今回はRSSで募集されている欧州からの導入馬、スターリーデザートを紹介させていただきます。
RSSには新規入会時に紹介キャンペーンがあります、私の記事やSNSなどをみて入会をご検討の方は是非私の紹介枠をご利用ください、その他質問などありましたらお気軽にXのDMなどでお寄せください!
スターリーデザート(Starry Desert)とは?
2yo:(30Mar22 br g)
Trainer:Mrs John Harrington (Last 14 days: 0-5, 0%)
Owner:Healthy Wood Co Limited
Sire:Sea The Moon (GER) (10.5f)
Dam:Etoile Filante (GB)
Dam’s Sire:So You Think (NZ) (11.4f)
Breeder:Healthy Wood Co Ltd
https://www.racingpost.com/profile/horse/5951621/starry-desert/form
スターリーデザートはイギリスで4走した2歳未勝利馬です。近親に同じ父を持つG1馬アルパインスターがいます。
4戦して2着と3着と着順は安定しており、過去の走りを見ると先行力がありレースセンスがありそうです。
相手関係的にも重賞で勝負できているような相手にも喰らい付いており、内容的には着順以上に評価できるといっても良いかもしれません。
後述しますが通常3歳以降にワンパンチ足りない馬が欧州から豪州に移籍するケースが多いような印象がありますが、本馬はキャリアの浅い2歳馬となります。
欧州馬は移籍時のレーティングが高いケースも多く、BMレースでは重いハンデに苦しむケースもありますが、本馬は未勝利馬なので未勝利戦(メイドン)からクラスを上げていけるのは強調ポイントでしょう。
マイネルレガシーやニシノクレセントなど日本からの移籍馬の活躍もめざましいRSSですが、これらも未勝利の状態で豪州へ輸入しています。
出走手当が薄く着順をしっかり拾う必要があるオーストラリア未勝利戦からレースを使えることでしっかりと賞金を確保できると馬主的にはありがたいですよね。
ちなみにRSSが関わる欧州からの移籍馬は2頭目のはずで、1頭目は私も共有していたエネイブルの半弟セントロイドでした。
セントロイドはすでに勝利を欧州であげており、高いレーティングと環境変化に順応できなかったのか、力を発揮できぬまま怪我により無念の引退となってしまいました。
北半球とは気候や季節が違うことなどもあり、コンディションが落ちてしまう馬もいるようです。
RSSとしてもこの時の経験を踏まえて選馬していると思いますし、あの時とは預託調教師のランクも全然違うので、期待度は大きいのではないかと考えています。
欧州⇨豪州移籍後の活躍ケース
今の豪州現役馬の中で、欧州移籍後最も活躍しているのはユーロンが購入し導入したヴィアシスティーナでしょう。
ヴィアシスティーナは2023年のプリティポリーステークス(G1)で勝利するなどの戦績を収めており欧州でも活躍していましたが、さらなる活躍の場を求めて2024年シーズンからオーストラリアに移籍しました。
移籍後はG1を7戦し5勝、2着1回ととんでもない活躍。プログノーシスも挑戦したコックスプレートでの勝ち方は衝撃的なものでした。
早熟短距離路線が馬産の中心となるオーストラリアで、このような中距離レース(豪州的にはステイヤーレース)で欧州からの移籍馬が活躍することは珍しいケースではありません。
むしろコックスプレートやメルボルンカップなどの大レースには豪州所属馬であっても実は欧州からの移籍馬というケースが多々あります。
欧州ですでにG1馬となっているヴィアシスティーナと今回のスターリーデザートを単純比較することはできませんが、まだ能力の底を見せていませんので、最高到達点としてはこういった舞台での活躍があるんだろうと思います。
スターリーデザートの期待ポイント
馬体と歩様
スターリーデザートの歩様を見るとまだ幼さを感じる馬体ではあるものの、捌きが柔らかくていかにも中距離で活躍できそうな動きに見えます。
背中の連動性も良さそうで、1歳馬と比べるのは適切ではないのですが、2歳馬としてでもこの動きであれば十分及第点だと思います。
まだまだ伸びしろがある馬だと思いますので、欧州の戦績から考えても、今後の活躍が期待できそうです。
経緯と厩舎
また、最も本馬のことを理解しているであろう元オーナーも継続でシェアを持つとのことなので、それだけ期待が持てると考えても良いのかなと思います。
預託されるCウォラー厩舎は、RSSメンバーの市川さんが勤めている厩舎で、NSWではトップ厩舎です。
https://www.racing.com/trainers/chris-waller
直近の勝率は13%、複勝率38%、G1勝利数171回。
日本とはG1のレース数が違うものの、すごい数字です。
血統
父シーザムーンは、2023年のドイツリーディングサイアーに輝いた種牡馬です。
シーザムーン産駒でオーストラリアに移籍した馬はこれまで18頭いて12頭が勝ち上がりと、なかなかフィットしている印象。
さらに、産駒成績を見ていると、マイル前後よりも2000m以上でこそ活躍しています。
本馬はまだこのレンジでのレースを使っていませんから、距離を伸ばすことでさらにパフォーマンスが上がる可能性はあるのではないかと思います。
https://www.arion.co.nz/StallionsRoster/StallionsRosterDisplay.aspx?Id=423255&Page=1
また、本馬の半姉となるスターリーヘヴンズは4歳馬で16戦3勝、ステークス勝ちもあるブラックタイプでかなりの競走能力を示しています。
母の活力も魅力と言えるでしょう。
https://www.racingpost.com/profile/horse/4377598/starry-heavens/form
そして母型を語る上で外せないので、前出のアルパインスター。
コロネーションSを制し、フランスオークス2着だった実力馬です。
同じ父を持つアルパインスターの活躍は、本馬の活躍を予感させますね。
https://world.jra-van.jp/db/horse/H1000158/#horse–result
おわりに
本馬は正直かなり興味があります。
1口2.5%で30万円弱という値段は決して安くはありませんし、Cウォラー厩舎なので月の維持費も高めに設定されています。
ただ、輸送疲れをケアし最初はじっくりいくにしても、アクシデントがなければおそらく半年以内にレースには使えるでしょうし、新馬と比べると育成を待つ期間と費用がないのはいいですよね。
年末に地方共有馬のデビューも控えていますし、その馬がちゃんと金銭的に自走できそうであれば改めて考えようかなと思っているところです。
それまで残口があればいいんですけどね…。
この記事を見た新規会員の皆さんが、ジェイの紹介でたくさん入会してくださったら、紹介ボーナスが入るのでそれでなんとかできるかも…?しれませんが(笑)
紹介ボーナスは入会される方にも特典がありますので、是非ご活用くださいね。
現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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