
私も会員のシルクHC2025年募集馬全頭分析記事を投稿していきます。
見解は全てジェイの私見であり、結果を保証するものではありません。出資は自己責任でお願いいたします。
ジェイの主な共有馬はトゥルーフェアリー(G1ATCオークス・G1ヴァイナリースタッドS出走)リッチシャンパン(豪4勝)ドーンエクスプレス(川崎2勝)リレーションハート(門別・大井各1勝)ハッピーゲート(大井2勝)一口出資馬は、ロードヴァレンチ(オープン)ミスティックロア(オープン)マックアルイーン(3勝C/OP3着)ベストミーエヴァー(LスイートピーS3着)などです。
11 ビオグラフィーの24
牡 2/14 90,000 円 栗田徹 153.0 176.0 19.5 439
モーリス産駒の牡馬勝ち上がり率は49%とキタサンブラックやキズナに次いで良いスタッツ。重賞勝馬出現率も4.4%と高いです。モーリスの父スクリーンヒーロー、遡ってはロベルトもコルトサイアーでその傾向をモーリスも受け継いでいると言えるでしょう。
母父ロードカナロアとの配合では勝ち上がり率20%と低調ですがサンプル5頭なので参考程度。母父キンカメ系に拡大すると勝ち上がり率は44%と高い水準になるため、配合相性は悪くないと思います。
母は中央5勝馬、本馬は初仔です。
モーリス産駒はコツコツ歩く馬が多いですが、本馬もやや硬めなところもありますが、モーリス産駒にしては見栄えする歩き方というか、踏み込みが力強くてスムーズに歩けているように思います。
可動域がそこまで広くないなりにキビキビ動いており、背中も少し硬いですが一定のバネ感は感じますね。
脚向きは右前が少し外向で気になりますが、大型馬でもないのでこのくらいは流してもいいかな?と思います。
飛節安定感は良い感じですね、全体的に良い馬だと思います。初仔なのでややトモの水っぽいゆるさを感じ物足りない部分もありますが、成長してここが変わってくれば非常に面白い1頭になりそうです。
私は実績がないので一般では厳しそうな気もしますが、実績ボーダーが足りそうなら★申し込みを検討する1頭になりそうです。
12 ムーンライトナイトの24
牡 3/10 70,000 円 小手川準 149.5 165.0 19.9 411
モーリス産駒の牡馬勝ち上がり率は49%とキタサンブラックやキズナに次いで良いスタッツ。重賞勝馬出現率も4.4%と高いです。モーリスの父スクリーンヒーロー、遡ってはロベルトもコルトサイアーでその傾向をモーリスも受け継いでいると言えるでしょう。
母父ステイゴールドとの配合では勝ち上がり率43%と水準以上の成績です。
ただ、母父ステゴはサイズが小さくなる傾向がありそれをモーリスのどっしりとした体型で打ち消しているのかな?という気もするのですが、本馬は体高が低く、馬体重が突出して軽いわけではないですが胸も浅いですしステゴの悪いところが出ているような印象を受けます。
歩様はスムーズに歩けていますが小さい馬なので動かしやすいという部分もあると思います、力感はあまり感じませんね。ただトモは非力に映り、力はあまり感じません。
また、腰が細く全体的に線が細いように見えるので、ここがどこまで成長するかだと思いますね。
モーリス産駒は成長力がありますからね。
前脚は割と綺麗だと思いました、飛節はまずまず安定していますが小型馬なので割引き気味に見える必要があるとは思います。
13 シーブルックの24
メス 1/30 100,000 円 田中博康 157.0 186.5 20.2 484
モーリス産駒の牝馬勝ち上がり率は32%で牡馬の49%と比べると物足りない数字です。モーリスの父スクリーンヒーロー、遡ってはロベルトもコルトサイアーでその傾向をモーリスも受け継いでいると言えるでしょう。
母父デインヒル系では勝ち上がり率69%と凄まじい数字、当初低かったのですがオーストラリアでこの配合の馬が走りまくっていたのでいずれこれは日本でも上がるだろうと話していたのですがようやく数字がついてきましたね。
同配合の主な活躍馬はダノンマッキンリーです。
