
私も会員のシルクホースクラブ2025年第二回追加募集について検討していきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井新馬勝ち)出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(オープン)ベストミーエヴァー(スイートピーS3着)などです。
血統(父)
Cairo Prince基本情報
生年: 2011年2月17日
性別: 牡馬
毛色: 芦毛
産地: 米国産
父: Pioneerof the Nile(Empire Maker産駒、American Pharoahの父としても有名)
母: Holy Bubbette(Holy Bull産駒)
調教師: Kiaran McLaughlin(米国)
競走成績
戦績: 5戦3勝(北米)
主な勝利:
ホーリーブルステークス(Holy Bull Stakes, G2): 2014年、ダート8.5Fで勝利。
総賞金: 約56万ドル(日本円換算で約6,000万円、為替レートによる)
特徴: 2歳から3歳にかけて活躍し、早熟なスピードとダート適性を示しました。ケンタッキーダービーの有力候補と目されましたが、怪我により早期引退。
種牡馬としてのキャリア
Cairo Princeは2014年に競走馬を引退後、ケンタッキー州のAirdrie Studで種牡馬として供用されています。種牡馬としての評価は徐々に高まり、北米で安定した産駒成績を誇ります。
初年度供用: 2015年
種付け料: 2025年時点で約2万5,000ドル(約375万円、為替レートによる)。過去には1万ドルからスタートし、成功に伴い上昇
主な産駒(北米):
Kiss Today Goodbye: 2020年サンアントニオS(G2)優勝
New and Improved: 2019年サンズポイントS(G2)優勝
Cairo Memories: 2022年ハニムーンS(G3)優勝
Cairo Consort: 2023年スイーテストチャントS(G3)優勝
Dean Martini: ステークス競走で活躍
日本での産駒成績:中央では5頭が出走し2頭が勝ち上がり。最も活躍した産駒はモンペルデュ(抹消済み・オープン)
産駒の特徴:主にダートで活躍する産駒が多い。早熟傾向があり、2歳から3歳戦で結果を出す馬が多い。
日本での産駒はダート短距離で主に活躍。北米の産駒は604頭中434頭が勝ち上がりと高い打率を誇る。安打製造機型の種牡馬と言えるか。
血統背景
父Pioneerof the Nile:
アメリカンファラオ(2015年米国三冠馬)の父であり、北米で影響力のある種牡馬。
エンパイアメーカー経由でMr. Prospector系のスピードとスタミナを伝える。
母Holy Bubbette:
Holy Bull(1994年米年度代表馬)の産駒で、ダート適性とパワーをCairo Princeに伝えた。
血統の特徴:
Northern Dancer系(5代遡ると影響あり)やMr. Prospector系の血を併せ持ち、現代北米競馬に適したバランスの良い血統。
日本ではAmerican Pharoahの成功とモンペルデュの活躍から、Cairo Princeの血統も日本適性が期待されるという声もある。
一方、本国の北米も含めてG1級のビッグネーム産駒はおらず、全体的に小粒なイメージはある。
活躍産駒5頭と主な戦績
以下は、Cairo Princeの代表的な産駒5頭とその主な戦績です。選定は重賞勝利やステークスでの活躍を基準にしました。
- Kiss Today Goodbye(2017年生、牡馬)
- 母: Youtookmebysurprise(Grand Slam)
- 主な戦績:
- 2020年 サンアントニオS(G2): サンタアニタ、ダート8.5F、1着。
- 総賞金: 約36万ドル(約5,400万円、為替レートによる)。
- ステークスレベルで堅実な活躍を見せ、ダート中距離で強さを発揮。
- 特徴: 3歳時にG2を制し、Cairo Prince産駒の早熟性とダート適性を体現。
- New and Improved(2016年生、牝馬)
- 母: Perfectly Candid(Perfect Soul)
- 主な戦績:
- 2019年 サンズポイントS(G2): ベルモントパーク、芝9F、1着。
- 総賞金: 約20万ドル(約3,000万円)。
- 芝での重賞勝利はCairo Prince産駒の汎用性を示す。
- 特徴: 芝適性が高く、Cairo Princeの産駒がダート以外でも成功する例。
- Cairo Memories(2019年生、牝馬)
- 母: Incarnate(Distorted Humor)
