はさておき、2走前の香港ゴールドカップが優秀でした。

こちらがその香港ゴールドカップ。

ヴォイッジバブルには完敗といった内容ではありましたが4~5番手あたりで先行し最後の直線でしっかりと脚を伸ばしてレースができておりレースセンスの良さを感じる一戦でした。

特にヴォイッジバブルは香港のマイル~2000m戦において超トップ級の戦績。ロマンチックウォリアーやゴールデンシックスティなど超強豪馬にはさすがに一枚劣るものの、そのあたりの化け物クラスを除けばトップに君臨するはずだったポテンシャルを持っている1頭で、逆にこの馬と3馬身半ほどの2着にきた前走は評価できると思います。勝ち時計も2分0秒5と優秀でしたしね。

また、この馬は適性距離がおそらく1800m~2000mという狭いレンジで、これまで馬券内に入ったレースを拾っていくとデビュー直後の条件戦以外すべてこのレンジに収束します。

なので、前走チェアマンズトロフィーで8着に沈んでいるのですがこれは1600mのレースで適性外だったと考えれば過度に気にしなくてもいいと思うんですよね。

去年の香港ヴァーズでも4着入っていたことを考えるとこの馬も間違いなく実力はあります。G1未勝利馬ではありますが、侮れない1頭だと思います。

できれば30倍~50倍程度の人気薄になってほしいところです。

注ルビーロット

キャップフェラを評価するのであれば本馬も評価しておくべきだろう、というところで最後に注目馬として挙げさせていただきます。

予想の整合性敵にも、どちらか1頭を評価するならもう1頭も戦績的には拾っておくべきだと思います。

ルビーロットは香港4歳3冠競走の1つ香港クラシックカップ(L)を勝利している実績馬。

特にこのレースでは最後方で脚を溜めると馬群の外目から徐々にじわっと進出し、直線では一旦包まれて進路がなくなるも、大外ズドンで最後は前を行く馬を飲み込む競馬で着差以上に馬の実力はあると思えるレースでした。

また、結局その後の香港ダービーでは5着に敗れてしまうのですがレースぶりを見ていると追走がやや怪しい面もあったほかエンジンがかかるまでに時間がかかりそうな馬なので距離が2000mに伸びるのはプラスなのではないかと思いました。

香港ダービーでは追走は楽そうで前目で競馬できていたのですが直線を向いたときは前が壁だった部分もあったかもしれませんが、それにしてもモタモタした感じで、ギアが入るまで時間がかかってしまいました。

最後は脚を若干余しながら5着に来た感じでした。ただ勝ち馬との着差は0.3秒差なので大きく負けているわけではないですし、器用なタイプの馬ではないのでバッチリハマらないと馬券内は難しいかもしれませんが、実力的には馬券に絡んできてもおかしくない1頭だと思います。人気薄なら紐に入れて面白いかもしれません。40~50倍くらいほしいところです。

印をつけなかった馬たち

モーメンツインタイム

前走チェアマンズトロフィー3着は評価できますが、基本的にはマイルを中心に走っている馬で、距離延長の1戦となります。

2000m以上のレースは去年5月以来のおよそ1年ぶりとなり、能力的に足りているかも微妙な上に距離も不安があるとなるとさすがに拾いにくいですね。

地元香港馬の穴馬が来るパターンはたまにありますが、さすがにこの馬は不安要素が多いような印象を受けます。

ストレートアロン

何度か穴馬で狙ったことがあるのですが、一定の能力があるのは間違いないもののG1の一線級の相手関係になるともうワンパンチ足りない競馬が続いています。

掲示板内にはG1でなんども来ているのですが、なかなか馬券内までは食い込んできません。

今年2月の香港ゴールドカップは7着で、それならこの時2着のエンスードを拾いたくなりますし、去年12月の香港カップでもタスティエーラやリバティアイランドに先着を許して5着となっており、それなら日本馬優勢と考えるか、という感じ。

あと一歩足りないイメージで今回はロマンチックウォリアーがいないながら、日本馬のレベルの高いメンバーが出走してきており、5着どまりくらいかなあと思っています。

カリフ

この馬も悪くないのですがG1の一線級のメンバーになると一枚足りず、典型的なG2やG3では好走するけど大一番のG1、特にスピード型のG1では力が足りない印象です。

G1勝ちはあるのですがドイツの重馬場で行われたダルマイヤー大賞で2000mの芝レースで2:06:88の勝ち時計。これより今回は6秒ほど時計を詰める必要があり、今回求められる適性とは異なるレースであると言えると思います。

この時2着だったファンタスティックムーンはその後ジャパンカップに出走しましたがやはりスピード馬場に対応できず着外でした。

カリフの戦績を見直してもドバイターフ7着、香港カップ6着、ドバイシーマクラシック9着という戦績から見ると、スピードが求められる洋芝では通用していないように見え、さすがにここでも馬券内は厳しいのではないか?と思います。

告知

ジェイが馬の見方や競馬勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。

これまで3度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、さらに大狩部牧場さんとコラボでSunCity産駒の牝馬という素晴らしい3頭落札できました。

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入厩中が月1.2万円程度となっています。

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