母はシャンペンS勝ち馬の豪州血統のNZ馬。母産駒で出走済みは未勝利馬が1頭ですが2着が2回と力はあったと思います。
配合的には狙いたい1頭だったのですが牝馬に出ているのが残念ですね。
歩様を見ると胸が深く、オーストラリアの馬みたいですね(笑)歩きはトボトボして見えるかもしれませんが、モーリス産駒の典型的な歩き方で他の血統馬と比べると割り引かなくて良いというか、モーリスらしい産駒だなという印象です。
若干手先が重そうな感じもありますが、サイズはしっかりしていますしパワーがありそうでタフな馬場で強そうですね。
前脚は左前が内向しており右前も若干内向気味、モデルウォーク系でこのサイズでこの脚付きだとちょっと心配ですね。
飛節はグラグラしていて安定感はあまりないですね。サイズ感や配合など魅力はあるものの…という感じです。
14 ラストプリマドンナの24
牡 3/3 70,000 円 和田正一郎 158.0 176.0 21.3 487
ドレフォン産駒の牡馬勝ち上がり率は52%と非常に高い数値です。
今年の2歳馬も好調ですしドレフォン産駒はそこまで人気も高くない気がするので狙い目の種牡馬と言えると思います。
母父ダイワメジャーの配合では63%が勝ち上がりと非常に高い値をマーク。
シルク所属馬シークレットキーが同型の配合で中央3勝しています。
初仔の半姉は3歳で未勝利戦勝ち上がりは厳しそうな戦績ですが、2代母はオークス馬シルクプリマドンナですし、まだまだ期待値はあると思います。
馬体サイズもバッチリですし、値段もお手頃で良い感じですね。
一昨年のユキチャンパターンがあるのでドレフォン産駒で歩きがいい馬が絶対走るかと言われると自信はないのですが、歩様のバネ感や背中の連動性、推進力は魅力的に見えますね。
可動域もしっかりありますし、私の好きなダート中距離タイプに見えますね。
前脚は右前が内向気味でしょうか?角度の問題かもしれませんが少し大型馬ですし気になりました。
飛節は安定していて良いですね、前脚の内向は少し気になりますが普通に良い馬だと思います。
心配なのは今戦績的に厳しくなっている半姉の募集動画を見ましたがその時の歩様は本馬より薄く見え力感がなく見えたものの、とはいえ柔らかさなどは水準以上のものがありすごく悪く見えたわけでもなかったんですよね。そこが少し心配なところではあります。
厩舎母を管理した和田厩舎、シルクからはテルツェットなどが預託されており募集価格帯が安い割に46%を勝ち上がらせており、相性は悪くなさそうですね。
15 ルシルクの24
メス 3/1 50,000 円 新規開業 154.0 175.0 19.6 422
半姉ソワドリヨンは出資馬です、母は高齢になってきていますが晩年も活躍馬を出していますし、ソワドリヨンも2勝Cまで上がっていますから悪くない成績だと思います。母高齢だけで切ってしまうのはもったいないと思いますね。
アドマイヤマーズ産駒牝馬の勝ち上がり率は27%と低い数値なのですが、重賞馬出現率は牝馬の方が高くフィリーサイアーと言われることもあります。
母父Dynaformerで出走した産駒はいませんが、父ダイワメジャーで母父Dynaformerの配合ではシルク馬で半姉のクードラパン(4勝)が出ています。
現状馬体重が少し小さいですが胸の深さはありますし体高もすごく低いわけではないのでなんとか450~60kgくらいに成長してくれたらと願うばかりですね。
サイズが小さいのでだからこそ綺麗に動ける部分もあるかもしれませんが、それにしても歩様は踏み込みに深さがあり、アドマイヤマーズ産駒にしては綺麗な歩き方をしていると思います。栗毛なので筋肉が良く見える部分もあるかもしれませんが、サイズアップしてくれれば面白い1頭になるのではないでしょうか?前脚の出もいいですしね。
前脚はやや外弧気味ですが大型馬ではないですし、X脚気味でもあって正直綺麗ではないんですが…これをどう考えるかですね。飛節安定感は普通くらいかなと思います。安定して見えますが小型馬なのでカチッと見える馬は多いと思います。