- 主な戦績:
- 2022年 ハニムーンS(G3): サンタアニタ、芝9F、1着。
- 総賞金: 約25万ドル(約3,750万円)。
- 2歳時からステークスで活躍し、芝での安定感が光る。
- 特徴: 芝での成功例で、母系のスピードがCairo Princeのスタミナとマッチ。
- Cairo Consort(2020年生、牝馬)
- 母: Absolutely Awesome(Street Cry)
- 主な戦績:
- 2023年 スイーテストチャントS(G3): ガルフストリームパーク、芝8.5F、1着。
- 総賞金: 約18万ドル(約2,700万円)。
- 芝の中距離で活躍し、堅実な競走成績。
- 特徴: 母系にMr. Prospectorの影響があり、スピードと持続力がバランス。
- Dean Martini(2017年生、牡馬)
- 母: Lady Tapestry(Tapit)
- 主な戦績:
- 2020年 オハイオダービー(G3): サンダウンパーク、ダート9F、1着。
- 総賞金: 約30万ドル(約4,500万円)。
- ダート中距離でのパワフルな走りが特徴。
- 特徴: Tapitの母系との配合で、Cairo Princeの力強い産駒を象徴。
戦績から導き出されるニックス血統
Cairo Princeの産駒の成功パターンを分析し、相性の良い母系血統(ニックス)を以下にまとめます。Cairo PrinceはPioneerof the Nile(Mr. Prospector系)×Holy Bull(Great Above系)の血統で、スピードとパワーを併せ持つ。母系との配合で以下の傾向が見られます。
1. Mr. Prospector系との相性
- 代表例: Cairo Consort(母父Street Cry)、Cairo Memories(母父Distorted Humor)
- 分析:
- Mr. Prospector系は北米で主流のスピード血統。Cairo Princeのスタミナとパワーに、母系の鋭い切れ味が加わる。
- Street CryやDistorted Humorは芝・ダート両方で実績があり、Cairo Prince産駒の汎用性を引き出す。
- ニックスポイント: Mr. Prospector系のスピードが、Cairo Princeの持続力とバランスし、芝やダートの中距離で活躍馬を輩出。
- 例: Cairo Consortの母Absolutely AwesomeはStreet Cry経由でMr. Prospectorの影響が強く、芝8.5Fで成功。
2. Tapit系との相性
- 代表例: Dean Martini(母父Tapit)
- 分析:
- Tapitは北米でトップクラスの種牡馬で、ダートでのパワーとスタミナを伝える。
- Cairo PrinceのMr. Prospector系スピードとTapitのパワーが融合し、ダート中距離(9F前後)で強い産駒を生む。
- ニックスポイント: Tapitの母系はCairo Princeの早熟性を補強し、G3級のダート重賞で結果を出す。
- 例: Dean MartiniはオハイオダービーでTapitの底力を発揮。
3. Sadler’s Wells系との相性
- 代表例: New and Improved(母父Perfect Soul)
- 分析:
- Sadler’s Wells系(Perfect Soul経由)は芝適性とスタミナを強化。
- Cairo Princeのダート寄りの血統に、Sadler’s Wellsの柔軟性が加わり、芝の中距離で成功する産駒を生む。
- ニックスポイント: 北米では芝競馬が限られるが、Sadler’s Wells系との配合は芝重賞での可能性を広げる。
- 例: New and ImprovedはサンズポイントS(芝9F)で勝利し、Cairo Princeの芝適性を証明。
4. Storm Cat系との相性
- 代表例: Kiss Today Goodbye(母父Grand Slam)
- 分析:
- Storm Cat系(Grand Slam経由)はスピードと早熟性を強化。
- Cairo Princeのやや重厚な血統に、Storm Catの軽快さが加わり、2歳〜3歳のダート戦で活躍。
- ニックスポイント: Storm Cat系の母系は、Cairo Prince産駒の早熟性を引き出し、ダート8〜9Fで結果を出す。
- 例: Kiss Today Goodbyeは3歳時のサンアントニオS(G2)で勝利。
5. Northern Dancer系の間接的影響
- 代表例: 複数産駒に影響(母系経由でNorthern Dancerの血)
- 分析:
- Cairo Prince自身の血統にはNorthern Dancerの影響が薄いが、母系にNorthern Dancer系(特にStorm CatやSadler’s Wells経由)を持つ配合で成功例が多い。
- Northern Dancerの柔軟性が、Cairo PrinceのMr. Prospector系パワーと調和し、芝・ダート両方でバランスの取れた産駒を生む。
- ニックスポイント: Northern Dancer系は間接的にCairo Prince産駒の適応力を高める。
ニックス血統の総括
Cairo Princeのニックス血統は以下の通り整理できます:
- 最優先: Mr. Prospector系(Street Cry、Distorted Humorなど)
- 芝・ダート両方で成功し、スピードと持続力のバランスが良い。
- 好相性: Tapit系
- ダート中距離でのパワー型産駒を輩出し、重賞級の活躍。
- 注目: Sadler’s Wells系
- 芝適性を引き出し、北米の芝重賞や国際競馬での可能性。
- 安定: Storm Cat系
- 早熟性とダート適性を強化し、2歳〜3歳戦で結果。
- 補強: Northern Dancer系(間接的)
- 母系にNorthern Dancerの血があると、産駒の汎用性が高まる。
血統(母)
母アロットオブファブリックは1戦未勝利、未入着です。
産駒は4頭産まれていて、3頭がレース可能な年齢、2頭が出走し1頭が勝ち上がっています。
母産駒は今の所ぼちぼちというところです。2代母からは日本の地方で複数勝利を挙げたコスモスターがでています。
アメリカのセリのカタログに獲得賞金が書かれていて、一瞬すごい金額を稼いでいるのか?と思いましたが円表記でした、他はドル表記なのですが…。
2代母までは正直パッとしない感じですが3代母まで遡るとすごいです。TROLLEY SONGからは北米のトップサイアーであるアンブライドルズソングが出ており、ここまで遡ると大変魅力的に見えます。
ただ、2代母以降そこまでの大物は出ていないので、この母産駒までその活力が受け継がれているのかは冷静に見極める必要がありそうです。
馬体・歩様
https://obssales.com/catalog/#/142/hip/724?refUrl=results&gallery=walk-video
セリ時点の歩様を見てみると、ややトモの容量が小さいというか、斜尻のようにみえて気になりますね。
芝馬でキレるタイプの牝馬ならこういう形でもいいのかもしれませんが、牡馬かつ、ダート短距離になるかもしれないと考えるとどうなのかな?という気もします。僕はもう少しバーンとしたトモが好みですね、この辺りは好みの問題もあると思いますが。
父産駒は北米では芝馬も出ているので芝なのでしょうかね?しかし、芝馬と考えると少し可動域が狭い気もします、動きが若干硬めに映るというか。
やはりダート1200~1400mくらいかな?という気もしますね。前脚の動かし方を見てもちょっと硬そうでピッチ気味な感じがしますし、あまり距離は持たないタイプなのかな?という気がしました。
飛節はまずまず安定しています、前脚は左前がやや気になりましたね、2歳馬なので1歳馬ほど気にしなくてもいいかもしれませんが…。
引き手に体重を預けていることでこう見えているのかもしれませんが、少し気になりましたね。
ギャロップを見ると、タイムはいいですしやはりピッチ気味ではありますが脚の回転が早くトップスピードはありそうですね。北米馬らしく小回りコースの1400mくらいまでのダートコースかなぁ?という気がしました。場合によってはダートスプリント路線かもしれませんね?
個人的には歩様やギャロップはサンダリングスカイの23の方が好みです。
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ジェイが馬の見方や競馬勉強する過程で、大変お世話になったオーストラリアのNSW州の中條大輝調教師と、馬の見方についてや 競馬について勉強していく会員制コミュニティ「JJ Racing Club」をDMMオンラインサロンさんにて運営中です。
これまで3度サロンメンバーの皆様とセリに参加しており、モアナとターボ、さらに大狩部牧場さんとコラボでSunCity産駒の牝馬という素晴らしい3頭落札できました。
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直接調教師に質問をぶつけられる他、レース回顧で調教師やジョッキーの心理について勉強するなど大変会員の皆様の満足度が高く評判が良い交流会となっています。
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