全体的に悪くない1頭ですし人気が現状ないのでこのままの状態で一般で拾えそうであれば、検討したい1頭かなと思いますね。
新規開業厩舎ですし、お試し扱いされてる感は否めませんが、この価格帯であれば一考だと思います。サイズが小さいのがネックなので見学ツアーの時にどのくらい増えているかも要チェックですね。
16 モルジアナの24
牡 1/31 70,000 円 森一誠 150.0 178.5 20.0 463
クラブの新種牡馬サリオス産駒です。
モルジアナ産駒はどの産駒もトモがガッチリとしていて、これは母由来の部分もあるんだと思います。
ここまで母産駒の出走馬は4頭が2頭が中央勝ち上がり、最高到達点は2勝Cとトモの迫力の割に大物は出ていないような印象も受けますが、悪くはない値だと思います。
サイズは背が低くむっちりとしていて、スプリンター寄りのフォルム。
歩様を見るとのっそりとしていて首も太くて短くて喉が大丈夫か?と思うほどの立派さです。
サリオス産駒らしいと言えばそうなのかもしれませんが、マルチビュー機能を使ってサリオスの募集時点と並べてみたところサリオスの方が圧倒的に推進力のある歩きをしていて、自分のイメージの古馬のサリオスと1歳時点のサリオスの違いにも驚きました。
やや重そうな動きに見え、サリオス産駒はこれでいい!という前例があれば狙ってもいいのかもしれませんが、どのかたちが当たりかわからない中でのっそり感のある馬がここまで人気になるのは正直意外です。
サイズはしっかりありますしパワーは間違い無くありそうなので勝ち上がりくらいならいけるのかもしれませんが…これがどの程度の馬になるのかは注視したいと思います。
前脚は左前内向気味、飛節は大型馬なので仕方ない部分もあるでしょうがグラグラしていますね。
個人的に好みのタイプの馬ではないですし、身内の検討会ではあんまり…というジャッジをした記憶がありますが百戦錬磨のシルク会員から人気を集めているようですしどういう結果になるか注目したいと思います。
17 ギルデッドミラーの24
牡 3/6 140,000 円 黒岩陽一 152.0 175.5 19.7 446
2世代目のクリソベリル産駒です、まだ産駒がほぼデビューしていないのでジャッジするのが難しいですね。
母ギルデッドミラーは武蔵野S勝ち馬の重賞馬。
本馬は初仔になります。
サイズ感は中型で背は少し低いですが、現時点のサイズとしては十分だと言えると思います。
見た目は派手な栗毛でグッドルッキングホースと言えるかもしれません。歩様を見ると、少し硬さは感じるものの、ダート馬だと考えればこのくらいカチッとしていても私は問題ないと思いますし逆に芝の中距離馬くらい柔らかいとどっちつかずになるケースもあるのでこのくらいでいいと思います。
初仔らしくゆるさは感じますし、栗毛の割にトモの筋肉のカットが見えにくく、成長待ち感はありますが、返しの強さはあるので悪くはないと思います。
前脚は左前が気になりますね、3ステップ目くらいは外弧気味なのですが、それよりも脚自体は内向きに刺さるようについていて、蹄は外向しているかたちが気になります。球節に負担がかかりやすい形状だと私は考えていますのでここは気になりました。
飛節は左は安定していますが右が緩い気がしました。
横からの歩様は悪くないと思うのですが前や左右差など気になるポイントもある1頭ですね。
18 ロッテンマイヤーの24
メス 1/26 120,000 円 森一誠 158.0 180.0 20.8 478
2世代目のクリソベリル産駒です、まだ産駒がほぼデビューしていないのでジャッジするのが難しいですね。
半姉は桜花賞馬エンブロイダリー。父はアドマイヤマーズで、本馬とはタイプが違うのですが母の活力という意味ではトップクラスだと思います。
牝馬に出ているのでこの値段になっていると思います、ダート牝馬としては高いと思いますが、G1馬の下と考えたらまあこのくらいかな?という印象です。
横から見た印象はダート馬にしては柔らかさがあり、後脚の可動域もありますね。
若干トモが流れ気味にも見えますが、ダートの中距離路線ではサイズもしっかりありますし無難に活躍してくれそうな気もします。
前脚は過度に気にならず、右前外弧ですが軸内に収まっているので私は気にしません。
飛節安定感もまずまずいいですね。
右トモに比べて左トモが弱い感じも受けるのですが、推進力は感じますし高いなりにいい馬だなとは思います。
あとは父がどれだけのポテンシャルを持っているかですね、場合によってはOP以上の活躍をしてもおかしくない1頭だと思います。
19 シャクンタラーの24
牡 4/9 60,000 円 斎藤誠 154.5 175.0 20.5 475
去年あたりからリオンディーズ産駒がノーザンで推されている気がします、今年も複数ラインナップされていますね。
リオンディーズ産駒牡馬の勝ち上がり率は35%です。重賞馬出現率は2.7%と平均より高めですね。
母父ゼンノロブロイとの配合では勝ち上がり率24%と低調です。
母産駒は4頭が出走し現状中央勝ち上がりはなしと厳しい繁殖成績です。ちょっとノーザン系クラブでこの手の馬に出資するのは勿体無いような気もします。
つけられている種馬はエピファネイアやハービンジャー、ドレフォンなど悪くないですので、ちょっと物足りない印象です、母の繁殖成績の割に本馬も安くもないですしね。
歩様を見るとシーザリオらしいコツコツした感じはあるのですが、サイズの割に腰やトモが薄く見えるというか、もう少し後輪駆動で歩ける感じがあってもいいのでは?という印象を受けました。
こういう馬でも走る馬は走りますが、打率は低い印象です。
前脚は左前が若干オフセット気味というか、少し違和感を感じました。
飛節安定感はまずまずですね、こういう馬からも活躍馬が出るのが競馬の難しいところですがなかなかこれは評価するのは現状の僕の力量では難しいかもしれません。
20 スナッチマインドの24
メス 4/29 60,000 円 武市康男 154.0 164.0 19.0 390
リオンディーズ産駒牝馬の勝ち上がり率は24%と低調です。
母父ディープインパクトの配合では30%が勝ち上がりとリオンディーズ産駒としては可もなく不可もなくという数値です。
母産駒は出走馬4頭のうち3頭が勝ち上がり2頭が複数勝利、うち1頭がフェアリーSで2着のメイクアスナッチで母の活力はなかなか高そうです。
また、メイクアスナッチはルーラーシップ産駒で、大雑把な括りではありますが同じキンカメ系の種牡馬。これまでもキンカメ系の種牡馬がつけられているケースが多く狙って配合されているのかなという印象を受けますね。
4月末生まれなのでまだこれから伸びると思いますが現状390kgと小さめなのは気になるところです。
胸も浅いですし脚も細めなのでそこまで大きくならないのかもしれませんね。
歩様を見ても非力さが目立ち、トモの容量も小さく見えます。
前脚は外弧ですね、ちょっと軸を外れるくらい出ているように見えますが筋力がついてきたら変わってくるかもしれません。また、前脚オフセット気味に見えますね。
飛節安定感は普通くらいでしょうか?成長待ちの1頭かなという気がします。

現役地方&海外馬主・競馬ライター
登録者5000人超え&累計再生250万回超えの一口馬主YouTuber。豪州競馬会員制コミュニティJJ Racing Club 共同代表。社会人1年目から一口馬主を始め、キャロット・シルク・ノルマン・ロード・DMMバヌーシーの5クラブに入会。地方個人共有とRSS や中條厩舎の豪州共有に加え北米MRHでマイクロシェアを行う。血統スタッツや馬体・歩様を重視していて代表馬はトゥルーフェアリー、ロードヴァレンチ、ミスティックロア等。
—最近の私––
Bluetoothでスマホと接続可能なスピーカー。重低音がとても強調されるので洋楽やアップテンポな曲が好きな私のお気に入り。防水機能つきなのでお風呂に持ち込んで音楽を聴きながら本を読むのが毎日の楽しみ。
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